運命の果てまで

テイルズ(V/G/A/S-R/D)・FF・Dグレなど、ゲームやマンガに好き勝手萌える腐ログ

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迷走 - ヴァン→バル -

気だるくてたまらない身体を無理矢理浴室に引きずっていって、思いっきりシャワーの蛇口を捻る。

水量だけは文句なく多いシャワーは乱暴な扱いに抗議するように激しく水を吐き出す。水温は心臓が止まるかと思うほど冷たい。設定は熱めになっているが深夜のため途中に溜まった水は凍る寸前まで冷え切っていたらしい。
噴出する勢いで壁にかかっていたノズルがガタガタと揺れる。けれどノズルを手に取ることもなく、冷水に晒されて凍えそうな身体を庇うこともなくそのまま突っ立っていた。感覚は冷たさを通り越して痛さを伝えてくる。肌が冷たさで真っ赤に染まった頃になってようやく、吐き出される水温が次第に上がってきた。

額と肩を冷たいタイルに押し当てて身体を壁に預けると、冷たさで固まった自分の穴へとゆっくりと自分の指を押し当てる。小さく息を吸い込み意識して下半身を弛緩させると、人差し指と中指を根本まで突き入れる。

「ん…――くっ」

内側を指の腹で押し込みながらぐるりと掻き混ぜ、指を折りながら中に溜まったものを掻きだすように引き出す。ぐぷっ、と空気ごとドロリとしたものが吐き出される音がシャワーの水音に混じって鼓膜を叩く。ほとんどかき消されそうなほどの小さな音なのに、嫌に下半身に響く重みを有しているように感じられた。
手馴れた行為のはずなのに、冷たさで滑らかに動かない指先のせいか、妙に性感帯を刺激する。行為の後始末一つでまたいきそうになってしまうほどの、研ぎ澄まされてしまっている自分の感覚が恨めしかった。

何かを求めていた訳ではない。何かを与えるつもりもない。それでも身体は心のありようなど気にかける様子もなく、煽られた分だけ熱をましながら貪欲に相手を貪り食おうとする。そしてもっと快楽を寄越せと打ち震えるのをやめようとしない。

――――トントン

「………………何だ?」
「大…丈夫?」
「……もう戻る」
「ここで寝てもいいよ? 俺、ソファーでもいいし」
「煩い」

気遣う口調と態度が気に入らなかった。
ただ相手が欲しかったから寝ただけだ。溜まっていた熱を放出する為の行為だ。ヤレればそれで良くてヤリ終わればそれで終わりなのだ。別に嫌いだとかいう訳ではない。ただ根の純粋さが見え隠れする分、自分との違いに不協和音が響いているように感じてしまうのだ。

バタンと乱暴に浴室のドアを開けて出ると、不安気に見上げてくる青い瞳にぶつかった。だが視線をそのまま別方向へと逸らして瞳を見ていないふりをし、床に散乱している服を拾い上げて羽織る。

「戻る」
「――うん」

冷た過ぎるぐらい素っ気無くそういい捨てて、小さく応えたヴァンの短い返答も最後まで聞くことはなく部屋を後にした。


バシュ←バル←ヴァン。
これいったいいつまで続くのかなぁ(汗)。誰か止めて!

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