運命の果てまで

テイルズ(V/G/A/S-R/D)・FF・Dグレなど、ゲームやマンガに好き勝手萌える腐ログ

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | TOP↑

≫ EDIT

TOA:アシュルク

サイトにUPするのを迷って日記でお祭り。
七夕なんてあるの?ってツッコミは厳禁!

ラブラブED後設定です。
アシュルク//バカップル系




「雨……降ってる………」
「それがどうした」

朝から降り続く雨は夕方になっても止む気配を見せず、寧ろ雨脚は時間を追うごとに強くなっている。
今日は出かける予定もなかったし、ついでに言えば明日も出かける予定はない。元々今日と明日は屋敷で休息の予定だったので雨が降ろうが槍が降ろうが不都合なことはない。けれど……

「だってほら、七夕―――」
「七夕? おまえ馬鹿か?」
「馬鹿って……言うなよ」

アッシュが呆れ顔で溜息をついたので、ルークの語尾は自然と小さなものになった。
もちろんルークだって七夕がただの御伽噺の中のことだとはわかっている。それでもふと思ってしまったのだ。一年にたった一度の機会なのに会えないなんて寂し過ぎると。そしてもしこの雨がやまなければアッシュとまた会えなくなってしまうかもしれない、と。
もちろんそんなことは単なる杞憂だと重々承知しているが、だがしとしとと降り続く雨はルークの心の中まで染み込んできて重く濡らしていくのだ。

沈んだ眼差しを窓の外に向けていると、くっと身体を後ろに引き倒される。
慌ててバランスをとろうとしたが引き寄せる力の方が強く、ルークの身体はほとんど抵抗することなく後ろに引き倒された。後ろにいる、アッシュの腕の中に。

「余計なことを考えるな」
「でも」
「でもじゃない。馬鹿が無理して考えても無駄だ」
「馬鹿って言うなって―――」
「馬鹿は馬鹿だ。ここに居もしない奴のことを考えておまえが落ち込む必要などないだろう」
「わかってるけど………」
「わかってない」

そう強く言い切ったアッシュは、ルークの瞳を真っ直ぐと覗き込む。翠の瞳に映る翠の瞳。それは合わせ鏡の世界のようにどこまでも続いているような錯覚すら感じさせる、二人だけの閉じた世界のようだった。

「俺といる時に、俺以外のことを考えるな」

ルークより幾分低いアッシュの声が静かな波紋となってルークの鼓膜を揺らす。

「え? それってつまり………」
「煩い。言うな」

幾度も頭の中で反芻させながらその言葉の意味を飲み込むと、ルークはにっこりと笑顔を返した。

もう外の雨は気にならなかった。


==========
激甘だー。
うん、まぁ、こういうのが好きなんですよ。
ゲーム中では色々背負い過ぎだった二人には、せめて捏造ED後ぐらいは甘々に過ごして欲しいと願っています。

| テイルズ(X・A・D・S-R・マイソロ) | TOP↑

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。