運命の果てまで

テイルズ(V/G/A/S-R/D)・FF・Dグレなど、ゲームやマンガに好き勝手萌える腐ログ

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あれ?

バトン受け取ってます?。
でも結構難しい。うお?日々回答が変わる気がするのですが……。

そんな訳で今日はサルベージしたデータをUP。でもこれ、いったいどんな話で使うつもりだったのかさっぱり思い出せない。CPすら思い出せない。わかるのはFF12でバルの独白、というところだけ。ま、いいか(笑)。


目の前には青く澄んだ海。地面は白い砂。
海が珍しくてはしゃぐお子様たちの欲求を満たすべく、一行はここで小休止を取ることに決めた。子供たちにはバッシュは妙に甘いところがある、と文句を言いつつもバルフレアにとってもここでの休息は救いだった。実際は一行の中で一番バルフレアの方が限界に到達していた。
ここ最近は寝つきが悪く、旅において寝ることは義務だと承知してはいるが、どれだけ目を瞑っていてもそのまま朝を迎えるのだからどうしようもないのだ。照り返しの強い海の眩しさは現在のバルフレアにとっては致命的なもので、眠れないまでも少しじっとして体力を回復してやらないと引き金すら引くのが難しくなりそうだった。
大きく枝を広げる木の根元に腰を下ろして目を閉じる。
遠くで聞こえるのはヴァンとパンネロのはしゃぐ声。それに注意を促す将軍様の声。珍しくやや不本意さを滲ませながらもアーシェの受け答えする声も聞こえる。
ここを過ぎれば目的地まであと少しだ。寝不足で倒れる、何て醜態をさらしてしまう前に何とかたどり着きたいものだ。
寝不足の原因は何となくわかっている。帝都に近づいているからだ。
自分から捨てたはずの故郷の帝都。まさかそこに自分から舞い戻ろうとする日が来るとは考えてもいなかった。いや、ある程度予想はしていたが、その日がこれほど早くやってくるとは思っていなかった。
戻りたくない理由は枚挙にいとまないが、戻りたい理由など自分には一つとしてない場所だ。捨てたもの、捨てたつもりのもの、捨てきれていないもの。ごちゃ混ぜに放り込まれた玩具箱のように、あそこには過去の残骸が嫌というほど蠢いている。せめてそれらを直視できるぐらいの時間経過があればこれほどまでに不毛な思考に囚われることもなかったのだろうが、不意打ちのような流れで足を運んでいる身としては、何の覚悟も耐性も出来上がってはいない。
――いや、違うか。
言い訳を並べる自分の心を一蹴する。
不意打ちで仕方がないからこそ、自分は帝都に向かうことができているのだ。少しぐらいは心の準備ができてから、などと言っていてはきっと一生かかっても足を踏み入れることなどなかっただろう。捨て切れなくても、直視できなくても、目を逸らして歩み続けることは容易いのだから。
こうして瞼を下ろしていれば、益体もない思考が忙しく頭を駆け巡るものの、次第にその力が弱まってくるのがわかる。身体の疲れに引きずられるように頭も疲れを思いだし、堂々巡りの勢いが鈍くなって切れ切れになってくる。

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