運命の果てまで

テイルズ(V/G/A/S-R/D)・FF・Dグレなど、ゲームやマンガに好き勝手萌える腐ログ

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お題ティキ受け3

ラタトスクに押されてなかなかお題が消化できない。
裏でトゥルーED後のSSを書いてるのは秘密。
でもこっちも頑張る!今回はキャメティキ!

君に願う5のお題 (配布元:loca
03.迷わないで


 恐怖と憎しみと殺意を満たした騒がしく醜い瞳の人間。それを静かな瞳でただ見ているだけのティッキー。その光景が好きだった。正確には、ティッキーがいるのならばどの場所でも素敵に見えたけど、特にその光景が好きだった。
 仕事の時はいつもそうだ。普段から面倒くさがり屋で呼吸をするのも仕方がないっていう感じで動くのを嫌がるけれど、千年公に渡されたリストを順に回っている時などは特に顕著になる。相手がエクソシストならノアの血が騒ぎ出し興奮を覚えるのだろうが、ただの人間は簡単過ぎて楽しみの対象にもならないらしい。
 銃も刀も全て拒絶。両手を広げてイーズを呼びだして、終わり。それだけ。
 つまらなさそうに血の海を眺めて、つまらなさそうにリストを確認して、少しだけ痛そうな表情をしてから瞳を閉じる。けれど次に瞼を上げた時にはいつものティッキーの表情だ。
「お疲れ様?、ティッキー」
「ロード。見てるなら手伝ってくれよ」
「え?。だってティッキーのお仕事でしょう??」
「ついてきたなら手伝ってくれても罰は当たらないって言ってるの」
 くるりとカードを回して胸ポケットにしまう。あと何人の名前が書かれているのかはロードには見えない。
「……ティッキー、キライ?」
「ん? 仕事のこと? 面倒なことは嫌でしょー」
「違うよ?」
「んじゃぁ、何よ?」
 軽く首を傾げてカードと入れ替えに煙草をポケットから取り出す。つい先ほど買ったばかりの箱から煙草を取りだして咥えると、くしゃりと握りつぶして放り投げる。もう、一箱吸いきってしまったらしい。
「ノアのこと」
「へ?」
「僕たち家族のこと」
「何でそれがキライって話になる訳?」
「じゃぁ、好き?」
「――って言うか、そんなこと恥ずかしげもなく口にするのは、恥知らずの変態シェリルぐらいだろ」
「僕、好きだよ」
 はっきりとした口調で告げれば、ライターに掛けていた指が止まった。
 金の瞳がロードの方に向けられ、定まらない視線に様々な感情の色が浮かぶ。
「ティッキーは?」
「…………」
「キライ?」
「別にそんなこと……言ってない」
「そっか。じゃぁ、いいや」
 戸惑い気味のティキの手を取り貴婦人のダンスのように一回転すると、まだじっとロードの方を見る目ている顔を見上げる。
「帰ろっか」
「――――あぁ」
 どちらも大切だと、そんなつまらないことを本気で抱えているティキだからこそ、今のティキがあると知っている。最後にノアでいてくれればいい。
 そう小さく願って、歩き出した。

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