運命の果てまで

テイルズ(V/G/A/S-R/D)・FF・Dグレなど、ゲームやマンガに好き勝手萌える腐ログ

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煙草 -師ティキ-

自分の気持ちに正直に、アダルトな二人に萌えてみる。
予想以上に師匠が好みでどうしようかと思った。ただ師匠とティキの二人称がどうなのか難しい。師匠→ティキは貴様かぁと思うけど、ティキ→師匠の呼び方は「アンタ」もしくは「てめぇ」(笑)の方が似合うんじゃないかと思案中。うーん、どうだろう?



身体が重くてだるくて動かない。無理に動かせば鈍い痛みが腰を中心に襲ってきて泣きそうになる。となれば、出来るのはベッドに寝転がったまま煙草を吸うことぐらいだ。幸いにも手を伸ばせば届くサイドテーブルには、吸殻で溢れかえってはいるが灰皿がある。
ティキは肺の奥まで煙を吸い込んで、ぷかぁとゆっくり吐き出す。舌を通過する煙の苦味と、この煙草独特の甘みが口内に広がる。この瞬間の何ともいえない汚れたような感触が、好きだ。肺が重くなるようで、安心する。と、
「何だ? やけに甘い匂いだな」
低い声と共に伸びてきた手が口に咥えていた煙草を取り上げた。
視線だけを隣に向けて返せといったが、相手はつまらなさそうな表情のまま灰皿に押し付けて火を消した。まだ、吸い出したところだったのに。
「おい、クロス」
「甘い匂いの煙草は却下だ」
「吸ってるのはオレだ。何を吸おうとオレの勝手だろうが」
「アークロイヤルが、か? 俺の隣では吸うな。匂いが映る」
「お前も吸ってるだろうが。だいたい匂いを気にするようなタマか、お前が」
そう言って箱に手を伸ばしかけたが、一瞬早くクロスがティキの指先から奪っていく。そして、ふん、と一言興味なさ気にいうと、くしゃりと潰してゴミ箱に放り投げた。
「――おい」
「却下だ。吸いたきゃ俺のを吸え」
「趣味じゃないんだよ。ったく」
「煙草の味に文句を言えるようならまだ大丈夫そうだな」
「何が――って、おい!」
抗議をしようとした口は唇で塞がれる。重い煙が口移しで吹き込まれて、濃い苦さにむせ返りそうになった。
身体を支えようとした手は掴まれてシーツに押し付けられる。逃げよと捻った腰に痛みが走り、痛みを堪えている間に体重をかけられ身体を押さえ込まれてしまう。隣で寝ていたはずの身体はあっという間にティキに覆いかぶさり、膝で足を強引に開かせて不敵に笑う。
「もう一発やっておくか」
「何回やるつもりだ!」
「足腰が立たなくなるまで?」
「疑問系でいうな! しかも気持ち悪い満面の笑みで言うな! 怖いんだよ、お前の笑顔は。このエセ神父」
さっさと抵抗は諦めて悪態だけ返す。抵抗しても無駄だっていうことは今までの経験から嫌というほどわかっている。寧ろ逆効果だということも、身を持って知っている。
「俺様の笑顔に涙が出そうだろ?」
「……オレ、絶対お前に殺されるな」
「逝かされるの間違いだ」
「言うな。このエロエクソシスト」
何だってこんな奴に、と幾度目になるかわからない愚痴をこぼす。だがクロスもそんなティキの嘆きに気づいたように、不敵な笑みをさらにあくどい笑みを強める。
「アーメン」
本当に、嫌になるぐらい不敵な笑みが似合う。
貪るようにもう一度合わせられた唇からは、強いダンヒルの匂いがした。

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