運命の果てまで

テイルズ(V/G/A/S-R/D)・FF・Dグレなど、ゲームやマンガに好き勝手萌える腐ログ

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | TOP↑

≫ EDIT

弟に冷たい兄

を妄想して滾ったとか。

まじでイイ!!!
人当たりのいいアスベルが弟に対してだけ冷たいとか萌える!
お前には何もやらない、って言っちゃう兄とか!
アスベルの冷たい視線を妄想するだけで萌える!
冷たいっていうか無関心な眼差しとか突き離すような口調とか、
もうそれだけで色々なものがアレでアレしてアレになる!!!

そんな妄想100%の願望は続きより。
終わってないよ。
中途半端なところまでしかないけどよければ。

途中までを置いておきますがサイトにUPったので全文はそちらでどうぞ。


 
 ――それはお前じゃないから

 口調は至って普段通りで。
 今日は雨が降っていないと天気の話をするよりも特別な感情がこもっておらず、だからこそ普段のアスベルの口調とは全く違っていた。表面だけはいつも通りの少し幼く見える人好きのする笑みを浮かべながらも、それが酷く薄っぺらな表情であることをヒューバートが気づかない訳がなかった。
 きっとアスベルもヒューバートが気づいているとわかった上で、まるで楔を打ち込むかのように見え透いた笑みを浮かべているのかもしれない。そんな含んだことを滅多にしない兄に対して、確信に近いものを抱いてしまうほどには、柔らかな笑みの裏側には冷たく硬い拒絶がありありと見えていた。
 喉の奥が焼けるように熱く痺れる。
「兄さん」
「お前が暮らすのはもうここじゃないだろ」
 だから早くストラタに戻れ。
 音にされなかった言葉の続きが直接胸を貫く。
 色の違う双眸がじっとヒューバートの視線を正面から受け止めていて、空色の右目は子供の頃の記憶そのままに晴れ渡った綺麗な色をしているのに、昔は夏の空のようだと感じた色合いは何故か今は冬の凍てつく空のように思えて、もう一度兄さんと呟いた言葉は喉の奥で掠れてつぶれた。
 初めて見る表情。初めて向けられている拒絶。
 これがあのラントでの再会後に自分に向けられたのだとしたら覚悟していた。
 だがあの時刃を向け銃弾を躊躇いなくぶつけた自分に対しても、信頼や情愛を滲ませた哀しみの色を浮かべていただけだった。その後も共に行動することになり本心からの喜びを屈託なく見せていた。それなのに今になってフェンデルの凍土よりも凍えるような冷たさを浮かべた眼差しがヒューバートを貫いていた。
 ひゅっと喉の奥が悲鳴のような音を立てる。
 確かに目の前に居るのは兄のはずなのに、自分と全く繋がりのない他人のように崩せない壁が存在していた。
「それが……兄さん、の答え、ですか」
「答え? 俺はただ事実を言ってるだけだ」
「もう僕のことは必要ない、と」
「もう? 必要ない? おかしなことを言うんだな、ヒューバート」
 体をヒューバートの方に向けて首を右へと傾けた。
 くせのある短い前髪が小さく揺れる。赤茶色の髪の向こうから色の違う光が寸分も本心を見せぬ輝きでヒューバートを映していた。感情を消し去った大きな瞳はそうしていると押さない頃に集めていたガラスフィアのようで、その中に映り込む影が動揺せぬようにと、手の平に爪を突き立てるように拳を握りしめた。
 アスベルの視線が隠そうとしていたヒューバートの手元をちらりと見て、けれど何も言わずに元に戻した。
「俺のことが必要ないのはヒューバート、お前の方だろ」
「それは……」
 やはりあのラントでの再会を言っているのか。
 だがアスベルの表情からは何も窺えない。憎しみや恨みに類するものが見つけ出せれば諦めることが出来るかもしれないのに、ただただ綺麗な色の瞳は無機質な光を浮かべているだけで、直接拒まない眼差しは幾万の言葉を重ねた拒絶よりも深い隔たりを生み出していた。
 あの行為が拒絶の原因だとすれば納得は出来る。だが何故今なのだ。何故あの後何も言わずにずっと今まで通りに過ごしてきて、今になって手の平を返したように拒むのか。ラムダのこともフォドラのことも全て方がついた、今になって。
「恨んで、いるのですか」
「恨む? ヒューバートは変なことばかり言うんだな。お前は昔からそうだ」
「何故です。そうでないなら何故なんですか。僕のことを、兄さんに酷いことをしたことを、恨んでいないとしたら何が原因だというんです!」
「――お前は別に酷いことなんかしてないさ。ラントのことを思って行動した、そうだろ? 俺ではラントを守れなくてお前にはそれが出来た。それだけだ。俺は今でもお前がラントを守ってくれたことを感謝してる。だから恨むなんてことある訳ないだろ」
 淡々と紡がれる否定の言葉に嘘は含まれていなくて余計に息苦しくなる。
 アスベルにとってそれは本心なのだ。自分に向けられた切っ先や自分が負った傷など大したものではないと思っている。自分の体や立場や尊厳などには些かの価値も置いてないのだ。それで済むならいくらでも差し出すと、当たり前のように思っている。リチャードから向けられた拒絶も殺意も、ヒューバートが身勝手に向けた憎しみも刃も、それがどれだけ手酷いものであろうとも自分自身だけを傷つけている間はそれでいいのだと受け止めている。
 だからこそラムダにすら手を差し伸べたのだ。だからこそラムダにエレスを吸収させることを躊躇いなく実行に移したのだ。自分自身がどうなるかなどは関係なく。
「ならば……どうして」
 もう少し自分自身を大切にして欲しい。それだけなのだ。
 自分に価値がないなどと後ろ向きなことは微塵も思っていないくせに、当たり前のように自分自身の価値を忘れてしまう。全てのものを守ろうとするくせに、その中に自分を入れることを完全に忘れている。自分が誰かにとって大切な存在になるのだということを、一切思いつかないのだ。
 だからせめてこれからは自分も兄を支えたいと思った。
 例えストラタとラントで離れていても助けになりたいと思った。
 自分は兄の味方でいたいと。それなのに、
「お前が気にすることじゃないさ」
 ――それはお前じゃないから
「兄さ……」
「お前の故郷は俺が守る。だから心配せずにお前は帰れ」
「違いますっ! 僕は兄さんのことを――」
「俺のことはいい。俺のことはお前が気にすることじゃない」
 静かに、けれど反駁を許さない口調。
 ラントの状況は定期的に手紙で知らせるよと、あくまでも自分のことではなくラントのことを知らせると告げられる言葉。自分のことは気にするなと、知る必要はないと、言外に関わりを拒絶していた。
「すぐに亀車を用意させる」
「兄さん!」
 待ってろと、立ち去ろうとするアスベルに手を伸ばし引きとめた。
「……」
 すぐに振り払われるかと思ったが、アスベルはじっとヒューバートを見つめるだけで、掴まれた腕に視線を落とす事もなかった。


滾って書きだしたけどなんだか長くなったのでここまで。
続きも書けたらサイトの方にUPります。
冷たい視線のアスベルさんとかまじ萌えて仕方ない!!!

| グレイセス | TOP↑

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。