運命の果てまで

テイルズ(V/G/A/S-R/D)・FF・Dグレなど、ゲームやマンガに好き勝手萌える腐ログ

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デフィニットリー・メイビー

レイユリ/エ/ロ、書こうとして失敗した。
後々修正したいところいっぱい。
というか全面書き直せ、な文章。
でもタイトル気に入ったので導入部分だけUPしておく。

あー、でもこうやってコトの出だしだけで挫折すること多いんだよなぁ。
なかなか本番がeroく書けません。
どうやったらいっぱいアンアン言わせられるんだろう…。


 
 手が伸びてきて、指が絡められる。
 指が絡め取られて、そのまま引き寄せられる。
 けれど触れ合った身体が互いの体温を確認する前に、無造作に倒された背中は冷たいシーツの温度に包まれる。また、と思った。またこの時間が始まるのだと、諦めと期待が入り混じった淀んだ感情が小さな溜息を洩らす。だがその溜息の成分の多くは現状に対してのものではなく、自分自身の覚悟が今日も定まっていないことに対するものだ。
 目の前には新緑を思わせるエメラルドグリーンの瞳。
 鮮やかで透き通っていて木漏れ日を通す春の草木を思わせる色合いは、その透明さとは裏腹の淀んだ感情をたたえている。けれどその感情を隠すように、見た目だけは完璧な微笑みの形に眇められて、中心にユーリの姿を真っ直ぐと捉えていた。
「――青年」
 短く囁く声は辛うじて鼓膜が音と認識するほど小さな声で、耳朶を叩く吐息の方が大きく鼓膜を揺らすかのようだ。
 ユーリの返事や反応を待つことなく、少し荒れた唇が首筋に触れた。軽く歯牙をたてて肌を咥えるようにしながら、尖らせた下の先端が肌を弄るように小さな音を立てながら舐めまわす。小さな刺激は、けれど執拗に繰り返し同じところに与えられる毎に身体の奥に疼きを生み出し、指先が僅かに震えるのを自覚した。
 強く吸い上げられる感覚に思わず短く息を吐き出す。
「いいわよね」
 静かに、けれど感情の籠らない声がそう呟く。
 それは確認ではなくただの合図だ。否の言葉をユーリが口にすることがないことを知った上で、コトの始まりにレイヴンが決まって口にする台詞。拒否する権利をユーリに渡し、拒否しなかったという事実をユーリに押し付けるためのものだ。冷たい眼差しが如実にそう語っている。
 レイヴンはユーリの両手を一度ぐっと強くシーツに押し付けると、目線を合わせてゆっくりと微笑み、絡めていた手を離す。逃げるつもりなら、拒否するつもりなら、今この瞬間に逃げなさいと、少しも逃がすつもりのない瞳で見下していた。今まで一度もユーリはこの瞳から逃げられたことはないし、その意思を口に出せたこともない。そして今もまた、時が止まっているかのような長い数秒の沈黙を経て、冷たい手が帯を解き始めるまで、呼吸すら停止していた。
 自分がこの先を望んでいるのか、望んでいないのかも自分ではわからない。わかっているのは、明確に拒絶する自分の意思は介在していないということだけだ。拒絶してこの手を振りほどくだけの何かを、自分の中には見付けられないだけなのだ。淡々と帯を外し、肌蹴た服の胸元には一切触れることなく、無造作にズボンを膝元まで押し下げる手の動きを意識で追いながら、拒絶も許容も示すことなくじっとしていることしか出来なかった。
「おっさ――」
「――――」
 発しかけた言葉は、レイヴンの唇で止められる。
 少し荒れていて、そして冷たい唇。
 温もりを求めるように唇を開きかけたが、捕まえようとした唇はすっとユーリから離れた。
「愛してる」
 鼓膜が拾ったその音に、なんて意味のない言葉だとそう思った。
 字面だけは最高に甘くて、響きだけは優しくて、けれど込められているものはとても虚ろで、耳に届くころには全てが四散してしまっているかのようだ。耳障りだけは涙が出るほど優しいのに、心の中は逆に冷たいもので満たされていくのを感じる。雪解け水でドロドロになった、水と泥と氷の入り混じり踏み荒らされた馬車道のような感覚。
「お、れも……」
 だが冷たいものを感じながら、言葉は懇願を表す。
 語られる言葉に意味のないことなどわかっている。繰り返される言葉に感情など入っていないことなどわかっている。本当はもっと別の人を見て、別のものを感じて、別のものを満たすために手を伸ばされているのだと知っている。
 知っている。わかっている。理解している。思い知らされている。けれど……諦め切れていない。
「好き、だ」
 自分の発した言葉に、なんて醜い言葉だと思った。


どうしてレイユリは報われないっぽい書き出しになるのか…。
ユーリがあり得ないほど乙女なのは妄想100%の趣味です。

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