運命の果てまで

テイルズ(V/G/A/S-R/D)・FF・Dグレなど、ゲームやマンガに好き勝手萌える腐ログ

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お題バシュバル5

案外バカップルが似合うんじゃないかと思う。
01では我儘バルがバッシュを困らす、だったので、今度はムッツリ将軍がバルの反応に喜んでる、で挑戦してみた。どうですかね?

恋の駆け引き5のお題 (配布元:loca
05.「教えてあげない」


 目の前にかざされた手と、その向こうで舌打ち一歩手前の表情でバッシュを見ているバルフレアの瞳。眼前の手が魔法が発動される時の白く柔らかい光を放ち始め、ヘイゼルグリーンの瞳が光を反射して銀色に似た輝きをする。
 状況にもかかわらず綺麗だとバッシュは思った。憮然とした表情と、それと相反するかのような柔らかな光と。アンバランスさの上に構築された美しさを間近で見るにつけ、ただこの光景だけを見続けていたいと思ってしまう。耳朶を打ったデスペルの詠唱が、何故だかとても無粋なもののように感じてしまった。
 硬直していた身体に温かいものが流れて、不自然な位置で止まっていた腕が解放された。
「――大丈夫かね、バルフレア」
「馬鹿か。それは俺の台詞だろう。ヴァンのクソガキじゃあるまいし、状態異常の魔法を多用する敵に不用意に突っ込むような行動をするなよ」
「即死攻撃のある魔物を倒す方が優先だと思ったのでね。後は君たちが仕留めてくれるだろうから問題ないと判断したのだ」
 特殊攻撃に先制する自信はあった。危険な魔物だけでも先に倒して取り敢えずの安全を確保すれば、戦いは一気に楽になる。バルフレアは状態異常を防ぐ装備を有していたので、バッシュが盾役をして彼に任せれば上手くやるだろうということも分かっていた。
 それに、バッシュが駈け出したのを見て瞬時に意図を理解し、彼がもう一体の魔物に照準を合わせたことにも気づいていた。バルフレアがフォローに回るのならば、躊躇う理由などバッシュには何一つとしてありはしない。
「無謀って言葉知ってるか?」
「無論だ。だが今回には当てはまらないと判断した」
「これだから頭の固い将軍様は困りものなんだ」
 舌打ち。そして溜息。
「次に魔物の真ん中でストップ状態になりやがったらそのまま置いて行くからな」
「――あぁ、すまない」
 だがそれらがバッシュの身を案じてのものだと気付かぬ訳がない。口が悪くても基本的には世話焼きで誰かを見捨てるということが出来ない性分なのだから。
「……何を笑ってる」
「私は笑ってるかね?」
「反省のはの字もない表情でしっかりとな」
「別に反省していない訳ではないよ。ただ同じ状況ならまた同じ行動を取ってしまいそうで、この森林の中に置いて行かれたら困るなと、そう思っただけだよ」
「困ってるなら笑わないだろうが」
「笑おうと思って笑った訳ではない。怒らないでくれ」
 またストップに掛ったとしても悪態をつきながら一番最初に駆け寄り、少し拙いデスペルを詠唱してくれるのだろう。そう想像して嬉しくなってしまったのだと言えば、火に油を注ぐだけだとさすがに理解しているから、今はただ反省の言葉だけを繰り返した。

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