運命の果てまで

テイルズ(V/G/A/S-R/D)・FF・Dグレなど、ゲームやマンガに好き勝手萌える腐ログ

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たぶん、

スーパーストリートファイターIVを買ってプレイしてます。
格ゲーは久しぶりで、ランクを一つ落としてもクリアがやっと。
もともとストリートファイターは苦手な格ゲーではあったけど、
ウルトラコンボが出ないのは諦めるとして、昇竜拳の出なさっぷりに吹いた。
もう対空迎撃は大パンチと大キックでいいよねwww
醍醐味は対人戦なんだろうけど、
下手な上に負けるとすぐにイラっとするからCPU相手でぺちぺちと。

いつものことなんだけど、どうも書いてる途中に何を書くつもりだったのか忘れる…。


 
 普段は猫背気味で歩く癖に、弓を引き絞る姿勢だけは妙に綺麗だと、そんなことを思ってしまった自分に小さな溜息をつきかけて――ギリギリのところで押しとどめた。
 後ろで無造作に束ねた髪が揺れて、年寄りくさくコリをほぐすように頭が左右に傾き、大きな欠伸をしながら振り返った、青磁色の瞳がユーリを捕らえる。翠に灰を混ぜたようなくすんだ色なのに、どことなく澄んでいるように感じるのは、ユーリが抱く期待なのかシュヴァーンでもあると思って見るからなのかは、断言出来なかった。
 引き絞られ過ぎて切れる寸前の弦のように、自分の中に何かが引っかかっていて、のらりと歩くレイヴンの足が地面に影を作っていくのを、ぼんやりと追いかけていた。
「どうかしたのー? 青年」
「小汚ねぇおっさんだなって見てたんだよ」
「ちょ! 酷い」
「……嘘だよ。小汚い、程度じゃねぇよな」
「ね、ねぇ、おっさん何か青年を怒らせるようなことした?」
 セクハラまがいの下らないちょっかいをかけてきたり、セクハラでは済まない夜の悪戯を仕掛けてきたり、悪戯では済まないほど調子に乗って好き勝手したり。それをカウントするのならば、怒らせるようなことをしない日など皆無と言っていい。
「その台詞が本気ならボケてるから医者に診てもらえ。冗談なら笑えねぇから俺に殴られて医者に診てもらえ」
「どっちもお医者さんの世話にならないとダメなの!?」
 まぁレイヴンの行動はいつものことでもあり、きっちり三倍返しで報復をしているから特に問題がないといえばないのだが、過剰な反応に、本当にしてやっても良いかもしれないという気分になる。
「――ねぇ、青年」
「何だよ」
「もしかして見惚れてた?」
「あー、まじで医者に診てもらいてぇらしいなぁ」
「いやーん! だって青年の視線さぁ――」
 ――すっごく色っぽかったのよ
 軽くステップを踏んで半回転し、レイヴンはユーリの前で立ち止まる。
 身長差と猫背のせいで上目遣いの視線になるのは許すとして、両手を自分の背中に回して体をくねらせ、足元を交差させる、小さな少女がしたならば可愛いであろうポーズをして見せることに、殺意手前の感情が瞬間的に湧きあがっても仕方がないところだろう。
 とにかく一発は殴ると心に決めて拳を握った。
「色っぽいとか、なんだよそれ」
「あー、青年? 取りあえず拳は止めようね?」
「よし、殴らせろ」
「だからっ! 青年それ、前後の脈絡無視してるわよっ!」
 レイヴンが慌てて制止するように、ユーリの拳を包むように両手で挟む。
 軽く掴んでいるだけのくせして力だけはあるので、振り払おうにも払えなかった。殴る蹴るならユーリの方が強いが、コツを知っているのか何なのか、絡みついてくるレイヴンの手や足は、力だけでは解けないものがある。
「ねーえ、青年」
「……なんだよ」
 急にレイヴンの瞳が近づいてきた。
 ただ単に背筋を伸ばして真っ直ぐと立っただけだったが、普段は姿勢のせいで実際よりも離れている視線が拳一つ分の距離にまで近づいたので、柔らかな青磁色に映った日の光さえ確認できた。
「おっさんのこと好き?」
「嫌いだ」
「即答ー? うーん、でもね、おっさんは青年のこと大好きなのよ」
「……それがどうかしたのかよ」
「だから、ね、」
 手が離れて、瞳が遠ざかり、また軽やかにくるりと半周回ってレイヴンは背を向けた。
「だから、おっさん頑張ってるのよ」
「はぁ?」
「青年がおっさんの弓を引く姿好きだーって思ってくれてるのも知ってるからね、手ぇ抜かないで若人に混じって頑張っちゃってるのよ」
 おっさんの健気な努力なのよと、やはり胡散臭い顔で微笑む。
 自分で宣言しておいて、いったい何処が健気だと言うのか。
「ぜーんぶ、青年の為だけに、ね」
 何がそんなに楽しいのか、軽いステップで前を歩いて行く羽織姿を目で追いながら、今度は聞かせるための苦い溜息をついた。

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