運命の果てまで

テイルズ(V/G/A/S-R/D)・FF・Dグレなど、ゲームやマンガに好き勝手萌える腐ログ

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熱い -ルーネス×イングズ-

頭の中でドラを鳴らされているように煩くて痛くて思考がまともな形にならない。張り付いた喉の奥が痛くてたまらない。舌先がチリチリとして訳もなく苦味を感じる。

輪郭すらつかめない視界の向こうに何かが動く気配を感じて、そっと手を伸ばしてみる。たったそれだけの動作すら重いが構わずに力を込めると、向こうから伸びてきた柔らないものが自分の手を掴むのがわかった。あぁ、冷たくて気持ちがいい。

「……ーネス?大丈夫か?」

冷たさにやや遅れて振動が意味のある音となって耳に届いてくる。声の主がイングズだと理解するのと同時に視界の靄が取れてきて、自分を覗きこむ瞳を見つけ出すことが出来た。

「イ…ングズ?何やってるんだ、おまえ?」
「何って……。おまえ宿に着いた途端に熱出して倒れたんだぞ」
「倒れ…た?」
「覚えてないのか?医者は怪我からくる発熱だろうって言ってたけど」

そう言われればずっと身体が熱かったことを思い出す。宿について気が緩んだ瞬間に意識を失ったということだろう。一晩眠れば大丈夫だと思っていたのだが、眠る前に倒れて体調不良がバレてしまい心配されている状況のようだ。

「すまない。俺が………」

普段の力強さとは正反対の弱々しい声が呟く。今日ルーネスが負った傷といえば、混乱したイングズが放ったサンダガによるものぐらいだから責任を感じているのだろう。ルーネスに添えられたイングズの手が小刻みに震えていて、これではどちらがどちらを看ているのかわからなくなりそうだ。

「―――そうだな。元はといえばイングズが無謀に敵に突っ込んだからだしな」
「………………」
「手間かかるし、痛いし、熱いし、たまったもんじゃないな」
「………………すまな―――」
「だから、さ」

謝りかけたイングズを止めるようにぎゅっと手を握ると、イングズはそれを、ルーネスが何か痛みを訴えているのかと感じたらしい。慌てて大丈夫かと不安げな表情で覗き込んでくる。まったく無防備に、鼻先が触れそうなほどの距離まで。

だから、キスをした。
掴んだ手をぐっと引いて、もう片方の手をイングズの首に回して。慌てて体勢を整えようと手をついたイングズの唇に、しがみつくようにして唇をしっかりと重ね合わせる。目の前で驚愕に見開かれた瞳を見つめながら、それでもそこに明確な拒絶の色が浮かばないことに満足しながら。

―――あぁ、熱い。

身体も心も限界まで発熱しているようだ。


いつまで混乱ネタ引きずるの?と思いつつ。
ちょっと押しが弱めのルーネス?のつもりが、ちゃっかり自分の立場を利用してキスしてますよ、この子!うちのルーネスは本当にいい性格だわ。

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