運命の果てまで

テイルズ(V/G/A/S-R/D)・FF・Dグレなど、ゲームやマンガに好き勝手萌える腐ログ

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ココニイル -シェリティキ-

何コレ、ってな感じのシェリティキ。
何か角砂糖を口に入れたような感じの甘さ。
脳みその腐敗が激しい今日この頃、皆さん食中毒には注意しましょう。

あ、ティキ受け長編に賛同くださってありがとうございます。時間的(&文才的)に実現は難しそうですが、ネタを小出しにしながらブログで書けたらいいなぁと思っています。
シェリティキの輪よ、広がっておくれ。食べてみたら美味しいんだよ。



「気分はどうだい?」
「……最悪」
「それは困った。じゃぁ僕の肩に寄りかかっておいで」
「だから、それが最悪だってんだよ」
 目覚めて最初に飛び込んできた、距離にして2cm未満の笑顔と甘ったるい声に、眼を覚まさない方が良かったかもしれないとティキは溜息をついた。
「距離が近い」
「僕とティッキーのベストポジションだろう?」
「決めるな、そんなこと」
 髪を梳くように触れてくるシュリルの手を振り解いたが、小さな笑い声が耳元で鼓膜をくすぐる。息遣いが首筋に感じられ、仄かに暖かい空気の動きが伝わってくる。
「冷たくされると悲しいなぁ」
 シェリルの手がもう一度伸びてきて肩にかかる髪をゆっくりと後ろへ撫で付ける。再び振りほどこうとしたが、手は意に反して動かず、言葉は喉の奥に引っかかって出てこなかった。
 優しげな手つきが何度も髪を撫でてくる。その感触はティキに抗い難い懐かしさを掻き立て、柔らかい真綿に包まれているような安堵感を覚えた。広大な砂漠の只中で滾々と清水が湧き出るオアシスを見つけたかのような、何ものにも替えられない大切なものを手にしているような感覚。
 何故そんな感覚を、この鬱陶しいぐらいに構ってくる家族に抱くのか。
「でもティッキーがいてくれるなら、僕はそれだけでいいかな」
「……何だ、それ」
「ティッキーがね、僕の幸せってこと」
「脳みそ腐ってる、だろ」
 短い言葉の語尾が、どうしても震えた。
 隠し通せていないことがわかっていたから視線を窓へとはずしたが、シェリルはそれについては特に何も言わず、ただ黙って何度も繰り返し髪を撫でていた。

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