運命の果てまで

テイルズ(V/G/A/S-R/D)・FF・Dグレなど、ゲームやマンガに好き勝手萌える腐ログ

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | TOP↑

≫ EDIT

Damn I love you

7/6までに通販を申し込んで下さった方には返信させて頂きました。
7/5までに振込確認が出来た方には発送させて頂きました。
それ以降分につきましては今しばらくお待ちください。

続きはおバカなレイユリ。
息抜きのつもりがどうにもこうにも難産でした。
七夕なので可愛い話をと思っていたのに、どこでこうなった…。

殴り書きクオリティで許せる方だけどうぞ。


 
 顔を見たとたん逃げようとしたので、ゆさゆさと頭の上で束ねている髪を掴んでやった。
 ぼさぼさで見た目は硬そうな髪は、けれど案外指ざわりは柔らかく気持ちいい。シュヴァーンの時はさらりと髪を下ろしていたのだから、印象を変えるためにわざと乱して束ねているのだろう。
「何で逃げるんだよ、おっさん」
「痛い痛い痛いっ! 離してよ青年っ!」
「大袈裟だっての。おっさんが逃げるから悪いんだろ」
「うううっ」
 それでもまだじたばたするものだから、ぐっと髪を引っ張って寄せる。
 逃げようとして体勢の崩れていたおっさんの体は、少し引いただけで簡単に腕の中に倒れ込んできた。
 喚きながら必死に睨みつけてくる若葉色の瞳には今にも溢れんばかりの涙が浮かんでいて、情けなく歪んだ顔は年甲斐もなくみっともない。
 本当に小汚いおっさんだなぁと思いつつも、赤く潤んだ眼差しは嗜虐心と庇護欲を丁度半分ずつ混ぜたような感覚を掻き立ててきて、掴んだ髪を引っこ抜いてやりたい気持ちと、よしよしと頭を撫でてやりたい気持ちが、慌ただしく交互に現れては消えた。
「顔見ただけで逃げるたぁ、ご挨拶だな」
「だ、だって青年、乱暴なんだもん」
「はぁ? 何処が乱暴だってんだよ」
「ひぃっ! やだやだ! 引っ張んないでー!」
 半泣きの表情を浮かべるおっさんの顔を見ていると、やはりいつも通りに嗜虐心の方が強くなってきて、辛うじて支えてやっていた体を放して地面へと落としてやった。
「!!」
「なぁ、おっさん」
 後頭部を強打して呻くおっさんの上に馬乗りになると、胸倉を掴んで引き寄せて、視線を逸らそうとするおっさんを正面に捉えた。
「俺のこと好きだって言ったの、おっさんの方だろ?」
 小汚くて殴りたくて苛々させられて腹立たしい。
 それなのにどうしても近くに引き寄せたくなる。
「たぶんさ、俺もおっさんのこと好きだぜ」
 そう。この不可解な感情は、少しばかり余計な成分が多いものの、世間一般で言うところの「好き」というものと類似しているはずだ。
「た、たぶんって、どういう――」
「だからさ、これって相思相愛なんじゃねぇの? おっさん、良かったな」
 そもそも嫌いなら、見ているだけで腹立たしくなるおっさんなど殴って蹴って視界から消してしまえばいいものを、何故かいないと気になってしまうからいけない。興味がなければこんな苛立ちとも無縁でいれるのに、小汚い年を食ったおっさんは、変にこちらの興味を引くからいけないのだ。
 それもこれも全部おっさんの責任だ。だからおっさんが責任を取るべきだ。主にユーリの精神衛生面的な問題で。もちろんこのさい、おっさんの精神的かつ肉体的な損害については僅かばかりも考慮に入ってはいない。
「な、なんだか、違うくない?」
「違う違わないじゃねぇんだよ。とりあえず、」
 理屈なんかどうでもいい。
 好きになるのは理屈じゃないのだと、誰かがそんなことを言っていたような気がしないでもないではないか。だから、
「おっさん俺のこと抱いてみるか?」
「ええっ!? きゅ、急にそんなこと言われてもっ……」
 照れる姿が気持ち悪いことこの上ないが今は我慢する。
「好きってのはそう言うことなんじゃねぇのかよ。――んじゃ、俺に抱かれてみる?」
「そ、それは絶対イヤ!」
「あれも嫌、これも嫌って贅沢なおっさんだな」
「だ、だって! だって――……」
「仕方ねぇなぁ」
 それじゃぁまずはと、ぎゃぁぎゃぁ騒ぐ唇を塞いでみた。
 弓を引く指先はカサカサに乾いて硬いくせに唇に柔らかくて温かい。嫌悪は感じないどころかなかなかに心地良くて、じたばた抵抗するレイヴンの鳩尾に一発拳を叩きこんで静かにさせ、舌を侵入させてじっくりと味わうことにした。
 あぁ、これなら男でもありだな。
 ユーリに掴まれたままぐったりと力をなくしたレイヴンの姿を見下しながら、一人そう結論付ける。
「よし。取りあえず、実力行使だな」
「は……へ?! ってか、どっちの方面で?!」
「さーてね」
 わからないことは互いの体に聞けばいいのだ。
 ユーリはにやりと笑ってレイヴンを引き寄せた。


小汚ないおっさんとおバカなユーリ。
ちょっといつもと違う話が書きたかっただけなのだが、酷いクオリティのくせに難産だったorz
慣れないことはするもんじゃないなと思った。

| ヴェスペリア | TOP↑

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。