運命の果てまで

テイルズ(V/G/A/S-R/D)・FF・Dグレなど、ゲームやマンガに好き勝手萌える腐ログ

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困るなぁ -アレティキ-

今日から週末まで勝手にD灰アレティキアレSS祭り。
アレティキかティキアレかは悩むところですが、あー、もう、好きだ!好きなんだよ!この二人の本を、誰か本気で作ってー。激しく希望!アレティキが茨道でも好き過ぎ。
それにしてもWJが…。WJがなぁ……。



「はいどうぞ」

そう言って手渡すとあからさまに不審そうな瞳を向けてきた。
表情はピクリとも動かない。
確かに敵同士だけど今日は別に少年を消しに来た訳じゃない。別の用事のついでで、近くに来たから顔を見せただけだ。笑顔で迎えろとは言わないから、せめて普通に相手してくれないものか。それともこの身に染付いた血の匂いが気になるのだろうか。
あぁ、どうして少年は俺にだけそんなに冷たいのか。
嘆いて見せても少年の冷たい反応が温められることはない。

「これは、なんですか」
「ラッピングされたクッキー」
「見たらわかります」
「聞いたの少年でしょう」
「こんなもの、貴方から貰ういわれはありません」

拒絶されるのは仕方ないとしても「貴方から」の部分を強調して言われるのはさすがに堪える。それって俺以外からだったら別に気にせず受けとってもいいけど、俺だからダメだって事?
俺ってそれほど嫌われてるの? それとも俺だけ特別だって喜んでいいところなの? 俺としてはわかり易い反応をいただけると嬉しいんだけどね。

「貴方の感情に興味ありません」
「ほら、少年、大食いだって聞いたから」
「また聞いてない。――人より多く食べる自覚はありますけど、貴方には関係ないことでしょう。お腹をすかせて可哀相だとでも思ったんですか」
「いや。餌付けのつもり」
「餌付け――――」

あ、固まった。
と思ったら視線が凶悪になっていく。レベル1ぐらいの悪魔だったら睨んだだけで壊せるんじゃないか。口元も恐い。千年公もビックリの邪悪な笑みを浮かべるのは正直勘弁して欲しい。指をポキポキ鳴らすのは何の為の前準備ですかとはあまり聞きたくないことだ。

「餌付け……」
「うわっ。ちょっ、少年。その顔は悪魔化してるように見えます」
「ノアが悪魔を恐がるんですか」
「ちょっ、そこは否定するところだって」
「この左目は呪われてますからね。否定しません」
「いやいや。その左手、しっかり発動して俺の心臓狙ってない?」
「気のせいじゃありませんから、動かないで下さい」
「うーん、そんな熱烈に俺のこと想ってくれるのは嬉しいんだけど……。あんまりさ、可愛い顔されると楽しむの忘れてすぐに壊したくなるから困るなぁ」

狙い済まされたイノセンスをティーズで防ぎながら後方へと退く。
向けられているのは警戒と威嚇を込めた鋭い眼差し。構えられているのはノアを捕えることの出来るイノセンス。痛く鋭い気迫は身体の奥深くに突き刺さって抜けそうにない。壊され血を流しているかのような喪失感さえ覚えるほどに。

ゾクゾクするほど楽しい。
必死にティキを拒絶するその様が美しくてそそられる。
愛しくて愛しくてたまらなくなる。
ゆっくりと、血で汚れながらその心臓をこの手で抜き取りたいと想うほどに。

禍々しい左手のイノセンス。
右手には離れる間際に押し付けたクッキーの包み。
どちらも少年を際立たせる。
ほんの少しのバランス加減でどちらにでも転んでしまいそうな少年。これ以上ないほどアンバランスで、そのくせ絶対に足を踏み外さずに真っ直ぐと進んでいく少年。

ホント、困るな。
今すぐ壊したい衝動が抑えられなくて、困る。

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