運命の果てまで

テイルズ(V/G/A/S-R/D)・FF・Dグレなど、ゲームやマンガに好き勝手萌える腐ログ

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暴君 -D灰デビティキ-

「あ?あ。ガキはやることが派手だねぇ」
散乱した本や調度品を行儀悪く足で掻き分けて進む。別に踏みつけても良かったが、もし中にロードの私物があったら後が怖い。
掻き分けて進むとソファの前でデビットと目が合った。
怒ってます、と顔に書いてあるようなわかりやすさ。
「ムカツクんだよ!」
「んー? 何だ。また元帥に逃げられたか?」
「うっせーよ。関係ないだろう」
「はいはい。悪かったって」
ガキには逆らっても無駄。適当に相槌を打ったが、ちゃんと聞けよとさらに怒鳴られる。どうせ聞いても話すだけ無駄だと会話を打ち切るくせに。本当、ガキの沸点は低いし地雷所はわかりにくいしで、扱い難いったらない。
「馬鹿ティキ!」
「――っと。八つ当たりするなって」
あちこちの壁を蹴飛ばしていた足がティキの足元めがけて蹴りを入れてくる。避けるのも面倒だしどうせ騒がれるだろうと、力を使ってすり抜けたらますます目が釣り上がる。怒ると怖いというより幼さが前面に出てくるよなぁ、とは口には出さない。
「避けるなよ!」
「あのねぇ。オレもやっぱり痛いの嫌だから」
「俺の脚がソファに当たっただろう!」
「いや、それ自分のせいだから」
「じゃぁ弾丸くれてやる」
「おいおいおい。今ジャスデロいないでしょ…っておい、実弾入れてるのかよ!」
ダンダンダンッ――
連続発射された弾丸が頬を掠めていく。苛立って照準が定まってなかったから良いようなものの心臓に悪い。今は何も意識してなかったから当たったらマジでやばいって。慌ててピストルを押さえつける。
「わかったわかった。今のは謝るから。で? 」
「昨日もお前が悪いんだからな!」
「へ? 昨日? オレ、何もしてないでしょ?」
「何処行ってたんだよ!」
「そりゃぁ、お仕事?」
「エクソシストと仲良く話するのがかよ!」
「いや、話したけどちゃんと殺してたでしょ、オレ」
「ムカツク! 笑いやがって」
「いや、オレが人殺す時に笑うの、いつものことでしょ」
「ともかく、ムカついてるんだよ!」
「……もしかしてオレ、嫉妬されてる?」
戸惑いがちに問い掛けて首を傾げて見せれば、うっせーとまた怒鳴り声が返ってきた。まったく、いったいどういう反応すればいいのよ。と、言いかけた唇は途中で止められた。
強引に胸倉をつかまれて引き寄せられて乱暴に唇を塞がれる。反応を返す前に思いっきり押されて、ソファへと押し倒される。こういう時のガキの行動力は、本当に半端じゃない。
唐突過ぎてストレート過ぎて心臓に悪い。
「ティキは俺のだからな!」
睨みつけてくる瞳は幼くも力強い。上手に表現することが苦手でも、偽ることを知らない真っ直ぐな感情。眩しいぐらいに。
「――はいはい。仰せのままに」
ガキで馬鹿で扱いづらい。それなのに愛しい、ってどーよ。

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