運命の果てまで

テイルズ(V/G/A/S-R/D)・FF・Dグレなど、ゲームやマンガに好き勝手萌える腐ログ

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よくわからん

ラスレムを少しプレイ。
正直よくわからない。もう少し頑張ります。

サイトはTOV「ワールズ?」の8話UPしました。
予定ではここら辺りで最終話になるはずだったのに…。
無駄に長くなってますね。すみません。
よりにもよってこのシーンで年越しかよ!とセルフツッコミしておきます。
ユルシテクダサイ。

年末なのでバカップルを投下。ユリレイ。
続きよりどうぞ。


 
 
「おっさん、こんな夜中に何やってるんだ?」
「……その台詞、そのまま返すわよ。青年」
 物音もほとんど消えてしまった真夜中。街の外れで一人佇んでいる背中に声をかければ、振り返りもせずに声が返ってきた。
「俺は散歩だよ」
「あー、そう言うと思ったわよ」
「というのは嘘で、おっさん捜しに来たんだよ」
 そう付け加えれば、へっ、と調子外れの声を出しながらレイヴンは振り返った。
「俺はいつも、おっさんのことが気にかかるんだよ」
 さらに言葉を続ければ、レイヴンの点になっていた目が大きく見開かれ、続いて口がパクパクと音を立てずに開閉する。視線を合わせたまま真っ直ぐと見続けていれば、翡翠を溶かしたような瞳がフラフラと揺れ、次第に頬が薄らと赤くなっていくのが暗い中でもわかった。
 これで十年間も二重生活をしていて誰にもばれなかった――ドンは気付いていたようだが――というのはユーリには信じられない。飄々としていて掴みどころがなさそうなくせに、意外に根が素直で真面目なのだ。ちょっと予想外のスパイスを加えながら会話をすれば、簡単に素の表情を覗かせる。
 もっともそれは自分たちに気を許してくれている、ということでもあるのはわかっている。そしてそう言ったところで素直に頷かないぐらいには、素直ではないということもわかっている。結果、笑ってからかう、というのがいつものお決まりパターンだ。
「ちょ、冗談はよしてよ。おっさんを苛めるのはやめてちょ?だい」
「おっさんがそう言うなら、一応冗談ってことにしておいてやるさ」
「いやいやいや。あのね、おっさん」
「耳、赤いぜ」
「は…へっ?」
 対応を決めかねているレイヴンの手を掴んで引き寄せて、背中からレイヴンの身体を抱きこんだ。頭の上で一まとめにした少しボサボサの髪が、顎に当たってくすぐったい。
 すぐさま逃げようとするレイヴンの肩を、両手でしっかりと抱き寄せる。そして右手で左耳を、左手で右耳を、そっと温めるように包み込んだ。夜風に長い時間当たっていた肌は、芯まで冷え切ったような冷たさだった。
「な、ななな、何、を――」
「こうやってると温かいだろ。冷え切って真っ赤じゃねえか」
 耳元に唇を近づけて囁けば、腕の中の身体が面白いように強張った。
 見た目はしっかりとおっさんのくせに、生娘みたいな反応。そんな反応を返されると笑いを抑えるのが一苦労だ。あまりにも可愛らしくてもっとからかってやりたくなる。
 はぁ、と柔らかく温かい息をもう一度吹きかけた。
「っ! だ、だだ、だからって、こ、これ、これは――」
「寒いの苦手、なんだろ。年なんだから風邪ひくぜ?」
「は、離して、よ、青年」
「耳が温まったらな」
「無理無理無理無理。おっさん、無理」
 何が無理なんだよと笑いながら返して、離すつもりのない腕の中の温もりを、もう一度しっかりと力を込めて抱きしめた。

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