運命の果てまで

テイルズ(V/G/A/S-R/D)・FF・Dグレなど、ゲームやマンガに好き勝手萌える腐ログ

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ありきたり妄想

素敵サイト様で散々既出ですが、やっぱり萌える。
何がって?
それはエンテレユーリ!
正体が始祖の隷長だよっていうのが好きっていうか、
エステルの治癒術で苦しむユーリ妄想が萌える。
ま、自分だけが楽しい妄想捏造なので許せる方のみどうぞ。


 
 暗い夜空に力なく佇んでいたハルルの樹は、一瞬で眩しいばかりの花を咲かせた。
 咲き誇る花の一つ一つが闇夜を払う光のように、黒一色だった空に明るい淡いピンク色の世界を生み出している。舞い散る花びらの一枚でさえ、光の軌跡を描き出す蛍の光のように目に優しく美しい光の線となって、村人たちの視界を照らし出していた。
 枯れかけていた樹が、まるで奇跡だ。
 歓喜と興奮に彩られた人々の歓声と感謝の中心にいるのはエステルだ。戸惑ったような表情を浮かべ、花の色よりも鮮やかなピンク色の髪を忙しく動かしている。次々に手を差し伸べてくる村人たちに、自分は何もしていないからと困ったように答えている。
 ユーリはその様子を、人々の輪から離れたところから見ていた。
「はぁ、はぁ――。くっ……」
 乱れることを抑えきれない呼吸を、それでも全神経を集中させて整える。
 昔から急に何の前触れもなく息が苦しくなることはあった。それが騎士団に入った直後ぐらいから少し増えた時期もあった。だが辞めてからはそういうこともなく、最近では忘れかけてもいたのだが、ここのところ以前以上に頻繁に症状が起こる。それもエステルに会ってから――彼女が術を発動させると同時に、やってくる。
 普段はそれほど強い症状は出ない。少し息苦しくなる程度だし、実際にエステルの治癒術に助けられていることも多いから、あまり気にしないようにしていた。ただの偶然だと。それにもし偶然でなかったとしても、対処方法が見つからないのであれば知らせても仕方のないことなのだ。だから何事もないような顔をして放っておいたのだが。
 樹の幹に身体を預けながら、荒い呼吸を繰り返す。
 どれだけ呼吸をしても肺に空気が足らないような息苦しさが募ってくる。喉元を抑えつけられているような、もしくは水中で無理やり呼吸をしようとしているような苦しさ。それに加えて心臓を鷲掴みにされているような圧迫感と、神経を直接斧で叩き潰されているかのような激しい痛みが休みなく交互に襲ってきていた。
 その場に崩れ落ちそうになる足に力を入れて何とか持ちこたえるが、額や背中を流れていく冷汗は止めようがなかった。両手で自分の身体を抱きしめるように押さえつける。荒れ狂う痛みに意識が遠のきそうになりつつ、けれど痛みが意識を現実に引きとめていた。
 意識を失ってしまえば楽なのではないかという誘惑にかられながらも、肌に爪を立てて必死に踏みとどまるのは、頭の奥の何かが警告を発していたからだった。
「……った、く。勘弁、し、て……く、れよ」
 身体が内側から分解されてしまいそうだ。
 何かに対する強烈な拒絶が行き場を求めて身体の中で暴れ回っていて、様々な痛みを撒き散らしている。痛みをやり過ごそうとしても、次々に新たな痛みが身体を貫いていって、痛みという感覚以外の感覚が失われていくようだった。
 浅い呼吸。空気が刃となって肺に突き刺さる痛み。掻き抱く身体。全てが痛覚を刺激するような感覚。肌を撫でる風が刃となり、耳に届く歓声が鈍器となり、柔らかな温かさが身を焼く業火へと変わる。存在しているエアルが全て、悪意をもってユーリを包んでいるかのようだった。
「ユーリ?」
 小さな声が、ユーリの名を呼んだ。
 艶やかな色を纏ったハルルの樹の下から、柔らかな色を纏っているエステルが笑顔で手を振っている。暗がりにいるユーリの表情や様子は詳しくわからないのか、嬉しそうに笑っている。華やかで優しく明るい表情の笑顔だ。
「――今、行く」
 片手を軽く上げて答えると、全身の力を遣って樹の幹から身体を引き離した。
 呻き声に変わりそうな声を意識を総動員して嚥下する。わざわざユーリの状況を知らせて心配をかける必要はない。それに今は不調を気づかれないようにして、彼女の治癒術の世話になる方を避けた方が良さそうだった。
 最初の、一瞬で意識を持って行かれそうなほどの痛みは一応通り過ぎ、重い倦怠感へと次第に変化してきている。まだ少し身体がふらつき、歩く度に針を踏んだかのような痛みが駆け抜けたが、それでも自力で立つことはできた。
「大丈夫さ」
 心配そうに見上げてくるラピードの頭を軽く撫でて、自分自身に言い聞かすようにそう呟いた。


不調の関係に気づきつつも、原因がわからない状態。
他にも皆の前で倒れるユーリとか、意識失い掛けて人+魔物みたいな身体になるユーリとか妄想して萌えます。精霊/使いの覚/羅みたいなエレメンタル/ホーンとか似合うと思うんだ。

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