運命の果てまで

テイルズ(V/G/A/S-R/D)・FF・Dグレなど、ゲームやマンガに好き勝手萌える腐ログ

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ツーカーの仲

ヴァンバルSS。見習いと空賊は何を言ってても周りからはこんな風に見えてしまってたらいいなという願望の産物です。
 
==========
 
普段不規則なバルフレアも朝だけは決まって皆と一緒に食事を取る。

それは朝食の時間を大事にして―――という訳ではなく、出発時間の兼ね合いと、何より出立前に体調を整えるのが旅においては必要不可欠と知っているだけだ。
数種類の新聞を読みながら情報収集をし、片手を申し訳程度に動かしながら栄養価の高いものを口に運ぶ。パンネロが行儀が悪いと抗議したのだが、普段なら女性の訴えを無下にしたりしないバルフレアが何故かこれだけは譲らなかったのだ。

視線は新聞から逸らされることはない。けれどフォークのターゲットが皿の上の食べ物から外れることはないし、手を伸ばして取るワイングラスを倒したこともない。もう一つ目があるのではないかと思いたくなるほど器用だ。……行儀は悪いが。
と、その手が少し止まる。
腕を伸ばして何かを取ろうとしているようだが、新聞を抱えたままの姿勢では限界があるらしい。
バッシュが見るに見かねて何を欲しているのかと口を開こうとした瞬間、

「はい、バルフレア」
すっと伸ばされたのはヴァンの手。その先にはバター。
「んー」

当たり前のようにヴァンによって小さく切られたバターを、当たり前のように受け取ってパンに乗せて口に運ぶバルフレア。あっけにとられていると、別方向にまた手を伸ばしたバルフレアにすっと水のグラスをヴァンが押し出す。またもやそれを無言のまま受けとるバルフレア。
毎朝こんな状況だったろうかと、ふと考える。
そう言えば最初はバルフレアがヴァンにあれを取れこれを取れと煩く言っていたように思う。人に頼むならもう少し言葉遣いを正すべきであるし、何よりその程度のことは自分でやるべきだと注意した記憶があるのだから。それがいつの間にやらこの状況とは。

「はい」
「あぁ」

会話とも呼べない会話で、目線を上げることのないバルフレアは差し出された葡萄を手にとって食べている。これではまるで………

「あら、バルフレア。いつの間にか素敵な奥さんを見つけたわね」

フランが楽しそうに口を開いた。
バッシュもまったくの同感だったので無言のまま頷く。パンネロも「そうね」と笑顔で同意し、アーシェは少し眉をひそめながら「まったく」と言いつつも同意している。
これではまるで長年連れ添った夫婦のようだ、というのは、パーティー全員の共通認識のようだった。だが本人たちは不服を顕にしガチャンと食器を叩きつけるようにしてテーブルに置き、

『誰が奥さんだ!』

と同時に叫んだ。
見事なハモリだ。
ある意味正常な反応であって、頬を赤められたらどうしようかと密かに恐れていたバッシュにとっては有難い反応だった。ここまでは。が、その後に決意を込めた少年の言葉はそんな安堵を打ち消すものだった。

「逆!俺がバルフレアをお嫁さんに貰うって決めてるんだからな!」

拳を握り締めて力強く言い切る。
良くぞここまで責任感を持った男に成長したものだと褒めてやりたい気も少しするが、それ以上に問題を多く含んだ発言であることに本人だけが気づいていない。
案の定、コントのように椅子からずり落ちたバルフレアは我に返ると「この馬鹿野郎が!」と叫び、水の入ったコップを投げつけて辺りは一時騒然となる。

いつものように皮肉で返さないのはまさか心当たりがあるからなのか?などと怖い想像を掻き消すようにバッシュは慌ててバルフレアを押さえにかかるが、その時ボソッと呟いたヴァンの言葉は精神衛生上の観点から聞こえなかったことにした。
 
「だって、俺がタチじゃんか」
 
聞いてない聞いてない。何も聞こえてない。
 
==========
タチの意味を間違っても親には聞かないように。まぁもともとの意味は歌舞伎で使われてた男役をさした「立ち役」なんですけどねー、あははは。
リク下さったHam様、ヴァンバルになってますかね?

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COMMENT

とてもとても計り知れないぐらい

もう辛抱たまらずここに失礼いたします・・・!

とてもとてもヴァンバルじゃないでしょうか?!!!!
うちのヴァンだったらもっとひどいので
あえて聞こえるように ぼそっと言ったフリして
「アンタ ネコ じゃないか」とかいいそうです
恐ろしい子・・・!!!
すっごい幸せになりました!もうパラダイスみつけたようです・・!
めろめろです・・!!
もっとヴァンバルリクしていいでしょうか・・?!!!
←厚顔無恥

| Ham | 2006/09/18 01:43 | URL | ≫ EDIT














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