運命の果てまで

テイルズ(V/G/A/S-R/D)・FF・Dグレなど、ゲームやマンガに好き勝手萌える腐ログ

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食欲 -バシュバル-

ずいぶんと久しぶりにFF12からバシュバル。
この二人のero雰囲気は一番書き易い。
途中で放り出してる長編も、いつかは完成させたいところ。
(18/禁シーンが全体の半分以上の変態小説だけどな!)


 
 バッシュはバルフレアの手を取り、恭しく口づけを落とす。長い指は白く、けれど貴婦人のような頼りなさではなく、しなやかさを含んだものだった。部分的に固くなった指先に人には見せない彼を感じ、その指先に触れている自分に例えようのない満足感が沸き起こる。
 口付けのまま舌を這わす。手の甲をゆっくりと舐めるとバルフレアは少しくすぐったそうにするが、構わず引き寄せる。やがて舌を手の甲から指の付け根へ、そして関節から指先、爪へと移動させていき、人差し指をそのまま咥え込む。口の中の指を舌で舐めまわし、感触と味とを自分に刻みこむ。先ほどまでシュトラールの整備に忙しく動いていた指を口内に閉じ込める。
 微かに鼻腔をつく、オイルの匂い。
 少しざらつく指先の硬さ。
「――おい」
 慌てて逃げようとした手首を掴んで、人差し指だけでなく中指も口に含む。
 舐める。爪の硬さを舌で感じ、第一関節を舌先で確認し、そのまま第二関節をなぞる。そしてもう一度付け根から指先へと舐めながら、滴り落ちる唾液をそのままに指を開放する。
「食べてしまいたいという表現があるが……あれは本当だな」
「――人の指舐めまわして楽しいか?」
「楽しい? ……そうだな、楽しいという表現は少し違うな。夏でも冷えた指も、少し硬い指先も、短く整えられた爪も、全て自分のものにしたくなる、というのが一番近いかな」
「で? 本気で食べてみるか?」
「まさか」
 もう一度指先に口づけをする。
「誰がそんな勿体ないことをするというのだ。食べたら無くなってしまうではないか」 
「……安心しろ。俺も本当に食べられるような趣味はない」
「だがもし本当に食べたら、この飢餓感がなくなるのだろうか?」
「俺はアンタじゃないから知らないさ。御勘弁願いたいところだがな。まぁ、別の意味で食べたいって言うなら、歓迎だけどな」
 無表情だったバルフレアが楽しげに笑う。
 唾液濡れた指先でバッシュの首筋をそっと撫でる。
「味はアンタが自分で確かめてみろよ。だが――残すのは禁止だぜ」
 そんなもったいないことができる訳がないと答えると、よろしい、と尊大で不遜で艶やかな笑みで濃厚な時間の開始を告げられた。

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