運命の果てまで

テイルズ(V/G/A/S-R/D)・FF・Dグレなど、ゲームやマンガに好き勝手萌える腐ログ

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やべ、涙腺が…

アビスのアニメ見てます。ルークの可愛らしさは犯罪。
でも結末思うと切なさもハンパねえな、おい!
何をしても何を言っても、結末考えると涙腺崩壊する。

誰かルークを抱きしめてやれよ。
あの子はほんと、それだけを望んでるんだから。
七歳の子供がそれだけを望んでるんだぞ。
叶えてやってくれよ、本当に……。

あー、やべ。また泣けてきた。
ちょっと深呼吸してくる。

↓ジェイルク。ネタバレ…かな?


 
 辺り一面を白く染めている雪の中に、赤い髪を見つけた。日が沈み薄暗くなった公園の片隅で、そこだけ時間が止まっているかのような夕陽を思わせる色合い。目に鮮やかな赤はジェイドの目の前で、はらはらと舞い落ちてくる粉雪に少しずつ白く染められていた。
 十数歩分の距離を空けて立ち止まった。
 青年の大きさを有している身体は、けれど子供のように小さな背中に見えた。それは少し肩を落とし俯いている姿勢のせいかもしれない、本当は七歳だという認識のせいかもしれない。ただとても頼りなく見えるのは確かだった。今にも雪の中に沈みこんでしまいそうな、そんな非現実的な感覚に囚われてしまう。
「――風邪を引きますよ」
「うん」
「明日は早いですよ」
「うん」
 ジェイドの呼びかけの返事を返すも、ルークは振り向くこともなく、じっと同じ姿勢のままだった。別に彼を探すために外に出たのではないのだから、ここで立ち去っても良かったのだろう。だが何となく足を、ルークのすぐ隣まで運んでしまった。
 ルークは手の平を上に向けて、両手を自分の前に差し出していた。小さな小さな白い雪が手の平に舞い落ちて、少しずつ白く染めている。その手をルークは、ジェイドの目の前でゆっくりと握りしめ、そしてゆっくりと開いた。
 雪は解け、濡れた手の平が現れる。
「俺がこうして手の中で雪を消してしまうように――」
 この世界の中で俺の命も消えるんだろうか、とルークは呟く。痛みも悲しみも恐怖も滲ませないが故に、どこか棘のように突き刺さる声だった。
「……そうですね。貴方は世界に簡単に消されるでしょうね」
「一瞬、かな」
「時間はかからないでしょうね」
「そっか。せめて、痛くないと良いな」
「大丈夫ですよ。一瞬ですから」
「うん。ありがと、ジェイド」
 手の平を上に向けて雪を受け止め、体温で消えていく雪を見つめながらルークは呟いた。冷たさで手が真っ赤に悴んでいてもなお、雪を受け止めながら。

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