運命の果てまで

テイルズ(V/G/A/S-R/D)・FF・Dグレなど、ゲームやマンガに好き勝手萌える腐ログ

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私に、触れて -ルーネス×イングズ-

「お前はいったい――!」
「何のつもりだ、なんて言うなよ」
「ルーネス!」
「俺はさ、何度でも言った筈だろう?」
「…………」

言葉を詰まらせたイングズに、にっこりと笑いかける。ルーネスは優しく微笑んだつもりだったが、この場面とこのタイミングで満面の笑顔を見せられた方は、そうは受け取れなかっただろう。現にイングズは気圧されたように言葉を詰まらせ、瞳を彷徨わせた後、自分から視線を外した。
ずっと瞳を覗いていたら、自身の中にある何かを根こそぎ奪い取られてしまう。そんな恐怖を抱いてしまったのだ。力がすっと零れ落ちて抵抗する気力が抜き取られていく。

「――ねぇ、それって了解したってこと?」
「ば、馬鹿なことをいうな! 早くそこからどけ!」
「…せっかく隙を突いて押さえ込んだんだから、どけと言われてはいそうですかって言う訳にはいかないと思わない? 俺にとっては好都合で、今はアルクゥもレフィアもいなしことだしね」
「だからって――」
「無理矢理するのか、って?」

イングズの抗議の言葉を先に言い、くくっと楽しそうに喉の奥を鳴らす。
表情は至って無邪気で瞳は好奇心を宿した子供のようだ。さらっと呟かれる言葉は明るい響きで、イングズの身体を押し倒してながら発しているものだとは思えない。

すっとルーネスの手がイングズの頬に触れる。
手袋越しの手は、けれど妙に冷たく感じられてイングズは背筋に沿ってゾクリと何かが駆け上がるのを感じた。身体の芯が震えさせられる感触。そのくせ熱い。

「だってさ、イングズってば、融通利かないし」
「……何の話だ」
「本当は色々わかってるくせに、そんなはずないって、自分の感情を打ち消しちゃうだろう。世間の常識とか自分の使命とかばっかり気にして、自分のことを見ないようにしてる」
「俺はそんなこと――」
「本当に? 本当に自分の気持ちわかってる?」

頬から顎へ、顎から首筋へ、首筋から胸元へ。すーっと指を動かし楽しげに笑う。
思わず身体を強張らせたイングズに、ルーネスはもう一度「本当に、イングズは、わかってる、の?」と文節毎に区切りながら確認するように言った。アッシュグレーの瞳は磨り硝子に覆われた光のように淡い光を放ちながらも、周りの闇を吸収しているかのように深い。

「ふーん、そっか」
「…………」
「じゃぁ、気づいているんだ」

さらりと髪が頬に触れる。くすぐったいと思った次の瞬間には、熱い吐息が唇に触れ、それを理解する前に唇を塞がれる。柔らかい舌が滑るように歯を割って侵入してきて、口内を弄るように動く。
舌が舌に触れる。熱く絡みつき、ぴちゃりと音を立てながら吸い上げられる。頭の奥を針で差されたような刺激が身体の中心を貫く。
精神も身体も全て奪われそうになる浮遊感。意識と感覚が身体から乖離しそうになり拳を握り締める。身体の熱が上がるのが嫌でもわかる。

「――どう?」

荒々しく塞いでいた唇はあっけなく離され、荒い息を吐き出したイングズを涼しい顔でルーネスは問い掛ける。
応えるよりも早くルーネスは手を離して拘束を解き立ち上がった。いつもなら強引過ぎるほど迫ってくるのに、あまりにもあっさりと退いたことにイングズは戸惑いを覚えた。それを望んでいたにもかかわらず。

「ルー…ネス……」
「俺、意外と過程を楽しむタイプなんだ」
「…………」
「自分の気持ち、わかった?」
「俺の気持ちなど……」

――離れないで欲しい。

頭に浮かんだ言葉は自分のものではないはずだと言い聞かす。それすらもルーネスには気づかれているのだろうと思いながらも、見ないふりをする以外に自分を保てそうになかったから。


久しぶりにルーインで!
書く度に鬼畜っぽく…というか変態になってますか?うちのルーネス。

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