運命の果てまで

テイルズ(V/G/A/S-R/D)・FF・Dグレなど、ゲームやマンガに好き勝手萌える腐ログ

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TOX始めたよ

と言ってもまだ2時間だけど!
わりと最初から戦闘が派手なのでやってて楽しいです。
ジュードくんの殴るの良いね。
システム的には従来テイルズとGを混ぜたような感じかなぁ。
サイドステップが出来ないのが混乱するけど慣れですね。
リンク楽しいけど攻撃避けて背後回ってタコ殴りが個人的には好き。
ただしSO4と一緒で乱戦だとなかなか難しい^^

そんな訳で暫くエクシリア充の日々になります。
でも通勤中はP3Pでキタローも愛でてます。
ゲーム三昧楽しい!!!

えぇ、えぇわかってますとも。
全部原稿からの逃避ですよそうですよ。
そんな訳で世間の流れを完全に無視して以下にSSS投下しておきます。
アスマリかマリアスかはもうどっちでもいい感じで。


 
 今更何故なのだろうな。
 それが自分の中にポツンと現れて消せなくなった染みのような感情に対する、当惑を含んだ感想だった。もっと早く、もしくはもっと別の種類のものであれば気にもしなかったのだが、これまで散々見てきた相手に、しかもこの瞬間に抱くものとしては、おおよそ不似合いであり非常識であり不謹慎な類のものだった。
 二度の戦いの場になったラントの領内は、ある程度は片付いているものの憔悴した雰囲気に包まれていた。特に領主邸の前庭は花が植えられていた花壇は抉れ白い彫刻は粉々に砕けて無残なものだ。それがウィンドルの国王によって傷つけられたものだと思えば、尚更に気を重くする。
 取り敢えずと宛がわれた邸内の客室からマリクは外の白い影をじっと見ていた。視線の先ではアスベルが、まだ片づけの手の入っていない庭をじっと見つめている。もう夜も遅く、しかも戦いの疲労もあるからすぐに休めと言っていたはずなのに、忠告に素直に頷きはしたものの守る気は全くなかったようだ。
 思うところがあるのはわかるが、こんな深夜にもう一時間以上もそうしている。そしてマリクも窓越しにじっとその背中を一時間以上も眺めている。
 真面目すぎる教え子が全てを無理に背負い込まなければいい、などとお決まりの心配は残念ながらしていない。どうせその心配を口にしようと思い悩もうと、素直なくせに頑固なあの教え子は、そうですかと疑問形交じりの声で了承しながらもそれを実行に移す事はないのだ。考えるだけ馬鹿馬鹿しくもなるし、それはもうそれで構いはしないと、この七年間で諦めもした。
 ならば自分が何を戸惑っているのか。
 その答えは単純で簡単なのだろうが、それを受け入れるのはなかなかに困難で厄介だった。未知のものでも珍しいものでもない。寧ろ世の中にはありきたりでわかりやすい部類だ。わかりやすいからこそ、気づかない振りをするのが厄介な代物だ。
「――困ったものだ、な」
 声に出して呟いてみる。
 もちろん窓越しの小さな呟きが届くことはない。綺麗に磨かれた窓硝子に反射して自分へと戻ってくるだけだ。そして妙に冷える今夜の寒さを教えるように、息でガラスが一瞬だけ白く曇っただけだった。
 マリクの視界の中でアスベルは手の平を上に向けながら胸の前でぎゅっと右手を握る。それは掴めなかった親友の手を思い出しているようにも、自分が振るった剣を後悔しているようにも、これから自分が守るべきものを決意しているようにも見えるものだった。
 だが夜空の暗さを映した瞳は、今にも泣き出しそうな憂いを秘めた青藍に染まっている。普段の彼から見ることのできない表情だ。
 支えてやらねばという至極真っ当な感情と共に、やはり場違いな感情が内側の染みから滲み出てくる。
 くだらないなと頭を一つ振って視線を外そうとしたが、まるでその動きを察したかのようなタイミングでアスベルが振り返った。
 もちろん振り返っただけでマリクを見つけた訳ではない。ただタイミングが合っただけだ。薄月明かりの光に照らされた顔を、丁度マリクの方に向けただけだった。
 月明かりの中の表情は、抱え込む不安を無防備に晒した表情は昼間見せるのと同一人物とは思えない脆さを抱えていて、痛々しいまでの青白さに包まれているのだが、同時に息を飲むほどの美しさを表現しているようでもあった。
 もしそれを自分一人のものに留め置けたら。
 くだらなくて独りよがりでふさわしくない想いが沸き起こる。まったく益体もない感情だ。そんなものを向けるべき相手でもそんな時でもないと言うのに。自分自身に舌打ちしながら、だがそういった理性や都合をまったく無視して動くからこその感情であることもまた、わかっていた。
 誰よりも強く前に進みながら、誰よりも脆いものを秘めている、アスベルの姿。それはとても、自分だけのものにして閉じ込めたい姿ではないか。
「――馬鹿馬鹿しい」
 区切るように苦笑してみたが、そんなもので自分の感情を誤魔化せないことは自分が一番よくわかっていた。
 一人佇むアスベルの背に感じたものが、安心でも信頼でも親愛でもむろん庇護欲でもなくて、一番近い言葉を当てはめるのなら劣情と呼ぶべきものだと事実について、誰を誤魔化す事が出来たとしても自分自身を誤魔化す事は出来なかった。

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