運命の果てまで

テイルズ(V/G/A/S-R/D)・FF・Dグレなど、ゲームやマンガに好き勝手萌える腐ログ

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ユリユリらぶ

ゲットしたユリユリに悶えて仕方ないここ最近。
やっぱりユリユリっていいよね!
4Pユーリの白い服エロいよね!

という訳で再燃してきたユリユリ話を投下。
ユリユリって魅惑の世界だ。


 
 額に張り付く黒髪をかき上げて、掌をぴたりと付ける。
 自分の肌と同じ色の額はじわりと汗ばんでいて、伝わってくる温度は自分のものよりも明らかに高かった。
「熱、あるな」
「なきゃ死んでるだろ」
「はいはい、俺より熱が高いな」
「洗いものしてきた手だろ」
 まったくもって素直じゃない。
 だがそれも今更のことなので、ユーリは軽い溜息をついて肩を竦めてみせた。
「それ差っ引いても熱、あんだろ。汗かいてんだし、息上がってるじゃねーか」
「別に。大したことねーって」
「つまんねーのはわかるけど、少しぐらい寝てろっての」
 ベッドの上から睨みつけてくる瞳は熱で上気していて、紫紺の瞳は生理的な涙の揺らめきの中で濡れた光を反射させていた。短く荒い息を吐き出す唇は、吐息の熱で湿って赤味を増していて妙に艶っぽい。
 そういえばレイヴンが「体調の悪い時のユーリは心臓に悪い」と散々言っていたが、その意味が今なら何となくわからなくもなかった。
 もちろんユーリにとって、ベッドで寝ているのは自分とまったく同じ顔なのだから、欲情するなどという直接的な感情は湧いてこない。そんな感情を持つのだとしたら、キュモールも驚くほどの酷いナルシスト以外の何者でもない。
「……」
「シロ、何か食いたいものあるか?」
「…………クレープ」
「言うと思ったけどな」
 逆の立場ならおそらくユーリも口にするであろう好物だった。
 だが客観的に見て、今そんなものを口にすれば勿体ないことになることは確実だ。
「我慢しろよ。リンゴジュースでも持ってきてやるよ」
「……絞りたて100%」
「贅沢だな。ま、傷んだリンゴをいっぱいもらったから、あれを絞ってきてやるよ」
「力づくで絞って、リンゴ消滅させるなよ」
「この前のこと、いつまでも言うなっての」
 絞るならめいっぱい握りつぶせばいいんじゃね?という考えを実行したところ、強過ぎて弾け飛んで欠片しか残らなかったのだ。
 その被害を一番被ったのは近くにいたおっさんでだったのは、わざわざ付け加えなくても殆どお約束のようなものだろう。ついでに、部屋の掃除も手伝わせたのだ。
「他は……お粥かなぁ、やっぱ」
「砂糖入りは勘弁しろよ」
「それ作ったの俺じゃなくてフレンだってーの。あいつの作る料理は危険だから食うなって言っただろ」
 以前ユーリが不在の時に訪ねてきたフレンが、寝起きのシロに元気が出る食事を作ってあげるという、有難迷惑以外のなにものでもないことをしてくれたのだ。
 結果は、敢えて語る必要もないだろう。
「うるせぇ。見た目も匂いも美味そうだったんだよ。……嫌な予感はしたけどな」
「まぁ美味そうだってのは同意だ。けど砂糖入りぐらいの被害で済んだんだから、お前運がいいって」
「俺……喧嘩も口もあっちの腕もお前に負ける気しねぇけど、胃袋だけは勝てる気しねぇよ」
「胃袋に関しては年季が入ってるからな。――って、あっちの腕とか、何さり気に自慢してんだよ」
「事実だろ」
 濡れた唇がにやりと笑いを作る。
 疲れた様子を浮かべているのにその表情は妙に力強くて挑戦的で、手首を掴んでくる熱で汗ばんでいる掌は別の熱を思い起こさせる気配を有していた。張り付いた肌と肌が、とくりと心臓を急かす。
「――馬鹿なこと言ってないで寝ろよ」
「俺、いいこと思いついたんだけど」
「お前のいいことは俺にとっては最悪なことだ」
「なんだ、よくわかってるじゃないか」
 そりゃ思考回路がほとんど一緒な上に、一緒に暮らし始めてもう一年以上たつ。何を言うか何をするかは言うに及ばず、何をどう考えるのかまで手に取るようにわかってしまう。あまり気づきたくないことまで全部だ。
 逆もまたしかりなのだから、本当に始末に悪い。
 掴んでくる手の力はそれほどではないものの、汗が張り付いて振りほどき難い。そもそも振り払うべきかどうかを一瞬でも考えた時点で、この勝負はシロの勝ちになっているといっても良かった。
 病人相手にそんなことを一瞬でも悩む自分が悪い。
 例えこの温度が心地良くても。
「来いよ」
「無茶……するなよ」
「お前が言うのか?」
「俺の所為かよ」
「お前が寂しそうな顔してるのが悪い」
「お前が心細そうな表情してるから悪いんだろ」
 言葉は拒否のものではもはやなくなっていて、軽く引かれた手に逆らう意志など自分には毛頭なくて、汗で少し湿り気を帯びているシーツに体を寄せた。
 熱い手が伸びてきて頬を撫で髪を梳る。
 表情は獲物を前にした獣で、けれど手つきだけは繊細な硝子細工を鑑賞する時のように柔らかく丁寧だ。
「なぁユーリ」
「なんだよ」
「俺病人だから、今日は上に乗れよ」
「そういうことを真顔で言うんじゃねぇ」
 呆れて盛大な溜息を吐きだし、ゆっくりと自分の帯に手をかけた。


ブログだからこの続きのR18部分はなしだよ!www
ユリユリくれたガリさん(笑)に感謝をこめて捧ぐぜ。

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