運命の果てまで

テイルズ(V/G/A/S-R/D)・FF・Dグレなど、ゲームやマンガに好き勝手萌える腐ログ

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おっさんの受難はデフォ

サーティー○ン行ったら、
ダブルを頼むとトリプルになるチャレンジキャンペーンやってた。
三種類のアイス美味しいよ、三種類のアイス。

ベリーベリーストロベリー
バナナアンドストロベリー
ツインベリーチーズケーキ
フルーツシャワーシャーベット
マンゴタンゴ
オレンジパッションフルーツソルベ

どれも美味しくて大変満足でした。
え?六種類あるって?
↓つまりこういうことですよ。

レイユリ……なのかな?


 
「何でおっさんがこんな所に付き合わされてるか、聞いても良いわよね?」
「聞くのはかまわねーが、最後までちゃんと付き合えよ」
「……おっさんに拒否権はないのね」
 がっくりと肩を落として主張してみたが、ユーリはちらりと黒紫色の艶やかな眼差しをレイヴンに向けただけで、何も言わずに目当てのものへと目を向けた。こっそりと離れようかとも思ったが、視線はしっかりと前に固定されているのに、右手はレイヴンのだぼっとした袖の端をしっかり掴んでいて、逃がすつもりはないようだ。ショーウィンドウを見つめる瞳がいつもの五割増し大きくて、十割増輝いているのは気のせいであって欲しいところだが、残念ながら気のせいではないだろう。
 ダブルを頼めば今なら漏れなく一個プレゼント、の売り出し中のアイス。聞けば普段から一人でふらりと立ち寄っては食べていた店だそうだ。後味はさっぱりしているのに食べた瞬間の口の中に広がる強い甘みが堪らなく良いらしい。煮詰めた苺ジャムに、上質のハチミツとカラメルソースを混ぜたものをかけて、甘めに焼いたクレープ生地に生クリームと一緒に包んで、ブルーベリーアイスと共にパフェにしたような甘さだと、見たことのない満面の笑みで説明された。
 ……思いだしただけでも胸やけがしそうな内容だ。
「お嬢ちゃんたちを誘えばいいでしょーに」
「ダイエット中だとさ。甘い物の名前出しただけで睨まれちまったしな」
「カロル少年は? 彼だって甘いもの、そこそこ好きでしょ」
「ナンにプレゼントする髪飾りの材料探してくるって、朝から出掛けちまったんだよ」
「で、おっさんって訳?」
「そ。暇でやることのないおっさんの出番って訳だ」
「はぁ――」
 いつも一人で来てるなら一人で来ればいいものだが、ユーリは今食べたいアイスが六種類あるそうだ。そしてこのキャンペーンの参加は、一人一回と決まっている。つまり六種類のアイスを食べるためにはもう一人キャンペーンに参加する人間が必要という訳で、運悪く捕まったレイヴンが強制的に引っ張りだされてきたという訳だ。
 ちなみに周りは可愛い女性陣ばかりなのでレイヴンの姿は嫌になるほど列から浮いて見えた。そして逆に青年の姿は、表情も相まってか、妙に違和感なく溶け込んでいる。今この瞬間なら女性と間違えて声をかけられても、青年に非があると思えた。
「おっさん、何味食う?」
「へ? いや、おっさんいらないから。青年に連行されてきただけだから。青年が好きな味六種類全部食べれば良いでしょ」
「抹茶とかアズキとかあるぜ?」
「年寄りイメージの選択? 泣いちゃうわよ、おっさん。アイスはどれも甘いからいらないって」
「一種類も?」
 ことりと首を右に傾けて聞き返してくる様は、正直鼻血が出そうなほど可愛い。
 ここでそんな乙女みたいな可憐な表情見せられたら、衆人観衆の前だって関係なく抱きついてキスしてやりたくなってしまった。強制連行のくせに変な所で遠慮して、期待と不安の入り混じったような眼差しで見られてしまったら、もう何か色々と色々なものが堪らない気分にさせられる。
 甘いアイスよりも甘いユーリ青年が食べたいですと、危うく口に出してしまうところだった。
「おっさんは荷物係で十分です。食べ終わるまで持っててあげるから、好きな味で二人分注文しちゃいなさい。ほら、順番来たわよ」
「うん!」
 ……うん、って!
 二十一歳の、正直おっさんよりも頼りになる兄貴な青年の、その一言はあまりにも破壊力抜群だった。もうそれだけでお腹いっぱいですと、誰にも聞こえないように呟く。やたら長くて名前だけでも甘ったるく感じるアイスの注文を告げる声を聞きながら、悶えそうになるのを服の下で自分で肌を抓りながら必死に抑えた。
 積み重なったアイスに幸せそうにかぶりつく姿は、別の妄想を掻き立てて、別の意味で大層美味しいものだ。けれども甘いアイスを大量に頬張る口はとても甘そうで、御馳走になる前にはアルコールで漱いでおかなければと、何を飲まそうかと酒場にあった酒の種類を、記憶の引き出しから順番に引きだす作業に没頭した。


種類が多いと何味食べるのか悩むよね、って話。
しかも悩むのに毎回同じ味を頼んでしまうのも良くあるよ、ね?
そんな時は食べたい味を一度に頼めば無問題。

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