運命の果てまで

テイルズ(V/G/A/S-R/D)・FF・Dグレなど、ゲームやマンガに好き勝手萌える腐ログ

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指(バシュバル)

「―――バルフレア」
「あん?」
「すまないが、じっと見られるのは苦手なのだが……」

バッシュは剣を磨く手から意識的に視線を逸らさずにそう言った。
先ほどからずっとヘーゼルグリーンの瞳が指の動き一つ一つを追いかけていることには気づいていた。しかも無言のまま一瞬も逸らさずに、だ。気にするなという方が無理である。

「………指」
「? 指がどうかしたか?」

視線を逸らさずに呟いたバルフレアに、バッシュは自分の指をまじまじと見つめる。太くてゴツゴツとした指だ。剣を持ち続けた指は到るところにタコができていて硬くなっている。だが別段珍しいものではない。
銃しか持たずタコなどないように思えるバルフレアの指も、工具を持ちなれた硬い指をしている。あの指を見れば日頃どれだけ悪ふざけた言動をしていたとしても、その人となりがわかるというものだ。自由と飛空艇を愛してやまない空賊の姿が。
バルフレアは視線を逸らさずに白い歯を見せて笑う。こういう表情の時にはろくなことを考えてはいないはずだが、さっぱり見当がつかない。

「あんた爪短いな。切り過ぎじゃねぇのか?」

手が指先を弄るように触れてくる。
確かに爪は短く切りそろえている。戦いの最中に強い衝撃を受けたて爪が欠けたり剥がれたりするよりは、前もって深く切り込んでおいた方が安全だからだ。その程度の痛みで戦えなくなることはないが、不意の衝撃は一瞬の隙を生む原因になる。

「そんなこと言ってんじゃねーよ。あんた本当に頭の構造がクソ真面目にできてるんだなぁ」
「では何か問題でも?」
「問題なんかありゃしねーよ。ただ……」
「ただ?」

じっとヘーゼルグリーンの瞳が指を見つめている。
ただそれだけのことが何故か心臓に痛く、深く切り揃えた爪を撫でるバルフレアの指が妙に艶かしく感じられる。その感情を読み取ったかのようにバルフレアは楽しそうに目を細め「将軍様はいやらしーな」と笑った。

「あんたさ、そこで俺のためだって言えよ」
「君の?何故だね?」
「……サイテーの受け答えだな、それ」
「君の言葉がわかりにく過ぎるのだ。はっきり言ってくれたなら私もまともな答えを返せる」
「それがわかってないってんだけどね」

バルフレアは人差し指と中指とを右手で握り締める。そしてその指先に口を近づける。

「俺の中を傷つけないために深爪にしている、ぐらい嘘でも言えよ。だったらサービスしてやるのに」
「中って………なっ―――!」

言葉を繰り返しかけてようやく意図することに気づくと、触れられている部分の熱が一気に上昇するのがわかった。バルフレアが握っている二本の指は昨晩も彼の中を味わった指だ。熱い中に喰われるように吸い付かれ、散々に慣らし解した自分の指だ。

「どう?また使いたくなった?」
「……君という男は………」
「難しく考えるなよ」

くくっと楽しげに笑いを漏らすのは、溜息混じりに答えるバッシュが既に自分の意図どおりになることを承知しているからだ。何をどういえば十分その気にさせられるか、男同士だからこそ引き返せないであろう境界線を読み取ることができる。
立ち上がったバッシュにバルフレアは視線だけ上に向け、座ったままの姿勢で一つ手招きをする。

「さぁもう一度だ」
「何故?」
「ただの言葉遊びだよ。―――あんた爪短いな」
「………君のためだ」
「上出来。早く俺の中に来いよ。ただし―――」

無骨な口付けに巧みな舌の動きで答え、互いの口内を激しく舐めまわす。女相手のお綺麗なキスなのではなく、隙あらば互いを貪りつくすかのように獰猛で飢えた交流。

「いかせるのはあんたのブツでだぜ?」

しどけなく笑う姿に「君という男は」ともう一度繰り返しはしたものの、それ以上の言葉は互いに必要なかった。ただ互いを求める身体と互いを受け入れる身体さえあれば、他には何も必要ない。
そう感じるほどには、自分は男だった。


太くて硬くて適度な凹凸もあるからバッシュの指は解すのに丁度良さそうという話。
と、言うと色々人としてサイテー感が漂います…ね。いいですよ、私のバシュバルは基本はこんなだ!と開き直っておくことにします。

コメントレスは下でやってま?す。

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