運命の果てまで

テイルズ(V/G/A/S-R/D)・FF・Dグレなど、ゲームやマンガに好き勝手萌える腐ログ

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VD?

ラムアスソフィでバレンタイン。
まぁくだらない三人の日常会話だけです。

この三人は本当に下らないことばかり話してたらいい。
ボケ二人にラムダも突っ込みが大変そう。

レイユリVDは明日UPします。


 
 何をしていると聞くだけで自分が負けたような気分に落ちいるのだが、それでも黙ったまま様子を見ている訳にはいかなかったのは、ひたすらに無視を貫いているにもかかわらず話しかけてくる声が煩かったからで、しかも否定の言葉を返さないのをいいことに勝手に決め付けて物事を進めていくからだ。
 人はそれを根負けしたというのだろう。だがこの、放っておくと明後日の方向に何処までも進んでいく二人を相手に根競べをするには、労力の大いなる無駄遣いというものだ。ラムダはそんな言葉を聞こえないように呟きながら、諦めて現状を受け止めることに決めた。
「――何をしている」
「ん? あぁ大丈夫だ、お前の分もあるぞラムダ」
 質問と答えの内容が一致してない上に、いったい何が大丈夫なのかもまったくの不明だ。ほとほとこの男の思考回路を理解するのは、アンマルチア族の技術を理解するよりもある意味難解だ。そして、
「うん、大丈夫だよ」
 にっこりと笑みを浮かべながら同じ言葉を続けるプロトスヘイスも、この男と共に居るようになってからよくわからぬ思考回路に染まったように思う。かつてはラムダを滅ぼす為に存在していたはずだが今はそんな素振りはまったくなく、別の意味でラムダの頭痛のタネになっていた。
「我は何をしていると聞いたのだが?」
「見てわかるだろ」
「わからぬから聞いている」
 テーブルの上には小さな噴水のような物体が置かれていて、何やら茶色い液体が流れていた。鼻孔を突く甘ったるい事この上ない匂いから、どうやら溶かされたチョコが流れていることはわかったが、どうにもラムダの目にはグロテスクな物体にしか見えなかった。
 これの大掛かりなものがアンマルチア族の街にもあったような気がするが、それを補足するようにアスベルが、小型化した試作品をパスカルに貰ったんだよと付け加えた。ソフィが可愛いと呟いたのを聞いていて、早速作って送って来たらしい。何とものん気な知識の使い方だ。
「これはね、バレンタインの準備だよ」
「……」
「俺もソフィに教えてもらったんだけどな、今日はチョコを大切な人にあげる日らしいぞ。だから俺たち三人でチョコを作ろうと思ってな」
「…………。待て、三人とは誰のことだ」
 聞き返さない方がいいと思いつつ聞き返せば、「もちろん俺とソフィとラムダお前だよ」と当たり前のように返ってきた。そんなことを一切了承した覚えはないのだが。
「だってお前だけ仲間はずれなんて寂しいだろ」
「我はそれでも構わぬ。寧ろそれで構わん」
「ダメだよ。ちゃんと一緒にしないと。だってラムダも大切な人なんだもん」
「という訳だラムダ、どれが良い?」
 そう言って示されたのはどうやらチョコの中に入れるものらしく、アーモンドやクッキーやパン、それにバナナやイチゴやブドウまでが串に刺されて置いてある。流れるチョコに浸して食べるらしいが、個人的見解を述べればそのまま食べた方がよいように思えた。
「本当はもっと凝ったものを作りたかったんだけどな」
「勝手にしろ。我は関係ない」
「えっ、そんなこと言うなよ。お前の好きなものを探そうってソフィと色々具財を集めてきたんだけどなぁ」
「頼んではおらん」
「ラムダは具を選ぶ係りだよ」
「係、り――」
「ほら、どれがいいんだ?」
 勝手に二人でやっていろと引っ込もうとしたが、何が良いか教えてくれよとしつこくアスベルの囁いてくる声が聞こえる。普段ならラムダが黙りこめばしばらくすれば静かになるのに、今日ばかりは二人がかりで話しかけてくる。このくだらないことにかける熱意はまったく何処からくるのか。
「……。手前の果物で構わん」
「バナナ? パスカルと一緒だね」
「その言われようは不満だが今回は許しておいてやる」
「じゃぁたっぷりチョコを付けてやるな」
「食すのは我ではなくお前だろうが」
「でもお前にも伝わるんだろ? だったらまずはお前からな」
 ラムダの言葉を聞いているのかいないのか、妙に弾むような声がそう言いながらチョコを付けたバナナを口に放り込んだ。味などさして興味はないしわかりはしないが、おいしいかと聞いてくる声は愚かなぐらいに楽しそうだった。
 一回だけでは何とも言えぬなと意地悪く返せば、もう一つ欲しいのかとこれまた輪をかけて嬉しそうな声が返ってきて、もはや否定するのも面倒でそうだと答えながら、美味しいとはどのような感覚なのだろうかと二人の手元を見つめながらぼんやりと思った。


どんな些細なことも三人ですれば楽しい!
そんなラムアスソフィを夢見たっていいじゃない。

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