運命の果てまで

テイルズ(V/G/A/S-R/D)・FF・Dグレなど、ゲームやマンガに好き勝手萌える腐ログ

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執着 -グレジャミ-

eroモードが強くなるとグレジャミが書きたくなります。
でもこの二人、コトの最中以外はほとんど書いたことがないという罠。私はこのCPを一体何だと……。好きなんですけどね。

まぁ内容が内容なので続きを読むよりどうぞ。
R12です。でも大した描写はないので期待はしないように。


 
 
==========
 
「あ…、うっ――。はぁっ――ぐっ」
甘ったるい自分の嬌声が煩く耳障りだった。どれだけ押さえ付けようとしても漏れてしまう声。高く、媚びるように甘く、誘うように卑隈で、けれど間違いなく自分の声。絞り出される息は神経を焼き切るように熱く喉の奥がヒリヒリと痛む。
明日は声が渇れているだろうな、と現状から意識を逸らすように考える。だがジャミルを捕まえている熱は現実逃避など許してくれず、焦らされていた敏感な部分へ深く侵入してくる。
「無…理――」
「何がだ?」
「あ――。っ、サイ…テー…」
一切加減されることなく突き刺される衝撃に悪態は口の中で泡となって消える。音として紡ぎ出す余裕も余力も奪われる。一方的に追い詰められる。何もかも捨て去っていいか早く終わってれと願い、この時間を逃したくないと宙を掴む。乱されもて遊ばれる。
灰青銅のグレイに瞳にはまだ余裕しか浮かんでいないのに。
抗議の声は無意味。それでグレイの行為が少しでも変えられるようなことはない。人の言葉で何かを変える、というグレイをジャミルは知らない。ありえない。嫌というほど身に染みている。
汗ばんだシーツを握り締めて塊を押し出すように息を吐く。強張る全身の筋肉を無理矢理にでも弛緩させなければ身体がバラバラになりそうだ。四肢の隅々まで意識して力を抜いて衝撃を逃がさなければ洒落にならない。
足腰が立たなくなる程度ならまだ可愛いものだ。大袈裟でも何でもなく神経という神経全てがイカレかねない。止まらない指先の震えと身体の芯からの発熱と抑えようのない疼き。ベッドから起き上がれないほどの痛みに混じる欲望が囁く声。あれを何度も経験するのは許してもらいたい。
だが身体を守ろうと浮かせた腰は捕まえられ、抗議する間もなく引っくり返される。
「まだ余裕があるようだな」
「冗、談っ――。も、限界、だ、」
「そのわりにはまだ思考回路は正常に働いているようだが?」
「は? 何を言って……」
「俺の動きにあわせて衝撃を緩める余裕はあるみたいだな」
自分の顔から血の気が引くのが分かる。
そのまま馬鹿正直に受け止めていたら殺されかねない。それは嘘偽りのない本音だ。それが嫌なら少しぐらいは加減をしてくれというのは正当な主張だろう。だがそれは通じない。
向かい合った眼差しは傲慢で不遜で容赦を知らない。逃がすつもりも許すつもりも手加減するつもりも微塵もない。冷た過ぎる眼差しと、熱過ぎる接合部分。心と身体と、そのどちらをも支配する絶対的な力。
「アンタ、俺を殺す気か?」
「まさか。手放すつもりはない」
「一応掴んでるって自覚はあるのかよ」
心も身体も捕えられている。ジャミルはきっと、全てを壊され砕かれ砂の粒となって風に攫われるまで、グレイの手から逃げられない。この冷たさも熱さも手放せない。
「――お前は俺のものだ」
「すっげー在り来たり過ぎるんだよ、その台詞」
「だが間違いではあるまい」
「本当……サイテーだ。アンタ、手放す気はなくても――」
大切にする気はないだろう?
手放す気はなくても大切にすることなど考えられない。気に入ったものを捕えて奪って、そして壊すのだ。壊れるまで奪いつくすのだ。そして壊れたジャミルはもうグレイにとって「ジャミル」ではなくなり、不要になって捨てるのだろう。
一時の玩具として機能している間だけ掴んでいる。壊れたら必要ないから手放す。きっと遠くない先の話。グレイはそういう人間だ。何ものにも執着しない。執着したとしてもそれは一時の戯れ。わかっている。
けれどわかっていても、自分からは手放せない。
奪われることに執着してしまっているこの身体が、楔となって心を縛っているから。

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