運命の果てまで

テイルズ(V/G/A/S-R/D)・FF・Dグレなど、ゲームやマンガに好き勝手萌える腐ログ

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貴方だけが見えない

コメントありがとうございます!
本当にサイトやってて良かったと思う。
皆に励まされてやれてるんだなぁって思います。
こんな管理人に皆優しいよ。

時間がないので返信は次回に。すみません!
とりあえずSSだけは投下しておきます。
今日のところはまずレイユリ!!!


 
 ギギッ、と響いた小さな音に、ユーリはゆっくりと顔を上げた。
 その音を聞いたのは何日振りだろうか。ふとそんなことを考えて、だがたどり着いた答えが正解かどうかを判断する材料すら持ち合わせておらず、唇を引き結ぶ。
 脂分を含んだ髪が頬に張り付いて気持ち悪かったが、それを厭うのも振り払うのも今更のことなので、僅かに溜息未満の呼吸を吐き出して双眸を眇めた。
 足音はゆっくりとユーリの方に近づいてくるがなかなか姿は見えず、扉はそれほど遠かっただろうかと、疑問とも不安ともいえないものが胸に滑り落ちてくる。それでも続く足音は確かに大きくなってきていて、相手が近づいてきていることだけは確かなようだった。
 ほどなくして小さな明かりが現れる。
 蝋燭一本揺れる明かりは、だがユーリの目には酷く眩しかった。
「青年。調子はどう?」
「――ンタが、それを聞くのかよ」
 絞り出した声は喉の奥に張り付いて掠れ、弱々しい響きで耳朶を叩いた。周りに反響してそれが幾重にも鼓膜をからかうものだから、腹立たしい。
 自分の姿勢を維持することすら億劫で、けれど視線を背けることはしたくなかった。
 ユーリの意地に気づいているのか、赤い蝋燭の光を反射させながら、若葉色の瞳が見た目だけは優しげに微笑む。
「お前さんのそういうところ、本当に好きだわ」
「そうかい」
「そんな素っ気ないところもね」
「愛想は物心つく前になくしちまっててな」
「本当、いいわぁ」
 壊れ物を扱うように触れてくる手と濁ったままの眼差しと不釣り合いで、ふと泣きそうな気分になったが、言葉も表情も辺りの闇の中に沈み込んでいった。
「おっさん、そんな青年が大好きよ」
「……アンタ、いったいどうすりゃ満足なんだ」
「? 満足?」
 汚れたユーリの頬を撫でる清潔なレイヴンの指の感触。その中に嫌悪はなくて、この温もりをやはり愛しいと感じてしまう自分に苦笑しながら、ユーリはゆっくりと問い掛けた。
 問いに、レイヴンは不思議そうに首を傾ける。
 まるで満足という言葉を知らぬ気に。
 もしくはユーリの言葉に多少の非難がこもっていたことを、理解できないとでもいうように。
「青年は満足じゃないの?」
「生憎と地下に鎖で繋がれて放置される趣味はないんでね」
 ジャラリと重く鈍い鎖の音が頭上で響く。
 鎖はユーリの両腕を頭上で壁に繋ぎ止めていて、動く度に耳障りな音を響かせていた。足にも同様の枷がはめられているが、こちらは長く多少自由に動ける。もっとも、それは大した慰めにはならないのだが。
 ダングレストの地下水路の奥にからさらに深くに作られた地下牢。それが今ユーリのいる場所だ。
 水路の下にあるからか中は湿気て空気が淀んでいて、しかも外の明かり一つ漏れ入ってはこなかった。扉を閉ざしてしまえば完全な暗闇で、音といえば遠くから響く微かな水音だけで、止むことのない小さな響きは余計に静けさを際立たせる。
「三日も来なかったから怒った? ごめんね。皆ユーリのこと必死に探してて、なかなか隠れてここに来れなかったのよ」
 レイヴンの言葉に、自分が声を出したのが三日ぶりだと知り、考えないようにしていた疲労が一気に押し寄せてくるような気がした。
 道理で、じっとしたままの腰も足も痛いはずだ。
 硬い石畳の上に押し付けられていれば、それだけで体力が奪われていく。
「ねぇ、青年」
「! 触んっ――」
 レイヴンの手が下半身に伸び、体を捻って逃がそうとしたが鎖と壁に阻まれて殆ど効果はなかった。
 指先がユーリの内腿から股間を撫で上げるようにして、楽しげに笑う。
「ちょっと臭うけど、乾いてるわね」
「……」
「濡れてたら風邪ひくかなって思ったんだけど、さすがに飲まず食わずなら三日もすれば出すものもないわよね」
 嘲笑の成分などはなく、本当に良かったという体で笑うレイヴンに、発しかけた言葉は無理やり飲み込んだ。
 この場には冷たい石の床と壁、鎖と枷、そしてユーリの身一つ以外は光も何もない。体の痛みや体力の消耗は耐えることは出来ても、さすがに生理現象を三日も堪えることは出来るはずもなかった。
 視線の先のレイヴンは蝋燭でユーリの体を照らしながら、怪我はしていないかと確認してくる。その様子だけを見ればユーリの知っている姿と変わらないが、目の下には疲れを刻みこんだ隈があり瞳は何処か虚ろだった。
「今日はあまり時間がないのよ。また皆と一緒にユーリを探さなきゃいけないから」
「おっさんが教えてやりゃぁ無駄骨折らずに済むのにな」
「意地悪ねぇ」
 蝋燭が床に置かれ、仄かな明かりがユーリとレイヴンを下から照らす。
 揺らめく光の中でユーリを見つめてくるレイヴンは、酷く怯えて不安そうな眼差しをしていて、鎖に繋がれたままのユーリよりも随分と不自由そうに見えた。
「何、やってんだよ……」
 思わず口を突いて出た言葉に、頼りなさげな表情を向けてきた。
 これではいったいどちらが「捕らえられ」ているのかわからない。
「青年、何処にもいかないでね……」
「この状態で何処に行けってんだよ」
「おっさんを一人にしないでよ」
「俺はここから動けねぇんだ。おっさんが来ればいいだけだろ」
「だって……もしここにいなかったら、おっさんどうしたらいいかわからないし」
 よろよろと助けを求めるようにユーリに触れてくる指先を受け入れながら、それが怖かったから閉じ込めたまま三日もここに来なかったのかとそう思ったが、今更それを非難する気はなかった。
 何より、不意打ちだったとはいえ本気で抵抗しなかったのはユーリだ。
 泥沼のように濁った光で縋りつくように抑えつけてきたあの眼差しと震えを知ってしまえば、受け入れる以外の選択肢はユーリには最初からなかった。
 碌でもない選択だと、自嘲するしかないが。
「ここにいなかったら……青年がおっさんから離れたら……」
「ずっと、アンタの側にいる。そういっただろ。言葉で信じられねぇなら――」
 手を伸ばしたかったが繋がれたままなので叶わず、仕方なしに残っている力を込めて体をレイヴンの方へとすり寄せ、動かないレイヴンの肩に顔を埋めた。
 それだけで息が上がりそうになる。
「気の済むまで確認したらいい。俺は、何があってもアンタを拒んだりしねぇ」
「嘘」
「勝手に嘘にすんなよ」
「だっておっさん、青年を犯したいのよ」
「あのなぁ……そこはちっとぐらい言い方考えろよ」
 あまりの言い方に苦笑しつつ諫めるものの、たどたどしい動きながらも乱暴に衣服を剥いでいくレイヴンの手を邪魔することはしなかった。
 下穿きごと脱がされた下半身が床に触れひやりとした冷たさを感じる。
 肌蹴た胸元を撫でる空気も冷たかったが、それよりも湿った空気の質感が地肌に重く、呼吸のたびに胸が上下に動くことすら邪魔をされているかのようだった。
「――いいの?」
「この状況でその台詞か? ってか、待つ気ねぇ――だろっ」
 首筋に噛みつくようなキスをしながら、まだ乾いたままの秘部を指先で乱暴にこじ開けようとする動きに、痛みを喉の奥で摺りつぶしながら抗議の声を上げた。
 だが思い通りにならないことに苛立つのか、硬い爪が突き立てられて力任せに締まりを割り裂いてくる。しかも焦れれ二本同時に入口を攻めたてながら、負担など考えない動きが僅かな隙間を蹂躙してきた。
 肉が引き攣る感触に必死に呼吸を整えながら力を抜くが、性急な動きの上に無理な体勢だったため上手くは行かず、鋭い痛みが走り生温かなものが臀部を伝った。
「っ――。は…ふ、ぅ――」
 裂けた部分を爪が抉るように掻き毟られ、焼けるような痛みが広がる。だが気にした様子のない指は、滑りの良くなったのを喜ぶように、ぬちゃりと音を響かせながらさらに傷口に触れてきた。ねっとりと溢れてくるものを締まりの奥へと塗り込めるようにして、奥へ奥へと侵入してくる。
 明るい場所ならばスプラッタな状況だろうなと、くらくらする思考の奥でぼんやりと自嘲した。
「青年の内側……あったかい」
「そりゃ、良かっ――う…くっ!」
 内側で指が折り曲げられ、内壁が引っ掻かれる。
 愛撫と呼ぶには労わりの欠片もない動きは、それでもレイヴンが必死にユーリに与えようとしているものであることはわかっていたので、辛うじて悲鳴になる手前で声は抑えた。
 怯えたような眼差しがすぐ目の前にある。
 覗き込んでくる瞳の中にはユーリの姿しか映っていないのに、この男は、自分にはユーリが見えないと泣きごとのようにそんな台詞を繰り返すのだ。
 まったくどうしようもないおっさんだ。
 そしてそんなおっさんが求めるままに、体を差し出すことしか出来ない自分も、救いようもなくどうしようもない人間だった。
「おっさん……」
「青年……青年青年青年。何処にも、行かないでよ――」
「何処にもいかねぇから、泣くなよ」
 はだけた胸の上をぽたりぽたりと濡らす温もりに、本当にどうしようもないなと、どちらに宛てたとも知れない呟きを洩らした。
 そして汚れたユーリの下半身にレイヴンの清潔な指が埋め込まれていくのを、悦びながら受け入れていく自分の慣らされた体にもう一つ苦笑を浮かべ、そっと思考を停止させるように瞼を下ろした。


例によってブログなのでR18部分はぼんやりと。
一度は監禁ネタってやっておかないといけませんよね!
後悔も反省もしていないが、もっと萌えを詰め込みたかったとは思っている。

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