運命の果てまで

テイルズ(V/G/A/S-R/D)・FF・Dグレなど、ゲームやマンガに好き勝手萌える腐ログ

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目覚めて -スレルク-

巷で流行のスレルクです。ルークの性格がありえないぐらい黒い(っていうか、スレてる)ことこの上ないので、寛容な方だけ閲覧願います。



目が覚めた。
気分は最悪だ。

目が覚めたことが最悪な訳ではない。目覚める前から気分は最悪なのだからそれが継続しているだけのことで、ある意味何も変化がないだけと言ってしまえばそれだけだ。と、そんな慰めを自分にかけてみても無駄だってことはわかってる。

「ご主人様!目が覚めたですの!」

甲高い声が目覚めの頭に響いてウザイことこの上ない。だがそれ以上にウザイことがたくさん転がっているのだから、ブタザルのウザさ順位は下がってると言ってもいいだろう。それにアクゼリュスを挟んでも態度が一貫して変わらない、というのは賞賛に値するところでもある。少しは見直しても良い気分だ。相変わらずウザイけど。

窓の外に人影が見えた。
アッシュ越しに見ていた状況から考えるとティアなのだろう。あまり顔を合わしたいとは思わないが、ここから出る道を聞くには一番の適任者だ。この際、好き嫌いを言っていても仕方ないだろう。白い花の咲く中庭への扉を遠慮なく押し開く。

「地下でも花が咲くんだ」

率直な感想だったがどうやらティアのお気に召さなかったようだ。目が覚めたのね、と冷たい声で返される。前からそれほど優しい言葉をかけられた記憶はないが、さらに温度が下がっているような言い方だ。流れ出た汗まで凍らされてしまいそうな冷たさだ。汗なんて出てないけど。

「地上に行きたいんだけど」
「行ってどうするの?」
「別に。でもここにいる理由もないだろう」
「皆、あなたのことを許さないわよ」

別に許してもらおう何て思ってる訳じゃない。というか、何で皆に許しを請わなくてはいけないのかさっぱり見当がつかない。そう言ってやったらティアの目が益々釣り上がる。

「呆れた………。あなたアクゼリュスを崩壊させてそんなことをまだ言えるの?」
「アクゼリュスのことは悪いと思ってるさ」
「わかってないわ。いったい自分がどれだけのことをしたかわかってるの!それを簡単に悪いだなんて、ちっとも反省しているようには見えないわ」

泣き崩れれば気がすむのだろうか。それとも責任を取って死を選ぶとでも言えば納得するのだろうか。だがどちらも答えはNOだろう。きっと何を言っても何をやってもお気に召す選択肢などないに違いない。

「それは正論だけどさ。じゃぁ、俺がどうしたら納得するわけ?」
「………結局人任せなの?」
「別に。俺が何を言っても気に触るみたいだから、模範解答ってのがあるんなら予め教えてもらった方が手間が省けるなって思ってね」
「なっ―――」
「で、どうやったら地上に戻れる?」

言葉に詰まったティアが殺気すらこもってる視線で睨みつけて、黙ったまますっと踵を返した。これ以上会話も交わすのも嫌だという意思が見て取れたが、取り合えず地上に戻る道は教えてくれるらしい。

足元で飛び跳ねるブタザルを蹴り上げて乱暴にその耳を掴むと、ティアの3歩後ろをまったく同じ歩調で続いていった。

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