運命の果てまで

テイルズ(V/G/A/S-R/D)・FF・Dグレなど、ゲームやマンガに好き勝手萌える腐ログ

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リアシャカ8

リアシャカ(笑)不定期連載8話(最終話)です。

一気にUPしちゃいました。
こうやって書いてると長かったんですが意外に内容がない(汗)。本当はもっとシャカとアイオリアが初々しいラブっ、ぷりを出せるようにしようとしていたのにどうもうちのシャカ様は感情を表に出すのが(特に好意は)苦手なようで……。
続きはあるようなないようなですが、まぁぽつぽつまた短編書くかもしれません。その時は呆れつつもお付き合いください。

ちなみに、今年の乙女フェスティバルに参加しようかどうか悩んでいるのは内緒だけど7割本気だったりします。ムウシャカかサガシャカでこっそり参加しようかなぁ。
開催地は「 Virgo Festival 」で期間は8/24-9/23だそうです。ご興味のある方はこちらもどうぞ。(え?いない?まぁそんな気もしますが自己満足ですよ自己満足)


今までの話はこちらへ→ 「月の雫1 」、「月の雫2 」、「月の雫3 」、「月の雫4 」、「月の雫5 」、「月の雫6 」、「月の雫7

続きは↓でどうぞ。


月の雫:8


夜風が傍らを通り過ぎていく。

ほんのりと肌に浮かんだ汗を撫でるような風に心地良い涼しさを感じながら、アイオリアは相手を見た。何かを言わなければという思いと、けれど今更何を言えばいいのかわからない感覚と、その狭間で口は動かずに不躾に相手を注視するしかできなかった。

相手はそんなアイオリアの態度にも変わらずそこに立っている。目を閉じているからアイオリアの視線に気づかないだけかとも思ったが、何故か閉じたままでも鮮明に全てを見透かされているだろうとの確信があった。

意を決して言葉をかけようとした瞬間、

「こんなところにいたのか、シャカ」

神託のように厳かで威圧的な声が全ての幕を引くように響いた。

驚いて声の方に視線をやり、相手の姿を認めるとアイオリアは慌ててその場に跪いた。そこにはこのサンクチュアリの全ての上に位置する教皇が、鋭い小宇宙を纏わせたまま立っていた。

普段教皇は滅多なことで教皇の間から出てくることはなく、そのため勅命を受けるとき以外目にすることもない。そんな教皇が突然現れたことに驚愕と怖れを抱きながらも、アイオリアは自分と相対していたものの名がシャカであると知り得たことの方に気持ちが向いていた。

シャカは慌てた様子もなく振り返り、教皇とアイオリアの間に自然と身体を割り込ませた。

「呼びかけに応じずこのようなところで何をしていた」
「別に何も」
「先ほど激しい小宇宙の衝突を感じたが?」
「丁度良い所で会ったので手合わせをしてもらっていたのですよ。最近少々身体が鈍りがちなものでしたので、勅命に支障をきたしてはと思いまして」

傍にいても教皇が懐疑的な様子であるのはわかったが、苦しいまでの教皇の小宇宙にもシャカは一切顔色を変えることはなかった。アイオリアと対峙した時と同じように、独特の水の流れのような小宇宙を纏っているだけだ。

重く突き刺さるような小宇宙と、思いのまま形を変える小宇宙と。一見穏やかに重なり合いながらけれど隙あらば相手を飲み込もうとするような攻防は、暫くの後教皇側が解いた。

「まぁ良い。おまえがそこまで言うのならそうなのであろう」
「………」
「勅命があるゆえ、ついてまいれ」
「御意」

教皇の言葉にシャカは言葉短に応えた。

その間、教皇もシャカもアイオリアに一瞥も向けなかった。まるで最初から存在しないかのような扱いに、けれどアイオリアは言葉を挟むことはなかった。確かな語りかけがあったわけではなかったが、シャカの背が暗にそうしろと言っているように感じたのだ。

踵を返し階段を登っていく教皇に、シャカは数歩遅れて従った。

「―――!」

アイオリアは思わず声を出しそうになり、寸前でそれを押しとどめた。

その数歩の間に、シャカはそっとアイオリアに視線を向けたのだった。最初からそうしていたように閉じた瞳ではなく、昼の空のように澄んでいて深い海のように底の見えない鮮やかな蒼い瞳をはっきりとアイオリアに向けたのだ。長い睫毛の下に輝く瞳は月から滴り落ちた雫のように清廉で、これから先どれ程の年月がたとうと鮮明に記憶に焼きついているであろうと思われるほど鮮烈な瞳を。

実際視線が交錯したのは刹那だったが、その時間は何よりも大きくアイオリアの心を占めた。


それは約束にもならない約束。
それは運命にもならない運命。

けれど今のアイオリアにとってはそれだけで十分だった。


==========
という訳でリアシャカ出会い編終了。

これの続きがあるのかは激しく不明ですがとりあえず終了。リアシャカもいい感じなんですが、出来れば次はサガシャカ書きたいなぁって思ってます。……誰か読んで下さいます(笑)?

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