運命の果てまで

テイルズ(V/G/A/S-R/D)・FF・Dグレなど、ゲームやマンガに好き勝手萌える腐ログ

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すれ違う為のココロ

レイユリの原稿取り敢えず最後まで書いたー!
推敲しなきゃいけないだらけだけど取り敢えず終わり!
約70Pだった。 レイアウトしたら奥付け表紙込みで82Pだった…。
もうエロはいい。(後半も10P以上喘いでいるのは内緒だ)

自分のeroは萌えないことこの上ないんだけど、
素直にユーリを喘がしてみたシーンは何か興奮した。
ユーリが啼くと幸せ気分になります。すみません。

次はユリレイ改稿!
夏合わせの合同用レイユリも書き始めないと
あとサイトの更新も何とかしたい。

な訳で、リハビリ兼ねてレイユリSSS


 
 夜中に、目が覚めた。
 以前なら狭いベッドに自分一人、そう遠くない位置に少し汚れた壁、が変わらない光景としてあった。別にそのことを嫌だと思ったこともない。一人で過ごす夜を怖がるほど子供ではなく、一人でいることに寂しさを感じるほど年もとっていなかった。
 けれどいつからだろうか。
 目の前、手が届くぐらいの位置、同じように寝転がっている姿。
 閉じられた瞼、自分よりも浅黒い肌、自分よりも小さいのに筋肉質な身体、シーツの上に投げ出されている節の太い指、束ねを解かれている髪、胡散臭い冗談も言わず閉じられたままの唇。
 ゆっくりと手を伸ばし、指に触れ、絡める。指切りをするように。
 眠っている時の体温は少し高いが、それでも自分より低い温度。
 短めの指は、けれど指先はユーリよりも硬い。ほんの少しだけ。
 そんな些細なことが気にかかる――いや、そんな些細なことに気づく自分に、苦笑を浮かべた。これではまるで恋をしている少女のようではないか。
 願いを呟かずに、指を離した。
 この関係は別にそんなものではないはずだ。
 そんなことは互いに合意の上のはずだ。
 だから余計な詮索はしないし、距離を近づけようとも思わない。だからレイヴンが行為の最中でも衣服を脱ごうとしないことを不思議に思っても、それを口にすることはないし、態度に表すこともしないのだ。
 互いに踏み込まないことは、暗黙の了解がなされているのだから。
 寝返りを打って壁へと身体を向けると、下町の部屋の空気を思い出しながら、静かに瞼を下ろした。


 隣の呼吸が再び眠りを示したのを確認して、目を開けた。
 視線の先には白いシーツの上に乱れる長い黒髪、黒髪の隙間から零れ見える白いうなじ、艶やかな曲線を描く肩から腰のライン、そして少し丸まるように曲げられている何も纏わぬ両脚。
 枕の下の小刀を握っていた手を離した。
 もしユーリが身体に、誤魔化しようのない左胸に触れてきたら、即座に引き抜いて喉元を裂いていただろう。今秘密を知られる訳にはいかない。口を封じることに躊躇いなどないし、実際今までそうしてきた。慣れた行動だ。
 だが掌は、冷たいのに不自然に汗ばんでいた。
 緊張していたというよりは、自分らしからぬ願いを抱いていたからだ。触れないで欲しいと。気づかないで欲しいと。殺させないで欲しいと。――不毛な願いを。
 寝息で微かに上下している背に触れようとした。だが細い髪が指先に触れたところで、止めた。
 手入れをしているところなど一度も見たことがないのに艶やかな黒髪は、先ほどの情事の後を感じさせることなくさらりと流れていて、妙に拒まれているような錯覚を覚えたのだ。
 苦笑するしかない。遠慮もせずに自分の欲望を叩きつけていたというのに。
 つい先ほどまで命を奪うための小刀を握っていたというのに。
 たかが触れることに躊躇う理由など、あるはずもないのに。
 今はいい。今はまだいい。
 まだ殺さなくていいし。まだこのまま共に旅をしていていい。
 それは慰めにもならない、裏切りの為への助走にしか過ぎないのだけれども、今はそのことに気づかない振りをしていたい。
 まだ温もりが残っている気がする、けれどももう冷たくなってしまった指にそっと唇を押し当てて、ユーリに背を向けてから瞼を下ろした。
 眠れる気配など、まったくなかったけれども。


両片想い、が好きです。
裏切りまでは完全な片想いで、復帰後やや歩み寄った片想い、とか好きです。
いや、両想いでもいいんですけど、その場合ユーリがかなりのツンになります。
好きなくせにキスするより殴る回数の方が多いとかね。

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