運命の果てまで

テイルズ(V/G/A/S-R/D)・FF・Dグレなど、ゲームやマンガに好き勝手萌える腐ログ

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何度でも君に -バシュバル-

「恋というのは……」

ブルーグレイの瞳が触れそうなほど近い距離で開かれていて、薄雲のかかった空のような色が視界を埋め尽くしそうなほど大きい。相手の瞳の中には自分の瞳が映りこんでいて、その色合いに少しだけ不愉快な気分になった。
色合いの逆転した同じ光景を相手も見ているのだろう。その事実が居た堪れないもののような気がして、固く瞼を下ろす。それでも頬に当たる光の感触はなくなることはなく、余計に周りの気配が鮮明に描き出されるような気がした。

「予想もしない瞬間に予想もしない相手に嵌るものだと聞いたことがある――」

身体を震わすような低い声で耳元で囁く。
小さく呟かれているにもかかわらずよく響く声だ。荒げられることの滅多にないこの声が、戦場ではどのように指示を出していたのかと想像すると奇妙な興奮に包まれる。

穿たれる楔のように一つずつ落とされてくる声。そこから逃げるように手を宙に伸ばしたが、すぐに大きくて硬い手に捕まえられ台座へと押し戻された。下半身の焼けるような熱さと裏腹に重ねられた手の平は冷たく、バルフレアの全てを支配する鎖のような感触だった。

「……世の中、予想…できないことの方が、多いもの…さ」
「そうだな。それには私も賛同するよ」
「じゃぁ御託はいらないだろう? アンタは不覚にも俺に嵌ったって事実以外の何が必要だ?」
「君の心――かな」
「はっ、馬鹿馬鹿しい。ガキじゃあるまいし。何だ? 『俺もアンタと同じ気持ちだ』とでも言えば満足するのか?」

容赦なく突き上げられてくる刺激に身体を捩じらせるが、勢いを逃がそうとするバルフレアの身体をバッシュは巧みに押さえつけ、余すことなくその刺激を注ぎ込んでくる。

「いや、そんなことは望んでいないよ」
「じゃぁ俺に嵌ったのが不覚だと言いたいか? まぁ将軍様には予想もしていなかった状況だろうなぁ、今のこれは」
「――君の瞳も、青色に見えるな」
「あん?」
「光がね、差し込んでいるから」

バッシュが少し顔を横に避けると、眩しい光がバルフレアに降り注いできた。
眩しさに閉じた瞳を徐々に開けていくと、空から降り注いでいるのが青いグラデーションの光だと気づいた。目を細め光の元を辿ると、そこには美しい青色のステンドグラスの嵌め込まれた窓が広がっていた。美麗な細工は様々な色合いの青が無数に並べられていて、雄大な空と清廉な海の美しさを余すことなく現していた。

先ほどまではまったく差し込んでいなかった光だ。
恐らく太陽がある一定の位置に来た時だけ、この場所に青い光が降り注ぐように設計されているのだろう。こういった建築物では良く施される仕掛けだ。

バッシュの金髪越しにステンドグラスの青さが揺らめいていて、海の中にいるような、空を駆けているような、錯覚に囚われる。実際はただ冷たい腕の中にいるだけだというのに。

「――罰当たりだな」
「何がだね?」
「一番綺麗な場所は神様に捧げられるものだと決まってるものさ」
「だが君に良く似合う。綺麗だ」
「そういう歯の浮くような台詞はいい加減にしてくれ」
「ただの本心だよ。あまりにも綺麗だから私は恋に堕ちた」
「止めてくれ」
「ずっと君のことを大切だと思っていたはずなのに、それでもまた君への恋に堕ちた。本当に、恋とは予想もしない瞬間に予想もしない相手に嵌るものだ」
「……それ以上、口を開くな」
「何故?」
「煩い。黙ってろ」

冷たいはずの手が熱くてたまらなくなってくる。
その意味など予想もしたくない。


要するに教会でやってる二人、の話(爆)。
ごめんなさい。本当に甘ったるいだけの意味のない話です。好きな人を相手に何度も何度も恋に堕ちる二人。

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