運命の果てまで

テイルズ(V/G/A/S-R/D)・FF・Dグレなど、ゲームやマンガに好き勝手萌える腐ログ

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書く度に別人

WJは師匠の無事は疑ってませんが、ティキの出番が本気で心配です。4が強いからってノアっ子たちのこと蔑ろにしたりしないですよね、先生?

と呟きながら、バレンタインSSを! というつもりだったんですが、どう考えても内容にバレンタインが1ミリグラムも関係しませんでした。しかもまた微妙なSSだし。R18ではないと思いますが、一応続きに隠します。
Dグレで師ティキ。おそらく、師←ティキ。




 口づけを交わしたらそれで終わり。身体を繋げたらそれで終わり。快楽を共有したらそれで終わり。それ以上でも以下でもなく、それ以前もそれ以後もない。それだけだったら、面倒がなくて楽だというのに。
 胃を押し上げるような圧迫感を逃すように身体を捻り上半身を起こすと、相手の肩を覆っている赤い髪が目の前に広がった。不意に香ってきたのは甘い柑橘系の香水。この男が自分でそんなものをつけるはずはなく、どう考えても女ものの香りだ。
「クロス、もしかしてお前今日、ハシゴ?」
「何の話だ」
「女抱いた後でもオレとヤリたいのかって話」
 髪というよりも首筋に付いた香。普通に接していての移り香、という訳ではないだろう。ピンポイントにそこから香るのは、女がマーキングするように触れたという証だ。いったいクロスにはそんな女が何人いるのか。見たことがある顔を順に思い浮かべていったが、数が多過ぎて途中で数えるのをやめた。
「女はイイ男を放っておいてくれないからな」
「自分で言うな、自分で」
「世の女性たちがそう呼ぶんだから仕方ないだろうが」
「はいはい。そうですか」
 クロスがモテるのは事実だ。不遜で尊大で自分勝手でいい加減で貞操観念が無いに等しいこの男のどこがいいのかわからないが、どこに行っても声をかけられている。
 もっとも会う度にティキも誘っているのだから、他人のことは言えないのだが。
「嫉妬か?」
 嫌味たっぷりの表情で問い返されて言葉が詰まった。
 気にならないといえば嘘だろう。現に気づいてしまったということはそういうことなのだ。だがそれで何か実害があるのかと問われれば、結局やることには何に変わりもなく、クロスの態度や行動も何も変わらず普段と同じ。クロスが腹の底で何を考えているかは知らないが、ティキが感じているものも抱いているものも、特別なものは何一つとしてない。何も変わらない。何も違いなどない――はずだ。
「オレに「オレ以外を抱くな」とか言わせたいのか?」
「言われなくても知ってる」
「勝手に想像するな」
「じゃぁ、やめるか?」
「どこをどう取ったらそうなるんだ。ここまでやったなら最後までしろって」
「我儘な奴だな」
「お前にだけは言われたくねーよ」
 言葉が終わる前に伸びてきた手がティキの腰を掴み、力を入れる間もなくくるりとひっくり返す。慌ててもがこうとしたが、それよりもクロスが腰を引き寄せる方が一瞬早かった。こういう時の行動には一切無駄がなくて素早く、つくづく手慣れていると思う。
「逃げてみろ」
「無理言うな。サドエクソシスト」
 我儘で乱暴で身勝手で横柄でいつでも人を見下したような態度と言動。冷たい眼差しで無造作に人を見つめるくせに、
「今は貴様だけ見てるぜ? 快楽の――ノア」
 そうやって繋いでくる塊は誰よりも熱い。内側から思考すら溶かしそうなほど酷く熱い。これだけで良いと思えるほどの熱。そしてこの熱を知ってしまったら失うことが出来ないほどに、卑怯な熱。熱を繋げて、肉体的に重なって、それだけなら楽だったのに。この熱はそれ以上を夢見させるほど、魘されるような熱さだ。
 滲み掛けた視界から逃れるようにシーツに顔をうずめ、重く熱い息を吐き出した。 

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