運命の果てまで

テイルズ(V/G/A/S-R/D)・FF・Dグレなど、ゲームやマンガに好き勝手萌える腐ログ

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遅ればせながらVD2

レイユリでもVDものを。
くっだらない内容なので何事も笑って許せる人だけどうぞ。
まぁ下品ですね。


 
「なぁおっさん、バレンタインのチョコもらってやるよ」
「……何だかその台詞おかしくない? 青年」
 別に女性から男性へチョコをあげる日だとかそんなことを言うつもりはないが、レイヴンが渡す事前提の物言いにやはり一応反論はしておかないといけないなという気分になった。確かに去年チョコパフェやらチョコクレープやらを進呈した記憶はあるが。
「くれないのかよおっさん」
「モテモテの青年は嬢ちゃんにもパティちゃんにも貰ったでしょ」
「んー? あぁリタとジュディもくれたぜ」
「!! まさかジュディスちゃんもとは……やるわね青年。でも、だったら別におっさんから貰わなくてもいいでしょ」
「別にチョコ食いたけりゃ自分で買うからいいんだけどな」
 にやりと紫紺の双眸が楽しそうに微笑む。
 これはかなり拙い。もともとあまり感情を表情に出さないユーリだが、この手の笑みを浮かべた時にはろくなことがないのだ。主にレイヴンにとっては災難である確率の方が異常に高い。思わず後ずさりしてしまったのも仕方がないだろう。
 だがユーリはレイヴンが後ずさったのと同じ距離だけ間合いを詰めてきた。
 笑みの消えない目元と口元が、整った容貌である分余計に怖い。
「何逃げてるんだよおっさん」
「……今気付いたんだけど、青年その左手に持ってる大きなバケツの中身は何かなぁ? 妙に甘ったるい匂いがするんだけどぉ」
「はは、察しがいいなおっさん。ちゃんと俺も用意してるんだぜ」
 イベントだからだと今日ばかりは甘いのが苦手なレイヴン宛てにもチョコを用意した、という状況までは容認しよう。イベントをイベントとして楽しむことに異存はないし、ユーリがプレゼントしてくれるというのならば喜んで受け取るところだ。
 だがユーリが手にしているものは人が食べる量というには異様なほどに大量のチョコだ。しかもバケツ入り。たっぷんたっぷんと波打って溢れそうだ。どう考えても普通にプレゼントするものとは思えない。
 これで逃げないのは危機管理能力が欠落している人間だけだ。
「察しついでにおっさん悪い予感がするんだけど」
「安心しろって。これはおっさんへのプレゼントだけど食うのは俺だからな」
 ドン、と重い音がしてバケツが床に置かれる。飛び出したチョコがばらばらっと床に点々と飛び散って、部屋の中の甘い匂いが濃くなる。今日この部屋で就寝しなければならないのにと思うだけで涙目になりそうだ。
 床を鳴らしながらユーリが近づいてくる。逃げようとしたが残念ながら扉をユーリの後ろで、レイヴン側には窓すらなく、壁に背中を押しつけるだけだった。
 羽織を掴まれて引き寄せられる。噛みつくようなキスは覚悟していたチョコの味はしなかったが、ユーリがくつくつと喉の奥を揺らしながら笑う振動はつぶさに伝わってきた。恐る恐る見上げた表情はレイヴンの様子をしっかりと観察していて、誘うように艶やかな笑みを浮かべる。
 しらず、ごくりと喉が鳴った。
「おっさん、イイコトしてやろうか?」
「その表情で言われるイイコトって、すっごく怖いんだけど」
「そうか? 今日はたっぷり俺が口でサービスしてやるよってだけなんだけど。嬉しいだろ? ただし、」
 その続きの台詞は想像できるから出来れば聞きたくないなとは思ったが、抑え込まれるように密着しているので残念ながら耳を塞ぐことは出来ず、ゆっくりと耳元で囁かれた言葉に諦めを覚えることしか出来なかった。
「おっさんのをこのチョコでコーティングしてから、な」
 一番の問題点はそんなとんでもない提案でありながら、ユーリが自分から咥えてくれるのだという現実の前に、拒否の言葉が霧散してしまった自分自身なのだろう。

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