運命の果てまで

テイルズ(V/G/A/S-R/D)・FF・Dグレなど、ゲームやマンガに好き勝手萌える腐ログ

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甘味

テイルズ人気投票、1位おめでとうユーリ。
そして3位おめでとうルーク。親善大使絵に萌えました。大好き。
で、何よりもおっさんの9位に心底驚いた。
皆に愛されてて嬉しい反面、虐げられてこそだとも思ってしまう。

さて、困ったことに頭がユーリ受けモードです。
(↑TOVの連載がすすまない原因)
ゲームはおっさん操作でユーリに愛を飛ばすのが楽しいです。
ユーリにライフボトル使って貰うのも幸せです。
色々な意味で終わってますが本人は幸せです。すみません。

↓はイヴなのでバカップルっぽくしてみたレイユリ。
おっさんキモイ、と言いながら読むと良いと思う。



 何でなんだろうなと、らしくないと思いつつもう何度目になるかわからない自問を繰り返す。だが、やはり答えは見つかりそうにもなかった。諦めと、それ以外の成分が混じった溜息をつきつつ、頭を後ろに反らして覗きこんでくる顔を見上げる。
「何してるんだよ、おっさん」
「堪能してるってところ? 青年を見下ろすのって普段ないでしょ」
「あ、そ」
 確かにユーリの方が背が高いのだから、自然レイヴンの視線はいつも上向きになっていた。少し背伸びをして高さを合わせていたり、いつの間にか底の厚い靴になっていたり、階段の一段上から話しかけたりと努力していることも重々承知している。だから普段はその涙ぐましい努力に呆れつつも、わざと気がつかないふりをしていた。
 それでもさすがに頑張り過ぎて疲れたのか、クレープを作ってやるから座っていろ、と言われたのは今朝のことだ。自分の身長が伸ばせないならユーリの位置を低くすればいいという、わかりやす過ぎるぐらいの単純な発想。魂胆はみえみえだったがクレープがついてくるなら取り敢えず損はない訳で、恩に着せつつ座ることとなったのだ。
 だがレイヴンは先ほどから、ユーリの後ろから動こうとしない。
「クレープ」
「作ったげるわよ、十個でも二十個でも」
 その台詞を言いながら、背後のポジションを動かないこと数十分なのだ。
「……二十は多過ぎだろ」
「あ、青年でも二十個は食べられない?」
「昼食が食えなくなるだろ。午後にもう十個食う」
「おっさんには考えられない思考だわ」
「いいだろ、別に」
 出来れば夕食後にも食べたいところだが、あまり甘いものを食べ過ぎると女性陣から並々ならぬ殺気が流れてくるので少しだけ自重してみる。あくまでも少しだけ、の自重だが。
「いいわよいいわよ、何でも。だからもうちょっとだけ、ね」
 何度目だよその台詞、と言葉と表情で不満を漏らしても、見下ろしてくるレイヴンの瞳は年甲斐もなく楽しそうに笑っている。何がそんなに楽しいのかユーリにはさっぱりわからないが、クレープを食べてる青年と同じ心境よと言われてしまえば、突っ込んでいいのかどうか悩むところだ。
 ただ自分でも不思議なことに、
「平気、なんだよな」
 待っているこの時間が、口でいうほど苦痛ではないのだ。
 甘味を求めている舌とは裏腹に、何故か気持ちは既に甘さを噛み締めていた。

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