運命の果てまで

テイルズ(V/G/A/S-R/D)・FF・Dグレなど、ゲームやマンガに好き勝手萌える腐ログ

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日常 -キャメティキ-

甘いだけのティッキャメ風味のキャメティキ。
この二人は、ロード→→←←ティキな関係が良く似合うと思う。
相手のこと良く理解してるのに、物理的距離はすごく近いのに、妙な自制が利いてる。そんな歯痒い関係。主にティッキー側に原因があると尚良いかな。
ちなみに精神年齢はロードが上でお願いします。



 沈んでいく夕陽を前にしながら、上を向いて肺の奥まで吸い込んだ煙をゆっくりと吐き出す。白い煙が輪郭のぼやけた輪を一瞬作り、そして四散していく。
「落ちるよ、ティッキー」
「――そうみたいだな」
 膝の上からののんびりとした声に、同じくのんびりとした調子で返す。咥えた煙草は灰が長さの四分の一を占め、もうすぐ落ちそうだったが、手に取って灰皿に灰を落とすという行為を行う気にはなれなかった。もし灰が落ちてもどうせ身体をすり抜けて地面に落ちるだけだとわかっているのだから、注意する方もされる方も大した意味を込めてのものではない。
 それに、せっかっくの温もりを手放す気もなかった。
 膝の上で足をぶらぶらとさせるロードが落ちないようにと、腰を支えるように両手を回して後ろから軽く抱きしめる。じっとそのまま。特に何をするでもなく、特に何か用事がある訳でもなく、特に何かを話すでもなく、ただティキは煙草を吸う。ロードはその膝の上に座っている。
 特別でも何でもない時間で、そのくせ終わらせることのできない時間。
「沈むね?」
「本当だな」
 赤い糸を引くように太陽が最後の赤い光を地上に撒き散らし、夜の闇に追いやられながら沈んでいく。
「あっ」
「ん? どうした?」
 小さな声をあげ、足を止めてロードが振り返った。
「アメ、終わっちゃった?」
 彼女の手には真っ白い棒だけが握られていた。いかにも身体に悪そうな色をしていた緑と紫の丸く大きな飴はすっかり無くなっていた。
「もうすぐメシだろ?」
「ティッキーは?」
「?」
「食べてく? 今日はハンバーグ」
「またか?」
「好きなんだもん。で、どうする?」
 膝から飛び降りてくるりと一回転する。柔らかいレースが一回り大きな円を描いて揺れる。
「仰せのままに」
 すっかり短くなった煙草を灰皿に押し付けて笑った。

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