運命の果てまで

テイルズ(V/G/A/S-R/D)・FF・Dグレなど、ゲームやマンガに好き勝手萌える腐ログ

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蝉時雨 -ティッキャメ-

<WJ36・37号ネタバレ> とうとう出てきましたねマリアン元帥!うん、魔導師系なんだってことに激しく萌えましたよ。おっさんはやっぱ好きだ。そしてマリアン登場で、とりあえずティキがチャ/オジーにやられる展開だけはなくなったようなので安心。これで漫画を捨てずにすんだよ。一番嫌なフラグがなくなったので二週間我慢できそうだよ。でも欲を言えばティキも元に戻って生き残って欲しい。そしてロードも双子も復活してきて欲しいなぁ。<感想終わり>

話は変わって、最近異様に萌えます。ティッキー×ロード。
基本ティキ受けでキャメティキの方が好きなのに、一回り年下のロードに惚れてるティキとかすごく可愛いと思う。幼女にベタ惚れの26歳。一歩間違えば犯罪って辺りもすごく良いと思う。そして隠してるつもりで全部バレてる迂闊さも可愛い。
同士求む!……いるよ、ね?



ウダルような暑さという表現は良く聞くが、今日の暑さは本当に茹だる以外に何もしたくなくなるような暑さだ。ジンジンと鳴き群れる蝉の大群が暑さに拍車をかけていて、明る過ぎる太陽の光が皮膚を突き刺し痛みさえ覚える。
こんな日は何もしないでソファに寝転がって煙草を燻らせているのが一番だ。それなのに今、残念ながら嫌になるぐらい健康的な太陽の下にいる。
「アッチーなぁ」
「サボるなよ、馬鹿ティッキー」
「――はいはい」
愚痴ったティキの言葉に振り向きもせず冷たい言葉が返ってきた。
ティキの目の前では短い黒髪の頭が楽しげに左右に揺れている。軽快なリズムの歌を口ずさんでいるのも聞こえてくる。今日は随分と機嫌が良いようだ。この溶けてしまいそうな暑さも気にならないくらいに。
何もする気にならない。いつもなら多少は心躍る、人を殺すことすら面倒だ。出来るなら呼吸すら放棄したいほどだ。だが放っておいても終わらないのが現実。
一呼吸置いてから、仕方ないと手をかざしてティーズを放つ。
辺り一面を黒く染める蝶の群れ。生き残りで遊んでいたロードの手元も真っ黒に染める。これだけ数が多いと後始末も一瞬で終わってしまう。小さなはずの蝶の羽音すらバサバサと煩く鳴り響く。
だがそれを上回る大きな音で響く、蝉時雨。
その声が余計に暑さを煽る。
「はい、これで終わり」
「――手抜き」
「オレ、暑いの苦手だし。あんまり活動したくないから遊ぶのはまた今度にとっておくわ」
「ま、いいけど。もう遊んだし」
立ち上がってスカートの埃を払うと、ロードは踊るような足取りで歩き出す。地面にひれ伏されそうな強い日差しもロードの軽快さには些かの影も落さないらしい。日傘代わりに差したレロを機嫌良くくるくると回している。
「本当、暑いなぁ……」
「年取ると暑さに弱くなるって言うからな」
「まだ二十代だから、オレ」
「年って言われて気にするようになったら十分おっさんの領域。ティッキーは十分資格あるな」
「嬉しくないね、それ」
蝉の声に互いの話す声が掻き消されそうになる。普段なら囁くように話しても耳に届くのに、怒鳴る半歩手前の声で会話しないと声が聞こえない。声に滲ませるロードのからかいの色合いも、会話途中に入る小さな笑い声も、蝉時雨に埋もれてしまっている。熱せられた大地に立ち昇る陽炎がロードの後姿をゆらゆらと揺らし、一瞬消えてしまうかという錯覚に囚われる。
伸ばしかけた手はロードの肩に触れる前に止める。
か弱い肩はティキの腰の高さぐらいだ。
「――好きだよ、ロード」
大きさを増す蝉時雨に紛れさせて小さく呟いた。声は自分の耳にすら届かずに大きく響く鳴き声の中に紛れていってしまった。だがそれで良かった。そうでなければダメだった。
届けてはいけない。まだ。
傘を回しながらロードが振り向く。金色の瞳がいつもの色合いをたたえながら真っ直ぐとティキを見上げてきていた。
「何か言った??」
「……いいや」
「ふーん」
くるくると傘が回る。
小さな身体が楽しげにステップを踏む。
「ティッキーは寂しがり屋だね」
「……そうかもね」
耳が痛いぐらいの蝉時雨は、まだ止まらない。

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