運命の果てまで

テイルズ(V/G/A/S-R/D)・FF・Dグレなど、ゲームやマンガに好き勝手萌える腐ログ

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お題ティキ受け2

現在頭の中がラタトスクモードです。
エミル×○○(←ネタバレ)CPのSSが書きたくてたまらない。
でもさすがに発売二週間たってない状況でネタバレ二次はまずいだろうと自重。

まぁ、そんな訳で今日はDグレでアレティキ。

君に願う5のお題 (配布元:loca
02.ちゃんと聞いて


「好きです」
 真っ直ぐと見詰めてくる眼差しの中には、僅かばかりの揺らぎも陰りもない。発せられた言葉が嘘偽りのないものであることなど、少年のことを知らない者でも疑いようがないだろう。それほど一途で真摯な思いが込められた言葉だと、ティキにも伝わってくる。
「少年、そろそろ気づけよ」
 だがその一途さが伝わってくるからこそ、逆に身体の内側を撫でられるような不快な感触が沸き起こってくるのも事実だった。真っ直ぐで真っ白で綺麗で、だからこそ誰も足跡を記していない雪景色を目の前にした時のように、足の裏で踏みつけてて滅茶苦茶にしてしまいたくなる。エクソシストを殺したくなるよりも激しく、人間を殺したくなるよりも衝動的に。
「お前とのポーカーは楽しかったけど、残念ながら遊びの時間は終わり。千年公にも注意されたし、オレもそろそろ真面目に悪役しなくちゃダメだろう?」
「――僕はエクソシスト。貴方は、ノア」
「そう。敵同士ってやつだ。お前はオレを殺さなきゃいけないし、オレはお前を壊さなきゃならない。もうラストダンスの時間ってやつさ」
「それでも――」
 一呼吸おいて力強く続ける。その揺るがなさは最初に会ったポーカーゲームの時と同じで変わらない。
「僕は貴方が好きです」
「あー、オレの話聞いてる?」
「わかっています。だから貴方も僕の言うことをちゃんと聞いてください」
 心臓の上に添えられる右手。イノセンスではないその手はいつでも拒絶できるはずなのに、ただ黙ってじっと見ているだけだった。
「貴方が、好きなんです。何よりも」
 優しげな表情と声は何も変わっていない。
 けれど肺の中の空気が全て奪われて呼吸がままならなくなる。何も変わらない瞳に射抜かれて指先一つ動かせなくなる。心臓を握られているかのような痛みが走る。
「貴方の命ですら見えなくなるほど、貴方が好きなんですよ」
 心臓の上で握りしめられた右手が、執拗に何かを訴え掛けているようだった。

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