運命の果てまで

テイルズ(V/G/A/S-R/D)・FF・Dグレなど、ゲームやマンガに好き勝手萌える腐ログ

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Eyes of back -BASARA2?-

空気がヒリヒリと痛い。
隙間を抜けてくる風がやけに熱い。
身体中の血が今にも沸騰しそうだ。

普通なら息も出来ぬほど苦しくて、蹲ってしまうほどの圧迫感を覚えて、叫びだしてしまいそうなほどの緊張感に苛まれているというべきなのかもしれない。だがそんな表現は馬鹿馬鹿しい以外の何ものでもない。これほど興奮に包まれる瞬間はなく、これほど喜びに打ち震える瞬間はなく、これほど今を実感できる瞬間は他には無い。
戦いが今にも始まるというこの瞬間は、何度味わっても独特の興奮が味わえる。全身が喜びに打ち震えて、すぐにでも走り出してしまいそうになる。だがそれをぐっと堪えて、爆発寸前までじっと身体に溜め込んで、開戦の合図と共に一気に撒き散らすことで最高のエクスタシーを感じられるのだ。

僅かな時間でも長く感じられるもどかしい時間。
だが最高の楽しみを前にした熱い時間。

「...Are you ready?」

視線は前に向けたまま小さく問い掛ける。
言葉はいつも通り。けれど声は抑えようもなく弾んで、自分の興奮ぶりに笑い出しそうになる。楽しくてたまらない。これからの熱い時間を考えるだけで最高の気分になってくる。

気配は右斜め後ろで止まった。
それが誰のものであるかなどは、見えなくても足音が聞こえなくても明白だ。その場所はたった一人だけに与えられた定位置なのだから。それに本人すら沸点が低いと自覚している政宗に、背後から近づこうとする命知らずなど他にいるわけが無い。特に死角になる右後ろに立つなど、問答無用で斬り捨ててくれと言っているのと同じだ。

「準備、整いましてございます」
「いいねぇ。最高のpartyになりそうだ」
「くれぐれもご油断なさいませぬよう」
「わーかってるさ。せっかくのPartyを台無しにするようなことはしない。だが極上の獲物は全部俺が頂くぜ」
「敵の陣形は深みがございます。囲まれれば厄介でございますれば、あまり突撃なさいませぬよう」
「Ha! それはヤボってやつだぜ、小十郎」

振り向くと、真っ直ぐと政宗を見つめている小十郎の瞳とぶつかる。
小十郎の視線はいつでも政宗の方に向けられていて、振り向いた時に視線が交差しないということは一度としてない。常に政宗に向けられている視線。城の中だろうと、合戦の最中であろうとも、それを見つけられないことはない。
政宗が小十郎を探す時、そこには必ず先に政宗を見つけている小十郎がいる。

「先陣きって戦わないと楽しみが減るだろうが」
「それでは背後が狙われまする」
「no problem!」

笑って答える。
その小言は聞き飽きていた。
小十郎自身も言い飽きているだろうに、毎回毎回合戦前には必ず同じ小言だ。そしてそれに答える言葉も毎回同じだ。それでも毎回変わらぬ強さで告げる。

「お前の両目が俺の背を見て、お前の腕が俺の背を守る。他に何が必要だ? あん?」
「――政宗様」
「いいか、俺は自分の背後は気にしないからな。OK?」
「政宗様……。政宗様のお背中、この小十郎めが必ず」
「そうそう。じゃぁ、行くぜ! 楽しいshow timeの始まりだ!」

前を向いて高らかに声を上げる。
準備は万端。興奮は最高潮。後はPartyを楽しむだけだ。


いまいち政宗と小十郎の性格がつかみきれてないのに勢いだけで書いたSS。
サイトのジャンルは増えないと思いますけど、この二人の関係は素直に萌えます。

小十郎に、背後が隙だらけですぞと言われるたびに萌え萌え。あまり無茶なされるな、と言われるたびにムフフ。あなたの背中は守る…存分になされよ、でハァハァ。この小十郎がどこまでも共に、でウハウハ。政宗の「小十郎、皆を見てろよ、心配だからな」にキュン。でも一番のお気に入りは小十郎の「政宗様に刀向けたヤツ…前出ろ、前だッ!」(で、兵士たちが「で、でたあ! 小十郎様がブチ切れたぞ!」と続く)が最高だと思います。意外に気の短い小十郎ってのがいいね!

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