運命の果てまで

テイルズ(V/G/A/S-R/D)・FF・Dグレなど、ゲームやマンガに好き勝手萌える腐ログ

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会話

ラムアスを書こうとしてたのは覚えてるんですが……
途中まで書いて最初に何を書こうとしてたのかまるっと忘れた。
少しも思い出せない。これは酷い。
当初はシリアス気味な話を書くつもりだったのに、
ヤマもオチもないしそもそも文章じゃねぇよな出来上がり。
けどUPる。これで更新のお茶を濁した、わけではない。
と主張しきれないのが辛い。

という訳で二人がただ会話してるだけ。


 
 瞼の閉じられた顔を覗き込む。
 少し跳ねた髪。筋肉に覆われているのに抜けるように白い肌。
 触れれば硬いのに柔らかいの、と笑って言ったのはプロトス1だったか。下らない。肉体など単なる器に過ぎない。特にラムダにとっては、それがアンドロイドの器だろうと男だろうが女だろうがもしくは獣であったとしても、生命の維持に支障がなければどれも変わりはないのだ。
 変わりはない、のに。
「いい加減起きたらどうだ」
 伏せられたままの空色が見えないことに説明しようのない苛立ちが浮かんで、呼びかけの声に棘が混ざったのを自覚した。
「ん…………。ラ、ムダ?」
「……貴様が悪い」
「俺が――って、何のことだ?」
 ようやく双眸が開かれる。普段は空色と菫色の異なる色に染まっている瞳が今は空だけを映しているのは、ここがラムダとアスベルだけの領域であり、ラムダの力がアスベルからに離れているからだ。
 望んでいた色が見えたことに少し溜飲を下げるものの、それとはまた別の苛立ちが浮かんできて、アスベルに聞こえるようにわざと舌打ちの音を響かせた。どうも自分はこのただの器に振り回され過ぎている。自覚はあるのにそれを回避する術がないのが、どうにも腹立たしい。術があるのに選択していないのではとの自分自身への嘲笑は、気づかなかったふりをした。
「……なぁ、ラムダ」
「なんだ」
「俺、これから人と会う約束なんだけど?」
「ふん、あのくだらん嫌味ばかり言う愚か者との会談か。あの手の人間に話が通じると思うのか、愚かだな」
「お前の意見に全面的に賛同したいところだが、これも領主としての役目だからなぁ」
「戻さん、と言ったらどうする」
 体を完全に支配するのはそれなりに力を使うが、こうして意識だけを内側に引きずり込むのはそれほど難しいことでもない。意識下で対面している間、アスベルの体は眠ったような状態だ。その間ラムダもアスベルの体を動かすような真似は出来ないが、今はそんなことは問題ではない。
 もっとも、本気でアスベルが目覚めようとすれば、ラムダにそれを阻むことはできないだろう。力の問題ではなくどちらかといえば力関係的な問題で、というのが認めたくない所ではあるが。
「困ったな。ただでさえ頼りないんじゃないかって言われてるのにその上寝坊とか、また嫌味を言われるだろうな」
「少しも困っているようには聞こえん」
「そんなことはないぞ。あの人は結構根に持つタイプだから、また後で何を言われるかと思うと」
「……どうせ聞いてるふりをしながら我に話しかけるくせに厚かましいもの言いだな」
 都合のいい時だけ避難場所にするなといえば、すまないと改める気のない口調で返ってきた。
 この愚か者はいつでもこうだと表に出さずに嘆息する。
 相手の話を聞くくせにそのまま受け入れたりしない。賛同するくせに同意している訳ではない。その通りだと言いながらも自分の意見を変えたりしない。相手を受け止めながらも相手に染まりはしない。優しく頷きその通りだと口にしながら、それでも自分の意見を通すのだ。
「お前相手だからつい、な」
 そんな甘い言葉を口にしながら。
 これが裏の意味があったり言葉だけで誤魔化そうとしているものだったら一蹴してやるものを、この男は本気でそう思っているものだからどうしても返す言葉が一瞬遅れる。遅れればその間を了承と受け取って、のんきな表情でこの男は笑う。
 そして結局馬鹿馬鹿しくなるのだ。
「……くだらん」
「そうだ。昨日裏山に行ったら以前は咲いていなかった場所にも花が咲いていて、どうもあの辺りの原素が濃くなってきているらしいんだ。それに――」
「……」
 会談のことはもういいのかと呆れながらも、朗々と続くアスベルの心地良い声を中断する気にはなれなくて、後で落ち込んだ時は仕方ないから慰めてやるかと勝手なことを心に決めて、流れてくる声だけに意識を向けた。

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