運命の果てまで

テイルズ(V/G/A/S-R/D)・FF・Dグレなど、ゲームやマンガに好き勝手萌える腐ログ

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | TOP↑

≫ EDIT

ティキ&クロス祭4

祭り中。別名eroへのリハビリ。
温めの雰囲気から少しずつテンション上げようとしています。が、たぶん本格的に上げるには数ヶ月かかりそう…。ちょっとね、色々あるのでどっぷりネット漬けになれないのが苦しいところ。といいつつゲームはしてるしアニメは見てるし、各種ジャンルに浮気しながら萌えまくってるという好き放題っぷりだったりする。


てのひらのあか -師ティキ-
 
背中に絡みつく腕を振り払い乱暴に掴み上げる。後ろ手に捻ってやれば喉の奥で小さな悲鳴に似た音が漏れるのが聞こえた。表情を歪ませる相手の首筋に、見せ付けるように舌を這わせてやれば伝わってくる力が緩むのがわかった。相変わらずわかりやすいところが敏感なのだと、感慨にもならない感想が湧く。
ふん、と鼻で笑って乱暴にその身体をベッドへと突き飛ばした。
「痛い」
「自業自得だ」
同情の欠片も含めないで恨みがましく見上げてくるティキの金色の瞳を睨みつける。ティキの腕の先には赤い髪が絡みついていた。抱きつきながらクロスの髪に指を絡めて引き抜いたのだ。しかも長い爪を背に立てて血が滲むほど強く縋り付いてきた。そんなことをすれば、腕を捻り上げられるのも突き飛ばされるのも想定の内だろう。文句を言われるような筋合いは無い。
ベッドの上でティキが座り直す。後ろにまとめて整えられていた黒い髪が乱れて頬に零れ落ちてきている。髪を掻き上げながら舌で唇を舐めて湿らせ、窺うような視線をクロスに向けてきた。
「あー、やっぱ、赤が似合うな」
「地毛だ。似合うもクソもあるか。何ならお前も真っ赤にしてやろうか?」
「遠慮するって。イノセンスは透過出来ないんだからシャレにならないって」
銃に手をかけてやれば多少は必死になった表情で首を振る。
そう言えば最初に見かけた時は真っ赤な姿だった。銃弾の跡や切り傷だらけで、息も絶え絶えな様子で路地裏でくたばりかけていたのだ。そのくせクロスを見つけて見上げてくる瞳には恐怖はなく、かといって死を受け入れたような悟った表情でもなかった。口の端に笑みを浮かべ「煙草に火をつけてからくれよ」と飄々とした表情で言ったのだ。
真っ赤に染まった身体。降り注ぐ雨で汚れは流されていっていたが、流れ出た血で地面は真っ赤な海となっていた。貴様にやるのは勿体無いといったら、少しだけ笑みを深めて「そりゃー、ご尤もだ」と返してきた。
額に七つの聖痕が刻まれていたのだ、一目で人間でないことはわかった。そしてクロスも教団の服を身にまとっていのだから、一目でエクソシストだとわかったはずだ。それなのにのんきに煙草を要求する。変わったノアだと思った。
「イノセンスでなくても透過できなかったくせに、か」
「へ? ――あぁ、あの時? あれはほら、まだ力の制御が微妙だったから、ね」
足元の1ギニーに気づいて拾おうとしたら銃弾を透過し損ねた、などという馬鹿なマネはギャグにもならない。それにノアの能力を扱うことは出来ても完全にノアの遺伝子は目覚めていないようで、人間に対する意識や感覚はおよそノアのものだとは思えなかった。変わったやつだと思った。そして、
「――なぁ、寒い」
コートの端を掴んで見上げてくる。流れ落ちた前髪の向こうから金の瞳が上目使いで見上げてきている。馬鹿デカイ身長のいい年した男がそんなポーズを取るなと殴ってやりたい衝動に駆られた。が、周りにはまだ酒の残っている酒瓶しかなかったので断念することにした。
「痛いの次は寒いか。メンドクサイヤツだな」
「どうせ酒飲んで女と寝るだけだろ。相手しろよ」
「さっさと帰らねぇと犯すぞ、テメェ」
「どうぞ」
切れ長の目が少し不思議そうに丸くなる。こいつの思考回路は常人から逸脱し過ぎている。
大げさな溜息をついたが、コートの端を引っ張ってくる力に逆らわず、安宿のベッドのスプリングを軋ませた。

| Dグレ | TOP↑

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。