運命の果てまで

テイルズ(V/G/A/S-R/D)・FF・Dグレなど、ゲームやマンガに好き勝手萌える腐ログ

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かき氷 -キャメティキ-

暑くて死にそうです。
夏はダメ。本当ダメ。省エネを叫ばれても無視してクーラーガンガンです。
こっちは生死がかかってるんだ!
で、きっとティキも暑いの苦手だろうなぁとか思ったSS。



「またこんな所で寝てるんだ、ティッキー」
 笑いを含んだ声に重い瞼を少しだけ持ち上げる。ティキを覗き込んでいる金色の瞳が見えて、続いて短い黒い髪が見えた。目がチカチカするような眩しい太陽の光を背後に、小さな影は小さなシルエットを作りだしている。
「ソファの下、お気に入り?」
「大理石の床、冷たいし」
 風の通りを考えて作られている屋敷だから、炭鉱労働している現場と比べれば雲泥の差がある快適さだ。だがあの中に交じって働いている時はそれほど気にならないが、こうして何をするでもなくのんびりとしていると少しの暑さで身体機能が停止させられる。
 少しでも涼しい所はないかと徘徊していた結果、たどり着いたのが離れにある客間の床の上、だった訳だ。日中は太陽の光がほとんど入らないし、足下を風が通るので冷たくて心地良い。
「猫みたいだね、ティッキー」
「……眠いのよ、オレ。最近、夜眠れねーから。それに暑いし」
「あははは。ティッキーってば当たり前。毎日昼間寝てばっかりなんだから、夜眠れないに決まってるよ?」
「寝不足だから、昼間寝てるの」
「昼間寝てるから夜寝れないんでしょ」
 鶏が先か卵が先か、そんな言葉遊びのような問答。
「まぁいいや。そんなことより、かき氷」
「かき氷って?」
「氷を砕いて甘いシロップを掛けた食べ物。美味しそうでしょう?」
 床に手の平を押しつけて涼を取っていたティキの手をロードが掴む。少し高い体温。けれど汗ばんだティキと違ってさらりとした肌。
「早く来るの! 氷砕くの、ティッキーのお仕事なんだからね」
「……オレがするのかよ」
 溜息と文句とを同時に吐き出しながら、少しだけ軽くなった身体を起こして立ち上がった。

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