運命の果てまで

テイルズ(V/G/A/S-R/D)・FF・Dグレなど、ゲームやマンガに好き勝手萌える腐ログ

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愛してます

放置っぷりが半端なくてすみません。
細々としたことに追われて色々手が回らないっ。

えー、某所に投下したのを流用。
オフに散々ero書いたので頭をぴゅあに切り替える作業中です。


 
 ゆっくりと手を伸ばせば、いつもは邪険に振り払われる手は拒絶されることはなく、それどころか掌にすり寄るように頬を押しあてられた。
 白くきめ細やかな肌の感触が伝わってくる。
 けぶるように繊細な睫毛がふるふると揺れて、一度レイヴンを上目遣いに見つめてから、斜め下へと視線を逃がした。伏せ目がちの瞳が薄っすらとした明かりの下で、宵闇の複雑な色を浮かべている。それはいつもの青年の力強さはないものの、代わりに息を飲むほどの妖艶さを湛えていた。
 ユーリが欲しい。
 この白い肌を一つになるほど自分と重ね合わせたい。
 宝石よりも美しい瞳に自分の姿だけを映させたい。
 皮肉を紡ぐ唇に自分の名だけを呼ばせたい。
 すらりとした指先が自分を求めるように動く様が見たい。
 しなやかな体に快楽の汗が滲むのを感じたい。
 凛とした声が嬌声に変わる瞬間をこの耳で聞きたい。
「ユーリ」
「……んだよ」
「逃げないの?」
「逃げて欲しいのかよ」
「ちょっとだけ、ね。でも逃がさないけど」
 抵抗する体を捕まえて、その腕を引き寄せて、暴れる手足を自分の腕の中に閉じ込めて、窒息するほどに抱きしめて、普段のユーリのまま何もかも奪いつくしてみたいという、救いようのない欲望は自分の中で自覚していた。
 まともに何かを求めることなど、いつ以来か忘れるほどのことだから、自分の欲求を制御するのがとても難しいのだ。あと少し、もう少しこうして手を伸ばすのが遅ければ、完全に理性のたがが外れてしまって、壊しつくすまで止まらなかっただろうと思うほどに。
「いい?」
「この期に及んで聞くのかよ」
「一応、ね」
「逃がす気ねーくせに聞くなよ。ちゃんと自分で決めろよおっさん。俺に押し付けないでな」
 ユーリがいいと答えれば、これはユーリが望んだことだと言える。
 ユーリが嫌だと答えれば、仕方がなかったのだといい訳が出来る。
 そんなことを全部見通している瞳が、淡々とした言葉とは裏腹に、優しい色合いを浮かべてレイヴンを見つめていた。卑怯な予防線を張る癖がなくならないレイヴンを、その視線一つで全て許している。
 ああ、本当に、
「青年には敵わないわね」
「勝ちたかったら逃げグセ治せよ」
「そのうち、ね」
「そのうちってのはその気がねぇってのと一緒だぜ」
「うん、そうね。でも青年は許してくれるんでしょ?」
「しゃぁねぇな、今日のところはだぜ」
 笑いを含ませた唇にそっと唇を重ねて、優しく、けれど逃がさぬように抱きしめたまま、その体をソファへと押し倒した。

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