運命の果てまで

テイルズ(V/G/A/S-R/D)・FF・Dグレなど、ゲームやマンガに好き勝手萌える腐ログ

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Stranded -バルヴァン-

FF12のバル→ヴァン→バシュの恋話…の予定。予定は未定。未定は希望的観測。実際のところは神様もわからない代物。
寛容で寛大な方だけお楽しみ下さいませ。



無意識のうちに手を伸ばし、ヴァンの口の端についてたジャムを指で拭う。

自分でも頭が痛くなるくらい何も考えていない行動だったので、隣に座っていたフランがテーブルの下で足を小突かなかったらそのまま指を口に入れてしまっていただろう。幸いにもまだ修正のきく状態だったために、指を口へと運ぶことなく手元のナプキンへと軌道修正できた。
ほんの少し気を許しただけで自分の行動は理性の制御から離れる。一瞬の隙で主導権を奪われてしまう。そして性質の悪いことに自分自身がその状況を望んでしまっている。まったくらしくない。

視線を落すと鮮やかな赤と甘い匂いにくらっとする。
白いナプキンについた果肉の入ったストロベリージャム。

「な、ななな、何するんだよっ」
「………声が上擦ってるぞ、ヴァン」
「バ、バルフレアが妙なことするからだろう!そんなのは女の人相手だけにしろよな!」

まったくわかってないな。
寄ってくる女相手にそんなことする訳がない。ジャムを口につけるような女は願い下げだし、甘いジャムを口にするぐらいならさっさと身体の方を頂いている。赤くて甘そうなジャムに目がいったのは、自分の欲求が満たされないで甘さに飢えているからに他ならない。

おまえを喰わせろ。
抵抗があるならおまえが俺を喰ってもいい。

幸いにも俺は喰うのも喰われるのも慣れているからどちらでも問題ない。この飢えた欲望を満たせるのならそれこそ瑣末事だ。俺のは前にしろ後ろにしろ、おまえと一緒にならせろと疼き暴れて手がつけられなくなりそうだ。
ガキだろうが馬鹿だろうが関係ない。そんなことで抑えきれるものならとっくに世界海溝よりも深い海の底に沈めてやっていたのに、欠点を腐るほど並べてみても自分の中の欲望は一分一秒毎に大きくなっていく。

「何赤くなってんだ、おまえ?」
「恥ずかしいことバルフレアがするからだろう!」
「おいおい、俺はお子様を喰う趣味はねーぞ」
「誰もそんなこと言ってないだろう!朝からそんなこというなよな!―――あ、バッシュ!」

遅れて降りてきた足音に、こちらに向けていた不機嫌な表情を一瞬で掻き消して振り返る。
青い瞳が楽しそうに細められている。
まだ汚れの残ってる口が嬉しそうに笑っている。


無意識にジャムを拭った指を噛む唇。
口の中だけが甘過ぎる匂いに包まれた。


基本的にバシュ←ヴァン←バルな関係。バルの報われない恋っていいよね!<サイテー
恋は自分だけで閉じていればたまらなく甘いけど、相手を求めると苦いものというイメージ。バル超乙女物語。断続的に続いたりします。

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