運命の果てまで

テイルズ(V/G/A/S-R/D)・FF・Dグレなど、ゲームやマンガに好き勝手萌える腐ログ

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何故でしょう? -D灰-

D灰からティキのSSを。無自覚な、アレ←ティキのティキとロードです。ノアの一族は特にこの二人の会話が好きだったりします。二人とも可愛い。
WJでの現在のあの盛り上がり方、もしかしてティキに死亡フラグ立ってます?と不安で仕方ない今日この頃。覚悟は既にしてますけど。



「ティッ?キ?」
「――ん?」
「ねぇティッキー今、どんな顔してるか知ってる??」
「誰かさんの宿題手伝わされて嫌そうな顔してる」
「へー。あ、それ間違ってる」
「ん?」
「ほらスペルが違うよ?」
「文句言うなら自分でしろよな。オレは学がないってーの」
「それはそうだけどね」
「肯定するな! ……ったく」

カリカリと手を動かして言われた通りに書く。
こんな面倒なこと自分のことだったら絶対にやらないことだが仕方がない。生意気で口が悪いがこれでも「家族」だ。頼まれたら嫌だとは言えない。――嫌だと言われることはよくあるが。

「でもハズレだよー」
「んー? 何がハズレだ」
「ティッキー今ね、寂しそうな顔してるんだよ?」
「あぁ――そういや大物の銀を持って帰ってやるっていったのにまだ帰ってないしなぁ」
「違うよ?。そっちじゃないよ?」
「???」

白い時のオレの仲間を浮かべながら応えたら、ロードは相変わらずの間延びした口調で返してきた。テーブルの上に広げたノートの上にちょこんと座って、真正面に陣取って顔を覗き込んでくる。

それ以外に理由など思いつかずに首を傾げた。
ロードとの会話は断片的であちこちに飛ぶので要領が掴みにくい。もっとも千年公とは怖ろしいほどツーカーな会話を繰り広げているので、ようは相性だけの問題かもしれないが。

「他になにがあるよ」
「アレン君」
「少年?」
「会えなくて寂しい??」
「あのねぇ。殺し損ねてたって言われてショックなの、オレは」
「不甲斐な?い」
「はいはい。すみません」

あの時確かに少年のイノセンスである左手を砕き、心臓を穿ったのだ。力も命も躊躇いなく奪ったつもりだった。あれで生きているはずがない。弱くて殺されるだけの人間が、自分の手に掛かって生きているはずなどないのだ。
それなのに生きていると。確かに生きているのだと。そう言われた時に――

「どう思ったの?」
「ショック」
「本当に?? それだけティッキー?」
「……それだけ」
「じゃぁ?、なんで??」

どうしてそんな表情をしているの、と重ねて問われる。
そんな顔と言われても、ティキ自身には自分の表情は見えないのだから何とも言いようがない。だからと言ってわざわざ鏡を覗き込むような気にもなれないのだから「何ででしょうね」と返す他なかった。

わかる訳などない。わからなくていい。
唯の弱くて脆い少年の顔が、何故か脳裏から離れない理由など。

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