運命の果てまで

テイルズ(V/G/A/S-R/D)・FF・Dグレなど、ゲームやマンガに好き勝手萌える腐ログ

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没SS -バシュバル-

オフ用のSSを今月は2本ほど書いた訳ですが、オフ用を書いていると自分でも本を出したくなってきます。なので、サイトで途中まで書いてるバシュバルの「Clown?」を完全版で書こうかどうか悩んでいます。今から年度末にかけては死ぬほど忙しくなてくるのに、この時期が一番書きたくなるという罠(現実逃避)。

あ、↓は、バシュバルeroのボツ話です。
こんな訳のわからないボツは腐るほどありますよ。



 米神に銃を押し当て、酷薄な笑みを浮かべた。艶やかな唇が動いて何かを語りかけてきたが、音は全て二人の間を吹き抜ける風に奪われて届かなかった。聞こえないと大声を出すと、瞳が寂しそうに揺らめく。もう全ては終わったのだと、これが運命なのだと、そう諦めているかのような眼差し。
「待ってくれ!」
「…………」
 こちらの声は聞こえているのか、彼はゆっくりと首を振った。けれど彼の声は聞こえない。毎日のように聞いていた声なのに、ただの一文字分の音も自分には聞こえない。風の音が煩く耳朶をたたくだけだ。幾度も重ねた唇が、何かを残そうと言葉を紡ぎだしているはずなのに、自分の元には何一つ届かない。
「バルフレア!」
「――さよなら、だ」
 最後の声だけが鮮明に聞こえ、それを奪うように銃声が響いた。
 弾け飛ぶ銃。仰け反る身体。そして地面に打ち付けられる音。いつしか、あれほど吹き荒んでいた風は止んでいた。

「――で?」
「それで終わりだが?」
「だからそれで俺にどう反応しろと?」
「酷いとは思わないのかね、バルフレア。理由も告げずに私を置いていくなんて」
「……知るか!」
 夢の内容まで責任取れるか、と言い捨てて、出ていくバルフレアの背中をバッシュは見送った。普段より大きな音をたてて階段を下りていく足音が聞こえる。はっきりと生きている者の足音だ。
「夢で、良かった」
 風の強い窓の外に視線を向けて、バッシュは一人呟いた。

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