運命の果てまで

テイルズ(V/G/A/S-R/D)・FF・Dグレなど、ゲームやマンガに好き勝手萌える腐ログ

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | TOP↑

≫ EDIT

FF12コピ本

忘れた頃に投下するFF12。
某N野様に捧げます。
(バシュバル)書く書く詐欺のお詫びということで。

バシュバルコピ本を予定していた話ですが、機械オタ語りな出だし orz
CP要素なんて皆無だよ。というか人が出てこないよ!
プロットはeroなシーンがてんこ盛り…ってかそれしかないのに。
あまりのR/18要素の多さに自分を恨んだ。
書けねえよ、そんなに。
バシュバルは一番eroが書き易いCPではあるけど…限界あるよ。

とにかく何が言いたいかというと、
シュトラールのフォルムは鼻血出そうなほど萌えるということです。
FFシリーズの機械の造形美はマジぱねぇよ!
リアルに近づくキャラは正直どうかとも思うけど、
FF7以降のリアル路線の無機物形状はホント逝っちゃいそうなほどイイ!

機械・建物・乗り物の設定資料集、マジで出ないですかね?


 
 足を踏み入れると、この場所独特の匂いとキンとした空気が肌を叩く。
 鼻腔に侵入してくるのは金属と、金属に絡みつく機械油独特の匂い。纏わりついてくる空気はどこかじっとりと重く、肌にまで滲み込んできそうなほどの金属粉が融け込んでいるのではないかと思えるほどだ。呼吸をすれば口の中に血の味に似た感覚が広がり、身体の中が金属で浸されるかのようだ。ある意味慣れ親しんだ機械と、工具と、金属屑と、それらを生成する空間。
 床が煩い金属音に彩られた靴音を響かせる。締め切った倉庫の壁は、金具同士がぶつかり合って響く鎧の音を反射させながら、やがて湿度の高い空気によって床へと押しやられていく。所々割れたコンクリートの床は、ここが長い間使用されていない場所であることを物語っていた。良く見ればある程度の整理はされているものの、壁際に追いやられ積み上げられている物は、関連性のわからないものばかりだった。高度な技術と時間とお金が費やされているのであろうが、それらが顧みられることはおそらくないだろう。どれも中途半端な形で埃をかぶって放置されている。
 人の気配はまったくない。関係者以外の侵入が厳しく禁止されている研究所の、その最奥に設けられた倉庫は、よほどのことがない限り人が立ち入るような場所ではなかった。不要になったものや開発が中断されたもの、廃棄処分が決定したものの処分に手間がかかるものなどが、無造作に押込められるためだけの場所だ。ここにあるのは国家的な機密の集まりでありながら、打ち捨てられて朽ちていくだけの顧みられることのない存在。
 そんな倉庫の中を迷わずに真っ直ぐと進み、巨大な扉のすぐ横に立つ。そこにはこの中で一際大きな、まだ真新しいものが存在していた。
 戦艦と呼ぶには小さな、けれど戦闘機と呼ぶには独特のフォルムを有した飛空艇だ。線の細さとなだらかな曲線美を有した艇体には独自のグロセア機関と六基のグロセアエンジンを搭載し、光学迷彩機能を備え、後部には開閉自在の可変翼が存在している。低速飛行や離着陸時には翼を広げて揚力を得てバランスを取り、高速移動時には閉じることで抵抗を減らし速度を得る。
 しかもこの機体の優れているのは、機体が受ける空気抵抗を綿密に制御することによって可変翼部分に薄い気体の膜を均一に生成している構造だ。この計算され尽くされた機関と構造のおかげで、本来は超高速に耐えることの出来ないはずの可変翼部分を保護すると共に、駆動部分への負担を限りなくゼロにしている。また可変翼による機体や部品の凹凸さえも覆い、通常の機体よりも滑らかな疑似表面構想を形成し、可能な限りの高速航行を行える機体となっている。それが現段階で最高峰の技術が終結された機体、YPA―GB47試作戦闘機だ。
 だがこの機体は近日中にも解体処分されることが決まっている。可変翼に対する安全性を疑問視する声が大きいのと、何よりもこの機体は操縦に綿密さが要求されるものだったからだ。高速移動時の翼を閉じた状態では僅かな気流の乱れが可変翼部分の構造に影響を与え、精密機械並みの操縦精度が必要だった。
 機体としての性能は申し分ない。ただ兵器としての運用を視野に入れている帝国軍にとっては、扱いの難しさは本格的採用を見送る条件としては十分過ぎるものだった。原形一号機であるこの機体を最後に、開発計画は完全に破棄されている。
「だからと言って、お前がヘボな訳じゃないよな」
 懐から取り出した電子キーを操作すると湿った倉庫内に小さな駆動音が響き、招き入れるように腹の部分が割れて開く。扉が開ききると地面の埃が煽られて舞い上がったが、薄汚れた埃の膜の中ですら、その機体の美しい貴婦人の肌のような輝きが損なわれることはなかった。
 完全に首から上を覆っている鈍色の鎧兜を両手で持ち上げて外すと、無造作に床に放り投げた。重い音が響いたがすぐに湿気の中に埋没して消えていった。そして代わりに最小限の駆動系が稼働したグロセア機関が発する熱と風が倉庫内を満たしていく。それはまるで長い眠りから目覚めようとしている女神の息吹のようにも感じられるものだった。少なくともその機体をそぐ傍で見上げていたヘイゼルグリーンの瞳には、まさしくそう映っていた。

| FF12 | TOP↑

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。