運命の果てまで

テイルズ(V/G/A/S-R/D)・FF・Dグレなど、ゲームやマンガに好き勝手萌える腐ログ

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比較的選択の結果ではなく消去法的な必然

ヒュアスでエロ風味。
風味なだけで少しもエロいシーンなどありません。

弟は高スペックなくせにどこか残念を主張したかった。
兄は基本的に言葉を選ばないと主張したかった。
迂遠でソフトな言い回しなんかできないから拙いなと思うと黙る一択なんだけど、
弟相手にはなんか怒られそうかもなと思いつつそのままを言ったりする。
弟が怒っても兄は怖くない。面倒だなと思うぐらい。←
嫌ってる訳ではないよ。色々特別だから遠慮ないだけ。子どもの頃から。

そんな訳でヒュアスですよね!?なSSどうぞ。


 
 
「……兄さん」
 慣れた呼びかけすら、絞り出すようにしてようやく音になった。
 ラントの空をそのまま切り取ったように爽やかな水色の瞳が向けられる。柔らかで力強くて、ストラタでもこの瞳の記憶が、望むと望まないとにかかわらず常に脳裏に焼き付いていて離れなかった。時に懐かしく、時に会えない悲しみで、いつのまにか手の届かない憎しみの矛先として。
 今は穏やかに見つめることができるけれども、この色は優しくも遠慮なくいつでもヒューバートの心の奥の一番柔らかく膿んだ場所を的確に貫くのだ。柔らかな視線に晒されつつ、肺を貫かれているかのような息苦しさが拡大する。
「ヒューバート?」
 どうかしたのか。
 先に入浴を済ませていたアスベルはラフな服を一枚身につけただけの格好で、両手を後ろに突きながらベッドの端に腰をかけていた。赤銅のくせのある髪はやや湿っているせいか、いつもよりも鮮やかな赤に見える。光に透かすとまるでルビーのようだと、そんな表現をしてしまいたくなる。
 あぁでも宝石に例えるには柔らかい。
 差し出した指先で軽くつまんで赤い髪を引っ張った。少し伸びて、くるりんっ、と丸まって離れる。今度は手の平で支えるようにしながら髪を梳れば、くすぐったいのかアスベルは小さく肩を竦めた。そう言えば昔からくすぐったがりだったなと思い、親指で首の後ろをなでると、くくっと噛み殺したような笑い声が漏れ聞こえた。
「――くすぐったい」
「わかってやってますから」
 離れようと動かれる前に肩に手を置いて押しとどめる。
 僅かに体が沈み込んだ。街の宿のように煩くスプリングが軋まないところが有難い。少々乱暴に動いても衝撃はこの柔らかさの中に吸い込まれていくのは、子どもの頃飛び跳ねて遊んだ時に実証済みだ。声さえ出さなければ、音などほとんど出ない。
 もっともそれもなかなかに難しいことではあるのだが。
「静かにしていて下さいね」
「俺がくすぐったいのが苦手なのは知ってるだろ」
「大丈夫ですよ。すぐにくすぐったくなくなりますから」
 上から抑え込む姿勢のまま身を屈め、白い首筋を唇で喰む。優しく挟むように。そのまま舌先で肌の感触を確かめるように。そして押し殺した声の反応を見ながら、ざらりとした表面で撫でまわすように舐める。ぶるりと震える体が妙に可愛らしい。
 必死に堪える体をシーツへと押し倒した。上質なベッドは男二人分の重みも包み込むように受け止める。深く沈み込んでゆっくりと持ち上がる感覚。膝で股を割るようにして近づき、全身を使って再度沈み込ませるように抑え込んだ。
「どうして、部屋着を着ていたんですか?」
 服の合わせに手をかけながら問いかければ、不思議そうな表情を浮かべながら瞼が瞬いた。ぱちぱちと音が聞こえそうなほど長い睫毛が揺れる。この睫毛の長さが瞳を大きく見せていて幼い容貌に見える原因だ。そう以前伝えた時には、自分でハサミで切ろうとしたことはまだ記憶に新しい。
「――意味がよくわからないが? 部屋の中にいるんだから上着は必要ないだろ?」
「違いますよ。どうせ脱ぐんですから、全裸で待っていれば良かったのではと言っているのです」
「それはどうかと思うぞ。誰か来たらどうするんだ」
「脱がされたかったんですか? それとも焦らしているんですか? ……どうやらお仕置きが必要ですよね」
「ええっ!? ちょ――――んんっ」
 膝で股間の部分を刺激しながら首筋に噛みつく。そして少し強めに吸い上げる。小さな赤い跡が付いた。服を着ている時に隠れるか隠れないかの場所だ。
「兄さん、いい声を聞かせてくれそうですね」
「隣にも人がいるんだぞ。声を出すなとか出せとか……」
「お仕置きだって言ったじゃないですか。兄さんは我慢して静かにして下さい。僕は声が聞けるように頑張りますから」
 そう宣言すれば、はぁと深い溜息と共にアスベルの手がヒューバートの頬に伸ばされた。
 色は貴婦人のように白いのに太い節と堅い手の平は常に剣を握っている者のそれで、父アストンも同じような手の平をしていたなと思ったが、それを言えばアスベルは泣いてしまうかもしれないと口にするのは止めた。兄は父に撫でられるよりも殴られる方が多かったように記憶しているので、手の平の感触などきっと覚えていないだろう。
 柔らかくはない指が優しげに頬を撫で、少し困った表情を浮かべられた。
「お前さ、こういう時に必ずそういうおかしな台詞言うよな」
「……雰囲気づくりですよ」
「それで盛り上がるのか? ……何ていうか、俺にはよくわからない感覚なんだが」
 もう少し権高に言う方がいいですかと聞けば、そういう問題じゃないだろと苦笑と共に返される。言葉を挟まずに強引に迫る方がいいのだろうか。それとも傅かれる方が好みだというのだろうか。だが以前恭しく深窓の令嬢を扱うように手を取った時には笑われてしまったので、これでも一応考えた末と、自分の好みの妥協点の産物なのだ。
 だがアスベルは、それも違うんだけどなと、まるで悩みが聞こえたかのように言って笑い、お前の好きにすればいいとヒューバートを引き寄せてキスをした。
「兄さん、実は僕も一つ疑問があります」
「ん? なんだ?」
「どうして兄さんは僕にこういうことをされても逃げないんですか?」
「こういうこと?」
「僕に抱かれてもですよ。普通は抵抗するでしょう」
 血が繋がっていて男同士だ。しかも兄としてのプライドもあるはずなのに、ヒューバートが侵入することを許してくれている。普通は抵抗するだろうし、例え受け入れられたとしても上と下での争は覚悟していた。それなのにアスベルはあっさりとヒューバートが組み敷くのを許してくれていた。
 不満をぶつければ、ははっと、今度は声に出して笑われた。
 そしてもう一度キスをされて頭を撫でられる。
「――なんだ? 逆の方がいいのか?」
「そういう意味ではありません!」
「まぁ俺は逆でもまったく構わないんだがでもそれじゃぁお前、耐えれそうにないだろ?」
「…………」
「代われっていうなら代わるけど痛いぞ? ガンガン内臓を突かれるし、慣れてもたまに避けるし、食欲なくなるし、腹壊すし、腰は痛いし、息できなくなるし、翌日まで残ってることもあるし、遠慮ないからたまに意識とぶし、泣かされ過ぎて目が真っ赤になることもあるしなぁ」
 耐えられないだろと言われて大丈夫ですと反射的に言いそうになったが、具体的に想像しかけた段階で脳が無理だと訴えてきた。というかそんな具体的なことを言わないで欲しい。整った貴公子然とした容貌なのだから、その辺りのことはオブラートに包んだ柔らかな言い方をして欲しかった。
 以前そう言えば、お前は未だに実の兄に幻想を抱いているのかと、呆れられてしまったが。
「そんなこと真顔で言われても困ります」
「だって、お前嫌だろ?」
「それを兄さんに強いている僕に聞きますか」
「だから、だよ」
 前や後ろからは当たり前で立っても座っても騎乗も要求して、きつい締め付けに興奮するように一番奥まで何度も突き上げて、上手く呼吸できない口元にキスしつつ、涙と唾液で濡れた顔に悦び、上気した肌と苦しげな表情に興奮し、絶え絶えに無理だと呟く声を無視し、自分の熱が静まりきるまで何度も要求し、ぐったりと力をなくした体をさらに抱きしめて独占欲を満たす。
 あぁ、確かに自分はそんな熱量に耐えられそうにない。随分と酷い結論だが。
「苦しいけど耐えられないぐらいじゃないからな。勘弁してくれって日もあるけど」
 頭を撫でられた。昔みたいに。
「別にいいだろ上でも下でも。繋がることに意味があるんだから」
「……。なんかいいこと言った気になってませんか?」
「いいじゃないか。ほら、来いよヒューバート」
 もう一度アスベルからのキス。返すヒューバートのキス。そしてどちらからともなく互いの舌を吸うように深く絡みあった濡れたキス。
 胸に広がった躊躇いは、だがすぐに奔流のような欲求に流されて砕け散った。


肉体的ダメージに耐えられる&弟は拘りそうだし煩さくて面倒そう。
そんな思考の結果の兄受け。もちろん愛情故ですよ。

「俺、お前が求めるマニアック行為をやってやれそうにないし……」
「そんなこと僕は求めてません! 至って普通です!」
「うーん、芝居がかった鬼畜台詞とか、恥ずかしがれと言わんばかりに局所を開いてガン見するとか、ベッドあるのに立ったままとか絨毯の上で致すとか、人の声が聞こえる場所を好むとか、変わった体位を要求したりとか、普通の範疇か? あぁそう言えば俺だけ裸にして小一時間ほど視姦してたこともあったよな」
「――っ! 何を言うんですかっ!?」
「だって事実だろ」
「それでもそんなこと口に出して言わないでください! 節度というものがないんですか!」
「ええっ? 実行してるお前がそれを言うのか?」

そんな酷い弟の要求に全て答えてやってますよ、兄は。
お前の性癖は俺が守る!!!(マテ
何ていうかもう、わかってるから素直になれよと笑う兄がいいね。
兄にとってはHなことも兄弟愛も世界の運命も全部同じレベル。
いやそこは兄としてもう少し弟を矯正してやれよと思わなくはないが、
自分で決めたことなら俺は口を挟まない的な、
優しいのか厳しいのかわからないスタンスな兄さんに萌える。私が。

それにしても本文も後書きも酷いな、これ。

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