運命の果てまで

テイルズ(V/G/A/S-R/D)・FF・Dグレなど、ゲームやマンガに好き勝手萌える腐ログ

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有言不実行

思いの外GWが忙しく小説書けませんでした。
頑張ります。
途中までは書けてるんです。

以下は返信と、続きからイエシュヴァもどきの出だしだけ。

5/3 0時「イエシュヴァ、いいですよね?」
いいですよね!
設定だけならアレ←シュヴァ←イエは最高の萌えポイントが詰め込まれてますよね!
イエガーはあの話し方の裏にシリアス抱えてると最高においしいですし。
妄想が止まらない。一応、下でプロローグっぽいものだけ書いてみましたが、ルー語じゃないと誰だかわからないってのが問題ですね。出来れば美味しいシーンだけつまみ食い的に書いてみたいです。


 
 人の死など、文字通り腐るほど見てきた。
 折り重なるように打ち捨てられた死体は暑さの為にすぐに腐敗して、腐臭を撒き散らしながら人の形を失っていく。数日前まで動いていたはずの身体は、汚泥のように崩れて落ちて人の尊厳ごと消えてなくなっていた。だがそれでも絶命出来たものは幸せかもしれない。深手を負いながら死なず、けれど助けが来ることもなく、生きながらにして自分の身体が腐敗していき、苦しみもがきながら絶望の淵へと沈んでいく者も多くいたのだから。
 ならばこれは不幸と呼ぶべきなのか、幸福と呼ぶべきなのか。
 爆風に煽られて心臓を掠めるように貫いた木片は確実に致命傷になるもので、けれど貫通することのなかったそれは傷口を埋め即死を防いでいた。立ち上がろうにも傷ついた足は身体を支えることなどできず、助けを呼ぼうにも溢れてくる血が気管を塞ぎ泡になって消える。残されているのは唯、緩慢な死の足音だけを聞くための時間――のはずだった。
 それなのに自分を覗きこんだのは死神ではなく赤い瞳をした男だった。多くのものが心酔するこの男は、けれどイエガーは生理的に好きではなかった。上官としては優秀だと認めてはいるが、見下すような眼差しは無機質な冷たさをたたえている。
「丁度良さそうだ」
 抑揚も感情もない言葉だった。これがこの世で聞く最後の言葉かと思うと、随分と皮肉なものだ。これならば積み重なる死体の山の一番下で、自分の身体が腐り溶けていくのを眺めている方がよっぽどマシだ。だがそんな小さな願いなど聞き入れられるはずもなく、無造作に身体を引き起こされたところで「生きていた」記憶は一旦途切れた。

 一瞬で死を与えられなかったことが不幸なのか。
 生き長らえていることが不幸なのか。
 あの男に偽りの生を握られていることが不幸なのか。
 だが今はそんなことはどうでも良かった。自然な死がイエガーを迎えに来る前に命を一度断たれたのだとしても、魔導器の実験体に使われたのだとしても、この命が偽りだと言われても別に構いはしない。生きているのなら生きるだけで、利用されるのだとしても別に気にはしない。不安定過ぎて戦闘には使えないと言われたところで、その方が離れていられるから有難いものだ。
 その程度には自分のことも、アレクセイとの関係についても割り切っている。それ何より、今はまだここにいる理由があるのだ。アレクセイの斜め後ろに佇む人物の、死んだ魚のような目をしていても尚綺麗な翡翠色を見つめながら、イエガーはそう胸中で呟いた。
 ――貴方が生きているのなら、悪くないものです。

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