運命の果てまで

テイルズ(V/G/A/S-R/D)・FF・Dグレなど、ゲームやマンガに好き勝手萌える腐ログ

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苦手なもの

10/10の「COMIC CITY SPARK 5」で本を委託してもらってます。

スペース
【東3 ネ63a:純愛モノクローム様】

扱って頂くのは
・「シゾンタニアに降る雨」ナイユリ/ R18 100P 900円
・「ラスト・ブリリアンス」ユリレイ / 114P 1000円
の二冊です。
もしよろしければお手に取って下さいませ。


以下はレイユリのSSSですー


 
「おい、もっと手際よく出来ねぇのかよ」
「青年がもうちょっとじっとしててくれたら一回で終わるってのに」
 闇を映す夜の海面のような色合いで睨みつけてくる瞳に、レイヴンは肩を竦めながら苦笑を返す。
「ヘタクソ」
「だったら自分でしましょうよ、青年」
「…………ムリ」
「子供じゃないんだからぁ」
 困ったものだと溜息をつきつつも、悪い気持ちはしなかった。
 不貞腐れた子供のような表情を見せてくれることも珍しければ、レイヴンの膝に頭を委ねて大人しく寝転がっているのも天然記念物ものの珍しさで、しかも精一杯鮮やかな瞳を見開いて見上げてくるものだから、これを眼福であり役得と言わずして何と言おう。この至福の体勢を維持するためなら例え膝が痺れたとしても耐え続ける覚悟があると宣言してもいいくらいだ。
 もっともユーリはそんなにじっとしていてはくれないだろうが。
「次で終わらせる!」
「はいはい。頑張ってちょうだい」
 壮大な決意を秘めた言いように鷹揚に頷き、手にしていたものをユーリの顔の上にかざす。と、あれほど強気だったユーリの表情がきゅっと硬くなった。
 あぁこれは可愛過ぎる。
 無駄に力の入った表情に、見れば両手もぎゅっと拳を作って握りしめていて、知らない人からしたらいったいどれだけ大層なことが起こるのかと心配してしまうほどだろう。だがその力の入りように反してレイヴンの手の中にあるのは、剣でも槍でもなければ魔物やゲテモノの類でもなく、ごくごく一般的な物体――目薬だ。
 自分で目薬をさすのが苦手だというので軽い気持ちで差してあげるわよと名乗り出たのだが、これがなかなかつわもので、本当なら一瞬で終わっていることがもう三回挑戦して三回とも見事に失敗していた。おかげでユーリの目の周りは零れた眼薬で濡れていて、しかも差そうとする度に息を止めるせいで呼吸が乱れていて、力んでいるせいか潤んでいる眼差しと相まって、何とも色っぽい表情になっている。
 これはもう色々と、人様にお見せできない姿だ。
 たかが目薬を差そうとしているだけだというのに。
「かかってこいよ!」
「……口だけは威勢がいいんだけどねぇ」
 じゃぁまずは左目からと覗きこめば、もうその時点で瞼が九割がた瞳を覆ってしまう。開けていようと必死に努力しているのか、ぷるぷると震えているのは大層可愛らしいのだが、さすがにこれでは差せない。ちょっとごめんねと断ってから瞼を指で開かせようとした。
「ぅ……」
「力入れないの」
「――――む、り」
「もうちょい我慢よ。……よし!」
「!!」
 拮抗した力が緩んで半分ほど瞳が見えた瞬間に、狙い澄まして一滴落とす。我ながら絶妙なタイミングだった点眼に、睫毛に少し弾かれてしまったが目薬は紫紺の瞳の表面をぷるりんと潤して広がった。
「痛い」
 瞼をぱちぱちしながら恨みがましい瞳を向けてくる。
 だが潤んでいるせいでどう見ても誘っているようにしか映りません。本当にご馳走様です。
「これ沁みない目薬なんだけどねぇ。痛いってのは目が傷ついてるのよ。砂漠で目を強く擦ったでしょ、ダメよ砂が入った時にそんなことしちゃぁ」
「はぁ。疲れる」
「それだけ力んでたら疲れるでしょーよ。でもまだ片方しか終わってないわよ」
「うわ。忘れてぇ……」
 心底の嘆きが含まれた呟きにレイヴンは笑いながら、もう片方の目へと目薬をかざした。


テルカリュミレースに目薬があるのか、は問わないお約束。
あの頼れる兄貴なユーリが目薬苦手だったら可愛いなぁと。
おっさんはチャンスとばかりほっぺた触りまくりですよ!

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