運命の果てまで

テイルズ(V/G/A/S-R/D)・FF・Dグレなど、ゲームやマンガに好き勝手萌える腐ログ

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リアシャカ7

リアシャカ(笑)不定期連載7話目です。

忘れた頃にやってくると評判の(笑)リアシャカ。これと後1話で終わるんでさくさくっとUPしたいところなんですが、みなさんいががお過ごしでしょうか。

ちなみに本館の方ではアシュルク9話をUPできました。
おかしいなぁ。予定ならもう連載が終わっててもいいぐらい書いたつもりなのにやっと最後の山場に突入した感じ。でもルークがやっと出てきたのでここから楽しい……はず。頑張ります。


そんなこんなで気が向いた方だけ↓チラッと見てやってください。
前回の話はこちらへ→ 「月の雫1 」、「月の雫2 」、「月の雫3 」、「月の雫4 」、「月の雫5 」、「月の雫6

ではどうぞ。



月の雫:7


「気がすんだかね?」
「―――え?」

更なる攻撃か、それとも辛らつな言葉か、どちらかを覚悟していたアイオリアにとって目の前の人物が発した言葉は予想外以外の何ものでもなかった。

先ほどまで辺りを支配していた圧倒的な小宇宙は完全に消えうせていて、穏やかな空気だけがその場に漂っていた。柔らかい表情のままさらに数歩寄ってきて何かを探るような仕草を見せると、アイオリアの返事を待たずに一人納得したように頷いた。

「おい、どういうことだ」
「言葉通りの意味だ。ようやく君の小宇宙の端々まで鮮明に感じられるようになった。さすがは獅子の名を冠するだけある……力強く清廉な小宇宙だ」
「おい、おまえまさか……」
「君のように小難しいことを考えるのが苦手な人間は何も考えず身体を動かすのが一番の発散方法であろう」

言い放つ言葉は尊大だが、ようは鬱屈していたアイオリアの気分転換に手合わせをしてくれた、ということらしい。手段も言葉もずいぶんと常識から離れているように思えるが、ともかく悪意があるのではないということはわかった。

「………すまない」

相手に悪意がなく、しかも自分への気遣いを見抜けずに殺気を持って拳を向けたことに恥じ入って、アイオリアは素直にそういった。確かに相手の言葉は多少尊大できついものではあるが、嘘や侮蔑のこもったものではなかった。ただ真っ直ぐとアイオリアの心の中を見通していただけだったのだ。

素直な謝罪の言葉に相手は意外そうな表情を見せた。それは相手が見せた初めての人間味のある表情であり、普通の表情もするのだとアイオリアは妙に感心をしてしまった。

「君は変わっているな」
「? 自分ではそうは思わないが?」
「そういうところが変わっているというのだ」
「おまえにそう言われるのは心外だが」

初対面の相手の気晴らしに喧嘩紛いの手合わせを吹っかけるなど、それこそ変わっている部類だろう。だが言葉に反論を返してくるかと思ったが相手は、ふむと妙な納得をして「私は変わっているのか」と繰り返した。

強大な小宇宙と尊大な態度。
妙にずれた感覚と幼さの残る言動。

相反するその二つが、金細工のようなその姿の中に同居していた。それはアイオリアがこのサンクチュアリで見失ってしまった眩しい存在であり、ずっと求めていたものだったのかもしれない。

アイオリアは自然と笑みを浮かべた。
それはあの時以来初めて、心の底から沸き起こってきた本物の安らげる笑みだった。


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COMMENT

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久々に来たらアシュルクが2話分もUPされててびっくりです。一気に読みました~v-345ルークはどうなっちゃったんですか!?またしばらくしたら楽しみにして行きまっす!!今年は受験生なので夏休みは勉強に追われてへばってます・・・ 暑いですね・・

| 音沙 | 2006/08/08 19:32 | URL |














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